冒険者ギルド
読んで頂きありがとうございます。
中へ入ると酒や煙草、汗など色々な匂いが鼻を突き抜けた。
これは、、慣れないかもしれないな、、
入って正面に 【受付】と書かれたカウンターが四つあり左側には酒場がある。右には大きなボードが置かれており人が群がっている。
「先ずは受付に行き、登録を致しましょう」
「そ、そうだね」
人が何故か並んでいない、受付があったのでそこへ行く。
すると酒場の方から(あ、あいつらジンさんの受付にいきやがったぞ!?)(無茶振りさせられるぞ!)
などなど聞こえてきたので急いで引き返そうと振り向くと
「お"い"、空いてるぞ?」
っと太くて低い声がした。振り向きたくないが、確認すると
ボサボサの茶髪で髭はだらしなく伸びている30代ぐらいのおじさんがこっちを睨んでいた、、
「あ、はい」
行きたくはないのだけど仕方なく近づいていく。
「で?今日は何をしに?依頼か?それとも登録か?」
「えっと、登録でお願いします」
「はぁん?お前さんが冒険者になるのか?やめときな。坊ちゃんには似合わねーよ」
彼がそう言った瞬間後ろの二人から殺気が溢れてきた、、
僕は手をあげて「大丈夫だから」と言った。
「おぉ!怖い怖い、後ろの二人は護衛さんかっまぁいい。銀貨5枚と血を一滴よこしな」
五万!?高くない!?
カーティルさんが堪らず口を出した。
「登録に銀貨5枚必要など聞いたことありませんが?」
「はんっ俺の酒代に少し頂くだけさっ金はあるんだろ?ちょっとぐらいいーじゃねーか」
その言葉にリッターさんも我慢が出来なかった。
『あんたじゃ話にならないな。シルヴァ様となりに並び直しましょう』
「あ、うん。分かったよ」
そう言ってカウンターを離れようとすると
「わ、わかったよ!ちくしょーが。今月一人も受付してないからな。そろそろ首にされちまう。
銀貨一枚と血を一滴で良い。無ければ貸すことも出来るがお前らははらえるだろう」
リッターさんに軽く目線を送ると頷いたので
銀貨一枚 一万ラカスを彼に渡した。
「おう。俺の名前はジン、元A級で魂位は7だ宜しくな坊ちゃん笑 冒険者の説明は、面倒だから省く。
そして、お前には俺が指示した依頼を受けてもらう」
そこは面倒でも話して欲しいんだけどな!
ってAランクで魂位7ってめちゃめちゃ強いな!?
そんな人がなんで受付なんてしてるのだろう?
「疑問に答えてやる、足をやって引退したんだよっ。
で?分かったか?」
片足をあげてそう言った。そこには足ではなく棒があった。
義足だろうか、、
顔にまた出ていたのかな?気をつけないと、、
「わ、分かりました」
「良いだろう。この書類を書いてサインしろ」
出された書類には【種族】【年齢】【性別】【職業】【魂位】を書く欄があり職業以外そのまま書いた。
「まだ2かよっ。まあ良い。まずはゴブリン百体倒してこい。このギルドカードに倒した数はカウントされるからな。期限は3日だ。この場所に集落があると報告があったから行ってこい」
そう言って、クレジットカード程のカードと手書きの地図を渡してきた。
え?3日で百体?無理でしょ!無茶振りでしょ!
それに、地図が下手すぎるよ!
『何をふざけた事を言っている!』
「まぁまぁ、そう怒んなよ。あんたら二人が手伝えば余裕だろ?こっちも今高ランクが出払っていて困ってんだよ。
報酬は金貨一枚でどうだ?」
金貨一枚!?百万円!?
『安すぎる。集落が形成されているのならば上位種もいるはずだ』
「はぁ〜しょうがねー。金貨二枚だ」
に、二百万!?
『我らが倒しても構わないという事でいいな?』
「背に腹は変えられないからな。領主に借りを作りたくねーし。ただ、3日で坊ちゃんが百体倒さなければ資格を剥奪させてもらう。俺はお遊びで冒険者をやろーってやつが嫌いでね?苦労もしたことのない様なガキもな」
確かに僕の冒険者になりたいって気持ちは遊びかもしれないけど、苦労もしたことのないっか、、
「今すぐに訂正しろ。シルヴァ様の事も知らないくせに!」
あぁ、、カーティルさんがナイフを出してしまった、、
「知らねーなぁ。俺はどっちでも良いぜ?やるのかやらないのかは好きにしな」
「ッ!シルヴァ様!行きましょう!」
カーティルさんが僕の手を引いてギルドをでた。
「シルヴァ様、彼奴を暗殺する許可を下さい」
あ、暗殺するの!?
「いや、しなくていいよ?」
「シルヴァ様を侮辱した罪、万死に値します!」
いやいや、
『カーティル、落ち着け。シルヴァ様が困っていらっしゃる』
「も、申し訳ありません。取り乱してしまいました、、」
思考はちょっと怖いけど、、
「全然大丈夫だよ。僕を思って怒ってくれてありがとう」
カーティルさんのおかげで僕の心は軽くなったから。
「ありがたき幸せ、、」
『妹が申し訳ありません。それで依頼はどういたしますか?無視する事も可能ですが?』
リッターさんはちょくちょく僕を見定めている気がするんだよね。やれるかは自信ないけど僕はお金が欲しい!
だからやる!
お金を貰ってばかりは嫌だし、不安だ。
「やれるだけやろうと思う。二人にも手伝って欲しい」
「『はっ!』」
「"ぐぅ〜"」
ッ!、、お腹が鳴ってしまった、、なんでこのタイミングなんだ、、しまらないじゃないか、、
『では、私は情報を集めてきますので昼食にしていてください』
リッターさんはお腹の音には触れずに行ってしまった。
カーティルさんを見ると、ニッコリしていて
「シルヴァ様、あの串焼きは美味しいと評判です!」
なんか、テンション高いね、、僕は恥ずかしいよ。
ただ、買って貰った【ボアの串焼き】は絶品だった
肉と肉の間にネギみたいな野菜が入っていて良質な脂と上手くマッチして気付いたら5本も食べていた、、
僕は、カーティルさん達とは違うはずなのに、、トリップしていたのか、、?
ちなみにボアと言うのは、魔物の一種で普通の豚の3倍はでかく足が六本あるらしい。豚足、、、ジュルリッ
いろいろな物を食べ歩きしているとリッターさんが帰ってきた。
『お待たせ致しました。ゴブリンの集落の場所は確認出来ました。夜襲が一番安全に処理できると思いますが、どう致しますか?』
今は15時ぐらいかな?3日しかないから早めに行きたいしね
「じゃあ、今夜にしよう」 「『はっ!』」
『では、宿を取り少し休みましょう』
ゴブリンの集落は、西側の門から少し行った森の中にあるらしく近い方が動きやすいと言う事で高級な宿を取ることになってしまった、、、一泊一人銀貨2枚、、、
ゴ、ゴブリンを倒せば金貨二枚、、ゴブリンを倒せば二百万、、ゴブリンたおす!!
部屋の中に入ると広く豪華な装飾がされていて、ベットがあった。あまりにもふかふかそうで見ていると
「シルヴァ様、少し横になられてください。出発は20時程になりますのでまた、お声がけ致します」
お腹が一杯だからか眠いのでお言葉に甘えて横になると
すぐに意識が、、zzz
ありがとうございました。




