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21.この素晴らしき悪女に祝福を

第2章完結です! でわでわエピローグをどうぞ!




「は!? どういうことだ、これは……」


 夕刻。

 治癒魔術による処置を終えてベッド眠っていた国王グレゴリオを物理的に叩き起こして、クレアは一枚の紙を見せていた。


 侵略行為等を受けた際の相互協力を含む、ロシュヴァーン帝国とリンドオール王国の和睦条約。

 皇帝印の押されたそれには、すでに『ウィンディア・リンドオール』の名前で署名が書かれている。正式にはグレゴリオが玉座を降りていないにもかかわらずだ。


「驚いたような顔をして、いかがされましたか? これ以上ない落としどころだと思ったのですが……不満ですか? 不満なのですね? よろしい、ならば戦争(クリーク)です! 和睦の提案が先方に無碍にされた旨を皇帝陛下にお伝えし、他国に奪われる前に植民地化するよう進言を……」

「待て! 待て待て、そういう意味ではないっ!!」

「チッ……あら、どういう意味でしょうか?」

「舌打ち!? いやいや、我が国にとって好条件すぎるではないか!! 儂は皇后と皇女を誘拐したのだぞ!?」


 好条件すぎるという割に、この国王様はテンパって正常に頭脳を働かせることができていないようである。この条件をふいにしてしまうことこそ、あってはならないというのに。


 そもそも不満に感じているのはクレアの方である。

 せっかくこのクソ国王を、笑顔で国外追放できると思っていたのに……


「その皇后(はは)王女(いもうと)が、そう言っているんですよ」


 そう落ち着いた声色で言ったのは、クレア以上に怒りを感じているはずの第一皇子――ウィンセント・ロシュヴァーンだった。

 にこやかに笑っているくせに、左手は鞘に添えたまま、額に青筋を浮かべている。


「グレゴリオ前王陛下。帝国第一皇子ヴィンセントです。国民のために母と妹を攫った際、床に額を着けて二人に謝られたとお聞きしています。ただ一心に国民を守ろうとする姿勢に、母と妹は感銘を受けたそうです。窮屈な思いこそすれ、解放されるその日まで、二人は陛下のことを恨んだことは無かったと言っています」

「そ、そんなはずは……」

「ですが事実です。怒りに我を失う皇帝陛下を、母は必死に宥めていましたよ」


 そう。グレゴリオは本当に、国を守りたいだけだった。

 非道な方法をとっていたのも、必要だから行っていたことなのだ。

 だから……


「わたしも驚きましたわ。民衆の前(バルコニー)で言った口からの出まかせが、殆ど真実だったことには」


「は? 出まかせ……?」

「ウィンディア様が国を治めるにあたり、王家の信頼回復は必須ですもの。目に余る愚行の数々を適当な理由で正当化し、心揺さぶる裏設定をでっちあげて、仰々しく話しただけですわ。そもそも色々と調べるだけの時間も気力も興味も責任も、わたしにはありませんでしたから」

「クレア、君今さらっと興味無かったって言ったよね?」


「えっ、あれって嘘だったの?」

 唖然とした表情をするのは、たった今部屋に入ってきたばかりのウィンディアだった。

「クレアがあまりに堂々と言うものだから、信じてしまったわよ」


「結果的には嘘ではありませんでしたわ、ウィンディア陛下。あのあと前王妃様から話を聞かせていただいて、思わず唖然としてしまいましたもの。しかもまさか、餓死者数は五分の一だなんて……クソッ、蜂蜜を塗りたくった状態で縛って魔獣の出る森に国外追放する予定でしたのに!!」

「クレア、わたしの感動を返して」

「しかもそのあと延々、このクソ前王との惚気話を聞かされて……テメェらの長男もう二十二歳だろ何時までラブラブしてんだよガチで興味ねぇよ!!って叫びだすのを堪えるので必死でしたわ!!」

「あー……ご愁傷様。それはさすがに同情するわ」


 見るとグレゴリオは「妻が迷惑をかけたな……」と言いながら頬を赤くしている。年甲斐も無くはしゃぎやがって!!


