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2-3-1 コンボ型戦闘法・座学編

何時になったら本格的にダンジョン攻略をするんだこいつ等

 どうも焔です。現在ブラッドメタルという武器を片手に日影とダンジョン攻略に乗り込んだところです。


 階段を下りた先は宮殿でした。

 何を言ってるか分からないと思うが俺も分からない、さっきまで土壁の階段を下りていたはずなのにいつの間にか宮殿の中にいた。何を言ってるか分からないが俺も何が起きたかわからねぇ


「ワープさせられたね」


 日影がさらっとネタばらしをした。


「ここからが本番ってことですかねぇ」


 ネタが潰され不服だがいつまでも引きずるわけには行かないため切り替える。


「じゃあ行きますか」


 俺はブラッドメタルを拳銃に変えダンジョン内を進む

 ブラッドメタルの凄いところは分解できるため今は両手に拳銃を持っている状態だ。いわゆる二丁拳銃というやつだ。

 マップを発動すると自分たちのいるみちの先に2つの赤い点があった。


「日影この道の先2体の敵確認したから肩慣らしのために倒したいと思うけどどう?」

「いいんじゃない即ボス系と戦うよりブラッドメタルに慣れておいた方がいいと思うしゆっくりまったり行こう」


 今後の方針が決まったため早速マップ上の赤い点の位置まで移動する。


 ~移動中~


 マップを見ながら進むと目の前にビッグマウス*2が現れた。

 ビックマウスとは上層で出てきたスモールマウスの上位種で図体が大きくなりまたステータスも数段と高くなっている。


「見た感じ上層の上位種が出てくるのか本格的に名の魔物が出てくるのかわからんが腕試しにはちょうどいいか」


 ビックマウスはこちらを見つけたのか前歯を出しながら威嚇してくる。

 俺は二丁拳銃を構え相手の出方を窺う

 数秒にらみ合っているとビックマウスが一列に並び突進してくる


「クソ地味に頭いいじゃねぇか最高」


 俺は右手の拳銃を撃ちながら横に避ける。

 先頭のビックマウスは打ち出された魔力の塊を避けられず脳天をぶち抜かれて倒れるが後ろのビックマウスは避けた俺のほうにルートを修正しながら突進してくる。

 避けられないと理解し防御魔法のガードを発動する。

 ぶつかる寸前に俺の前に薄い膜のようなものが形成され衝撃を吸入するが所詮はlv1の魔法、ダンジョン下層の敵の攻撃を耐えられるだけの耐久値がなようですぐに割れビックマウスにぶつかり後ろに飛ばされる


「いってえけどその程度かならいいや死ねよ」


 飛ばされながら幻影術の影槍を使い空中にいるため拡大した影が槍となりビックマウスを貫く


「ふぅこんなものかでもやっぱりシヴァと戦った時の様には行かんな」


 戦闘が終わり今回の反省を振り返る。

 肩慣らしもあるため少し手抜きで戦ったが一発でも攻撃を食らったのは落第点だと思った。


「まぁあの時のステータスの0.001%しかないのにこのぐらい動ければいい方だと思うよ」

「いや香蓮ならもっと効率よく動くと思う。なら俺はその上をいき続けなければならないんだ。」


「そうか。ならもっとそのステータスに慣れることだね後は魔力とHPの量が多いんだからそこら辺を活用することだね。後はブラッドメタルの変形ラグの無さを活用したコンボ型の戦闘方法はどう??」


