7-13 モンスターの大襲撃 キュクロテス
早期就業をし、執筆時間が今後取れないことを察しながらも最低限完結までは、頑張るつもりなので応援よろしくお願いします。
どうも日影です。現在キュクロテス近郊でモンスターの大襲撃を待っています。
作戦会議が終わり各自守るべき場所に飛んだ所まで遡る。
「うっは~久しぶりの戦闘だ。それに多分、初主人公だ。」
今までの焔の武勇伝を最も身近で最も多く見ていたから、いざ自分が主人公になると思うとワクワクする。
…‥‥え?なんでそんなメタい話をしてるかだって?
そりゃ私、創造神ですから。
これでも最高神なんだよ、創造主を抜けば一番偉いんだよ。地球のネタも分かるし、なんなら今ここで創造主の住所をぷぎゃっ
頭の中で色々考えていると突然前方から何かがぶつかってきた。
「いったーって鉄球?」
ぶつかった鉄球を拾い上げ見てみると何か彫られていた。
『これ以上変なことを言うとその口縫い合わせるぞby創造主』
一瞬にして背筋が凍り、寒気が私の体を襲う。
「ごめんなさい」
絶対どこかで見ている創造主に対し謝っておくと目の前の空間が歪み大量のモンスターが現れる。
.
「目測十五万以上か…」
敵の強さ個体数などを計っていると念話が飛んでくる。
『各員に通達、現在獄山脈からモンスターの一部が転移した。』
『キュクロテスの日影だ。現在モンスターの転移を確認。殲滅を開始する。』
焔からの念話を聞き流し適当に返事しながら体をほぐす。
「言葉を理解してるとは、思わないけどとりあえず死んでちょうだい♡」
指をパチンッと鳴らす。
するとモンスターの大群から蒼い火柱が立ちあがった。
「獄ゲヘナの業火」
普通のゲヘナの業火に、創造の力で地獄の亡者の怨念を追加魔法を放つ。
獄ゲヘナの業火は、粘度のある液体のように燃えたモンスターの体に纏わり、触れたものに移り、至る所から断末魔のような叫び声が聞こえる。まさに地獄絵図と言わんばかりの惨状となっていた。
「絶景、絶景。これは、もしかして楽な仕事かな?」
未だ、強いやつが動かないのを確認しながらもつぶやく。
獄ゲヘナの中心に居ながら微動だにしない。
「いい魔法ですね。」
創造神だから敵が誰か知ってるけど実際に声を聴くと少し驚く。
「まさか、魔法の頂点と呼ばれるバフォメットさんにそう言われるとは、思いませんでしたよ。」
「嘘は、おやめなさい創造神よ。汝は、私に負けるどころか傷を付ける事すらできないと考えているでしょ。」
「バレちゃったか―ごめんね」
おちゃらけて返事をすると一瞬にして私の体が氷漬けになった。
今までバフォメットを包んでいた業火は、元から存在しなかったかの如く消えていた。
「すっごーい、ここまで純度の高い魔法初めて見たよ」
所詮は、氷。少し神格を解放しただけで砕け散る。
しっかりと目視した状態でバフォメットと対峙する。
彼女は、白髪に一部黒髪が混じっており、耳の上の部分から山羊とも羊ともとれる角が生えていた。
体は、グラマーで出るところは、出て締まるところはしっかりと締まっていた。
ゲスい言い方をするなら抱き心地がよさそうだ。
「まー私も遊んでる暇ないし…死んでよ。」
一瞬の内にバフォメットの体に無数の雷の槍が刺さる。
正確には、刺さっていた。
「がっは⁈」
バフォメットは、急に体に刺さった雷の槍に驚きながら吐血する。
「どうしたの?理解出来ないって顔をして。」
「無意識を弄ったのか…いや違う‥‥なんだこれは」
口の周りに血が付きながらも睨み問いただしてくる。
「何って、純粋に結果を今にもってきたけだよ」
「それって…」
「多分考えてるので合ってるよ」
私がやったのは、バフォメットが私の放った無数の雷の槍に刺さって敗北すると言う結果を今に持ってきたという荒業だ。
これは、時魔法と焔にも秘密にしている能力の合わせ技だ。
時間逆行や未来予知は、時魔法で出来るけど結果を持ってくるには、色々めんどくさい。
