6-1 ベルスター城に向けて 準備
どうも焔です。みんなを放置して寝てます。
「俺は、寝た…よなぁ?」
寝たはずの俺は、今乳白色の世界に立っています。
立っていますといっても地面も乳白色、空も乳白色で上下前後左右の感覚も掴めない世界にいます。
「焔、このまま魔王と女王を会わせ和解させれば終わりだと思っているのか?」
乳白色の世界に色で表すことの難しい名状しがたい人?の形をした何かが現れる。
「誰か知らんが、たとえ終わったとしても俺は、まだこの世界を見てまわるぞ。」
俺の答えが面白かったのか顔であろう部分に黒い三日月が浮かぶ。
「あっはははは面白い、日影達との生活を見ていて思ったが、会って確信した、お前こそ俺を$%&してくれる存在だってな」
肝心なところだけ聞き取れなかったが多分今の俺にはまだ早い情報なのだろう。
「喜んでもらえて結構だが、色々情報をくれないか?」
「あぁすまねぇ俺の名前は最後に教えてやるがそのほかの情報を全部くれてやるよ」
名状しがたいものは、俺が口に出す前に聞きたかった色々な情報をくれた。
それは
1:ここが何処か=ここは、精神世界でありながら名状しがたい奴の領域らしい
2:今後の世界の動き=俺が退屈しない事件が起きる
3:24の獣とは=赤道十二支・黄道十二宮を象った修羅神仏達らしく。その神格を奪い合う遊戯をカルムで行っているらしい。
「んじゃ最後に俺の名は、日影 焔。この世界の創造主にしてお前からしたらラスボスとなるものだ。ってことでアデュー日影によろしく言っといてくれ」
日影焔と名乗った創造主は、名乗るだけ名乗って勝手に消えていった。それと同時に急に目が覚め始めてくる。
「くそやろーがー」
頭の中で叫んだ筈が口に出して体を起こしていた。同じベッドで寝ていた日影が心配したように起きる。
「大丈夫、焔?何があったの」
「空間固定・全侵入ロック・空間遮断・完全防音」
俺は、周りに日影しか居ない事を確認し空間結界を張る。
「日影、俺らだけの秘密だ…創造主日影 焔に精神世界で会った」
今まで、心配していた顔をしていた日影の顔が一瞬にして真面目になった。
「何を話して、何もされなかった?」
「何もされてないし変な話はしていない。」
俺は、日影と額を合わせ過去共有をする。
今まで当たり前に使っていたが過去共有は互いの額を合わせることにより過去の情報を俺の見たままの状態で相手に渡す魔法で俺が独自に創り出した魔法だ。
メリットとしては、疑似体験したので二重で記憶される事と、俺が気付かなかったことを気付く可能性があるということ、と説明を省くことができる点だ。
デメリットは、情報によってはトラウマや恐怖を植え付けてしまったり、頭の処理量によっては頭痛や廃人になってしまう可能性もあるというところだ。
「ん、確認した。気になるのは、今後の動きと自らラスボスって言ってる点だね。」
「そうだな、そうだ日影は創造主に会ったことがあるのか?」
最後に日影によろしくと創造主は言っていた…ということは、日影と創造主は、面識があることになる。
「うん、この世界に居る神は全員、創造主に作られたのそれは、地球産の神も例外なくねそして創られたモノ達は、一度創造主の前に召喚されるの」
「どういうことだ?俺は、創造主なんてものは、インド神話のブラフマーやキリストぐらいしか知らないぞ」
インド神話のブラフマーは創造神として祭られており、キリストも神の言葉ということで初めに存在したものとし、創造主と呼ばれていること位しか知らない。
「日影 焔は、カムスという惑星を作り新しい世界を創った。創造主でその神格は私と同じ「創造」で私の創造は彼の神格の一部を借りているだけ。焔の創造も彼の神格の一部だったんだけど今じゃもう新しい神格になってるね」
俺の創造も元は、日影を使役したことで得たものだから聞いた感じだと創造主の力らしいが俺の場合は、使用しすぎのせいで俺独自の神格に変化したそうだ。
「んでなんで地球産の神も日影焔が作ったことになってるんだ?」
「例えば、焔が一番初めに戦ったシヴァって居るじゃない。あれは、地球産のシヴァを元に日影焔が改造したシヴァなの。だからシヴァでありながらインドラでありゼウスでもあったの」