 日影のアドバイスに興味を持つものが有った。


「コンボ型の戦闘方法って何??」

「じゃあシヴァみたいに指導してあげるよ今のうちに防御力上げておいてね」


 日影が言い終わるかどうかのときには日影の手には俺の持っているブラッドメタルと同じ鉱物が握られていた。

 俺は危機を感じ魔法物理に強いマルチガードと相手と自分の距離を疑似的に遠くする空間の鎧をかける


「コンボ型の戦闘法ってね例えばこういうこと」


 日影は話しながら俺に緊迫しブラッドメタルを変形させたナイフを振りかざしてくる

 普通なら斬られるはずのナイフの道筋は俺に届くことなく空を切る


「へぇ私との物質的な距離は変えず概念的距離を遠くしたのね」


 空間の鎧は相手との物理的な距離を変えずに概念的距離を危険のない位置まで自動的に伸ばす魔法。

 簡単に言うと手の届くところに居るのに実際には1km先に居るのと同じだ。

 注意点として自足時間が限りなく短いことと後ろからの攻撃や不意打ちなどには反応できないところだ。


「ま、私には関係ないけど」

「えっ」


 日影の言葉が後ろから聞こえると思ったら後頭部を捕まれ上に投げられた。


「まじかぐぇ」

「焔まだ終わってないよ」


 俺が愚痴っている途中で日影のかかと落としをくらい地面に激突する。

 彼奴どんなステータスしてんだよ普通打ち上げられたモノより早く動くとかどっかの野菜人かよ


「焔、早く起きて空間の鎧もとける頃だし、本格的に教えてあげる」


 地面でのびている俺の頭を掴み立たせる。


「そうだ、焔ってMU○ENってゲーム知ってる??」

「永久コンボや10割技の格ゲーだろ。知ってるがそれがどうした?」


 MU○ENとは元は格ゲーのゲームエンジンだが動画サイトで永久コンボや10割攻撃などを多発する格ゲーとして人気があるゲームだ。 俺も日本にいた時はよく見ていたからな。因みに好きだったキャラはHI○E・ブロ○トとかのネタキャラが好きだった


「今回教える戦い方はそんな感じだよ。相手が動けないようなコンボをする感じ。だけど焔の武器はMU○ENキャラと違って固定の形を持たないから攻撃パターンは追随を許さないけど。」

「あぁ、例えばだがレ○の動きで七○のナイフ捌きやお兄ちゃんは死なせない娘の鎌を扱う感じね」

「そうそう。後は魔法使えるから時止めメイドみたいな動きもできるね。」


 実際簡単に言っているがいざ実践でやれと言われたら辛いだろう。まあ日影の事だしどうせ「実戦だと辛いと思ってると思うけど実戦でやってみれば意外とできるからやってみよ」とか言って実践するんだろうな…めんどくせぇ。

 うわ~日影の奴今一瞬ニヤニヤしやがった。


「よし、実戦だと辛いと思ってると思うけど実戦でやってみれば意外とできるからやってみよ」

「お前心読んだだろ」

「うん読んだ。なんか言ってほしそうだったから」


 はぁそういうセリフ言うならもっとエロいセリフ言ってほしいぜ。


「焔のエッチ」

「心を読むほうが悪い」

「むぅ~まあいいやじゃあリアルMU○ENしよっか」


 日影が言い終わると同時に世界が変わる。

 多分転移か結界的なモノなのだろう


「ここは私の領域、私が好きなように概念を組み替えられる私だけの世界だよ焔。」

「へぇ神なら誰でも持ってるのか??」

「いいや神でも作れないやつも居れば人で作るやつも居るよ。多分焔なら簡単に作れると思うよ。まあ今回は戦い方を教えるのであって領域作りを教える訳ではないからまた今度、教えてあげるよ」


 日影は説明しながらもナイフ形に変形させたブラッドメタルを弄んでいる。


「今回私の領域に連れてきた理由は死んでも復活させられるからです。わーパチパチパチ」

「は??」

「だがら死んでも復活できるんだって、正確には魂だけを私の世界に連れてきたから死ぬ可能性が無いだけだけど」

「わかりやすくして」

「物わかりの悪い男は嫌われるよ、でも専門外の事を知らないからって責めるのもお門違いか。それじゃあ戦闘前に少し座学でもしますか」


 日影が手を叩くとまた景色が変わり今度は黒板が前にあり机の並んでいる教室に変わる


「ここは…はんなり高校??」

「半分正解ここははんなり高校の教室を模写して作っただけで実際はさっきの場所から一歩も動いてないよ。では授業を始めるので席についてください」


 俺は日影の言葉に従い教卓の前の席に着く


「ではまずはじめに人の体について説明します。人を構成するのは肉体と魂の2つがあります。まあここら辺は聞いたことがあると思うけど」


 日影の問いに頷いて答える。


「では肉体と魂の役割って知ってる??」


 本当に授業のようにやるみたいで問題形式で進めるみたいだ。


「純粋に記憶装置と器じゃ無いのか」


 これはとある本に書いてあったのだが魂が記憶、記録したパターンから現状に最適な行動を見つけだし肉体を動かすという考えだ。今では魂ではなく脳がその役割を担っているといわれている。