「と言うわけで貴女の負けよ」
「そうみたいね。例えどんな技を使ったとしても、創造神である貴女が創った結果を今に反映されれば私に勝ち目は、無いわね」
自力で雷の槍を抜き回復しているバフォメット。
その姿は、闘争心を失っている。
「あら?意外と潔いのね。もっと「私の魔法は、最強なのよ」とか「こんなの認めない」とかいうかと思った。」
「普通ならそうしてるかもだけど、勝てないって解っている相手にそんなことしたってただの自殺じゃない。私、正直戦闘ってそこまで好きじゃないし」
さっきまでとは、ガラッと雰囲気が変わりJKや主婦のような軽い雰囲気をだしている。
「さいですか~なら私は、仲間の所にでも見学に行こうかな」
「待ってください、もう少しお話ししましょう。」
バフォメットに止められ、仕方なく創造神の力を使い焔と香蓮達の様子を見る。
香蓮達は、大丈夫そうだね。焔たちは…まあ良いか。
「仕方ない、付き合ってあげよう」
「ありがとうございます。今お茶の用意をしますね」
昼下がりのカフェにいる主婦のように楽しそうに魔法で机と椅子など茶会の準備をしている。
「では、創造神様どうぞ」
椅子を引かれ、座るように催促される。
「ありがと、後創造神じゃなくて日影って呼んでね」
「分かりました。」
バフォメットは一礼すると紅茶を淹れてくれた。
その雰囲気は、メイドの様だけど強者に怯える弱者のようにも見えた。
バフォメットの淹れてくれた紅茶を飲むとさっきまで戦っていたのがウソのようにリラックスできた。
毒を入れていることを懸念したがそんなことは無くむしろ体に良いものが配合されていた。
「最高のお茶ね」
「ありがとうございます。そのお茶は、疲労回復から睡眠導入・活力増強など複数の回復効果が混ざり合ったものです。」
二人ともこの会話以降少しの間話すことすら忘れお茶に夢中になる。
「平和だね。」
「平和ですね。」
紅茶を飲み終わらせ一息つく。
「日影様は、何か質問などありませんか?」
「そういえば、貴女24の獣だと思うけど山羊って言うと22かしら?」
「いえ、私は8の羊です。」
バフォメットは、胸元をはだけさせる。
そうすると左の上乳のところにⅧと刻まれていた。
「でもバフォメットって山羊の悪魔よね」
「はい、ですがとある世界では、角のせいで羊を山羊と同格とし同じ悪魔としていたのでそれが原因かと」
「へぇ~勉強になったわ、ありがとう」
「では、日影様、私の願いを聞いていただけないでしょうか?」
「ん?いいよ。教えてもらったし」
「なら…」
そういうとバフォメットは席を立ち私の座っている横に立つ
「えっ??何??」
無言でしかも真剣な顔で近づかれ少し怖い
「日影様、私を貴女の下僕にしてください。」
急に土下座されしかも急に下僕にしてくれと言われ、創造神の私ですら固まる。
「無理です。」
「ですよね、下僕なんてふざけてましたよね。せいどれ…」
「違う違うそうじゃない」
「どういうことですか?」
「私自身とある人の所有物だから」
バフォメットは肩を落とし意気消沈し席に戻る。
「その代わり、その私の主人に話を通してあげる。あれも私と同じかそれ以上の強さだから。」
「ありがとうございます。ではもう少しお茶会したらそのご主人様の所に向かいましょう。」
バフォメットは、空になったティーカップに紅茶を注ぎお茶会を再開した。
その頃ベルスターでは…
「行くよアステリオス」
香蓮がアステリオスに肩車をしてもらい紅い馬に乗った人を追いかけていました。
キュクロテスは無事(?)1話で終わらせることが出来ました。
誤字脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。
また感想やアイデアを常時募集中です。
ここがつまらないなどの意見も送って下さると幸いです。
次回の投稿は3/22(金)を予定しております。