「そういうことかなら俺が戦ったのはシヴァであり、シヴァでない存在ってことか」
「そう言うこと。まぁ見た感じまだ創造主が動く気が無いみたいだし気にしなくてもいいと思うよ」
日影は、俺の頭を抱くと撫でてくる。凄い母性だぁ(語彙力消失)
「…ってやめい、全設定解除及び結界解除で今何時だ?」
即席でかけた結界を解除しながら時間を見るとまだ深夜の2時だった
「2時かまだ寝れるな、日影寝ようぜ」
俺は、再度横になり横に寝るように布団を叩く。日影は、何も言わず布団に入ってくる。
「お休み俺の相棒」
「お休み焔」
俺たちは、再度眠りにつく。
「ごめんね、焔」
寝る前に、日影が何か言った気がするが眠気に勝てず再度眠りの世界に落ちる。
~焔たち睡眠中~
次に目が覚めた時は、周囲が明るく、隣に寝ていたはずの日影も居ない。
「って日影は、朝飯の準備か」
遠くから焼き魚のいい香りが鼻をくすぐる。
「よーし顔洗って台所にでも行くか。」
俺は、布団から出ると一度背伸びをし寝コリをほぐしながら洗面台に向かう
「おはようさん」
顔を洗い台所に顔を出すと案の定、髪をポニーテールにしエプロンを纏った日影が鼻歌を歌いながら魚を焼いていた。
「おはよう、焔」
「今日の朝飯は、サバの味噌焼きかな」
「正解、もう少しで出来るから皆起こしてきて」
「大丈夫だ。今日は、出発日だからあいつ等ならもう少しでこっちに来るだろう」
俺は、各員の茶碗にご飯を盛りながら日影に返事する。
「おはよう焔」
「おはよう主」
「「おはようございます主様」」
「おはにょうごじゃいましゅ」
そんな話をしていると案の定俺の手下達+一人が起きてくる。
「おはようさん、もう飯出来るから席に着いとけ」
「「「「はーい」」」」
「ふぁ~い」
俺は、盛っていた茶碗を各員の場所に置きながら日影が作っているおかずを並べる。
一人だけ欠伸で返事するが無視する。
すべてのおかずが出来上がったのかエプロンを脱ぎ畳みながら席に着く。
「「「「「「頂きます。」」」」」」
必ず朝飯は、全員が集まり食べることをルールにしている。
今日のご飯は、白米にサバの味噌焼き、大根と厚揚げのお味噌汁、キュウリの浅漬けだった。
「味噌被りしてるが、味の差別化が出来ていて旨いな」
基本味かぶりがあるとだれたりマンネリ化するが日影の料理は、個々が個々として生きてることが多く料理に飽きることが無い。
「褒めてくれてありがとう、みんなが楽しく食べられるように今後も頑張るね」
日影は、頬を赤くする。日影は、今でもいい女なのにこれ以上努力したらもう神になるぞ…って日影は元から神だったわ。
「今でもいい女なんだけどな」
「うわ~またいちゃついてる」
アスが浅漬けを食べながら愚痴る
「うまい、何この料理。神か神が舞い降りたぞー」
一人、どこぞの魔王様だけは、料理を貪るように食べ続けている。
「お~すまんな日課になってるから許せ。で、本題に入ろうか」
俺が、本題というと皆の表情が変わる。それは、今まで飯を貪っていたグリードをも含めてだ。
「今日の予定は、とりあえず一回魔王城に戻り、ドッペルゲンガーを置きその後ここに戻ってきてベルスターへ向かうその際、ベルスターに入るためグリードは、道中襲われていた所を救ったって事にする。」
「なんで?普通に入ればいいじゃない」
「人間国には、門番がいて市民証やギルト証と言った身分証が必要なんだけど、お前持ってないだろ。」
俺の説明を聞いて頷くグリード
「なら今発行すればいいじゃん主様」
「そうですね兄様、私たちは、一応ここの領主ですもの」
ヘングレ曰くここは、領主が住む豪邸らしく階級の贈呈や市民証の発行と言った道具が一式揃っているらしい。
「ナイス、ヘングレなら魔王城↓ここに戻って市民証の発行↓ベルスターに向かう感じでよろしく」
「了解」
それだけ話すとまた和気藹々と飯を食べる。
食べている途中アスと香蓮が新しい技がなんちゃらと言ってたから今後が楽しみだ。
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