「正解だよ焔。では次の問題です。魂の状態で習ったものが肉体に戻った後どうなる??」

「普通に覚えているんじゃないのかただしそれが人の魂が人の体に戻った場合だけど」


 普通に考えて魂の状態で記録、記憶したものが肉体に戻った時初期化されたらたまったものではない。例えるなら外付けのHDDやUSBにデータを入れてPCに差した途端データが吹き飛ぶのと同じだ。だがPC専用のHDDやUSBをゲーム機に差した場合データが吹き飛んでも仕方ないことだ


「これまた正解。基本的に人の魂の場合人の肉体に戻ったときは問題ないんだけど、例えば犬や猫に魂が移っちゃうと記憶などはあるけど体が動かせないとかが起きるの。」


 自分の考えているのとあっていて少し安心する反面恐怖した。なぜなら魂だけ動かせるということは他の生物に魂を移動させることが出来るからだ。


「焔、今私なら魂を自由に移動できると思ったでしょ。出来る出来ないで言えば出来るけど私は、その人の為になる又はその人の願い以外で魂に何かしないよ。だって小さなことでもその人を狂わせてしまうかもしれないから」


 日影は少し悲しいような寂しいような顔を見せる。


「すまん俺こそ浅はかな考えをしていた」

「暗い空気は嫌いだから次の問題行くよ。じゃあ人はどうすれば死ぬと思う」


「今までの話だと、魂の消滅だと思うが多分肉体に何かしらの不備が起きても死ぬんじゃないか例えばだが水風船を針で割るみたいに」


「正解魂が消滅すると肉体だけが残るの‥簡単に言うと肉でできた人形ってところかなこっちはそんなに一般的に認知されていない死に方だねで、もう一つが肉体の重度の破損ねこっちはよくある死に方だね。例えばさっき焔が言ったように水風船の風船部分が肉体で風船の中に入れた水が魂だね。魂が拡大化すると体が耐え切れなくて破裂するし銃や剣でけがをするとそこから魂が抜けだし死んでしまうの。」


「へぇ~じゃあこの世界で死んでも復活できる理由は魂だけをこっちに持ってきたってことはこの体が魂の記録の中から取り出した俺の体でこの体自体が不死かまたは欠損してもすぐに修復されるからか??」


 今までの問題から一つの結論を導き出す。


「正解だよ。この世界ではその人の魂の記録にある一番新しい体を用いて訓練するから死なないし肉体に戻っても身につくってこと」

「ほぉ面白いじゃあこの世界でMU○ENばりの戦いスタイルを身に着けるってわけか…今思ったんだが今の体が魂なら肉体はどうなってるんだ?」


 今まで魂の事の話をしていたため忘れていたがさっきの話だと俺の肉体は現在進行形で肉人形とかしている筈だ。


「それは安心してはず初めに時間の流れ的な問題ね。この世界は精○と○の部屋みたいな時間の流れをしてるから問題ないよ。もう一つが私の分身が守ってるってところかな性能は私とほぼ変わらないよ」


 今まで日影の強さを知らなかったけどさっきの少しの攻防(一方的にボコられた)で分かったことは、俺が本気で挑んでも日影に人たち入れられれば御の字ぐらいの強さを日影が持っていることだ。


「それなら安心だな。じゃあ次は実戦か??」

「正解」


 その声とともに世界がまた変わった。

誤字脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。

また感想やアイデアを常時募集中です。

ここがつまらないなどの意見も送って下さると幸いです。

次回の投稿は12/8(金)を予定しております。

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