「で、儂は国外追放か? それだけの罪は犯した自覚はある」

「その件は、あなたが王位を退いたことで既にチャラになってますわ。ほら、念書。今の国王はウィンディア陛下です」

「何故既に儂が玉座を降りたことに………………おい」

「グレゴリオ陛下が調印している幻影を、戴冠式で多くの民衆や貴族達が目撃しています。やはりドラク様の能力は優秀ですわね」

「一国の玉璽を勝手に持ち出して何してくれとんじゃ、小娘ぇぇぇぇっ!!」


 額に青筋を浮かべて叫ぶグレゴリオを、「傷が開いてしまいますわよ、ふふっ」とベッドに押し戻すクレア。宥めるように元国王の頭を右手でポンポンと軽く叩きながら、左手で剣の鞘を握ると、さすがのグレゴリオも反撃することはできないようだった。


「仕方の無いことではないですか?」

 そう言ったのはウィンセントだった。

「誘拐の件の落とし前は必要。今日中に和睦条約を結ばないと他国の侵攻を防げない。我が国は魔術大国(リンドオール)の技術を独占したい。

 何より……()()()()()()()()()()()皇后(はは)王女(いもうと)が前王陛下のことを恨んでいなかったとは言いましたが、本国に帰って、あなたが皇帝陛下(ちちうえ)を暗殺しようとしたと知ってブチ切れていまして。ですから、国外追放などでは生ぬるいと言っているのです」

「なっ……」

 うわぁ……こいつ、散々上げてから叩き落としやがった。

「元々、外交は皇后(はは)の得意分野です。『正々堂々、正規の手段で骨までしゃぶりつくしてやるから覚悟しておけ』と、そう言伝を預かっております」


 ですから相談役として今後も王宮に残ってくださいと、口調だけは優しいままに眼力で威圧し続けながら、退路を塞ぎ、チェックメイトを掛けるヴィンセント。

 それを見てクレアは思う。皇子殿下(ヴィンセント)は今すぐに玉座を引き継いたとしても、ドルムンド(我が国の愚王陛下)より良い仕事をするのではないだろうかと。


「ヴィンセント殿。それでは我が国は、依然として帝国から睨まれているということだろうか?」

 ウィンディア陛下が、ヴィンセント皇子へ問う。

「いえ、陛下。帝国はウィンディア陛下と良好な関係を作っていければと思っております。財政や国政には影響のないところで、グレゴリオ前王陛下のみに嫌がらせを行うとのことです。母は嬉々として、今からノートにアイデアを纏めていましたよ」

「そうか。それならば安心だな」

「安心するでないっ! 少しは儂の心配も……」

「お父様はもっと反省してくださいませ!!」


 はぁ……と、玉座について僅か二時間で疲労の濃い溜息を吐くウィンディア。

 まぁ怒涛の一日ではあっただろうし、このあとにまだ姉の尻拭いが残っていると思えば、溜息もでるというものだろう。


「ヴィンセント殿、後ほど我が姉(アクエリア)が独断で開戦した戦争の戦後処理を……」

「あーっ、やっと見つけましたっ!!  ク・レ・ア・さーーーーーーんっ!!」

「どぶふぇっ!!」

「……相談したくて、その……プリメラ?」

「ふぇ?」


 ふんわりとしたブロンドヘアを風に靡かせながら、医務室のド真ん中を駆け抜けてクレアにスピアータックルをかまし、抱きついたままベッドをひとつ飛び越して隣のベッドへクレアごとダイブした小柄な少女の名は、プリメラ・リンドオール。

 父親から見放され、家族にも冷遇されて育った、悲劇の王女殿下である。


(ホント、こいつに同情するの辞めようかな……)

 そう本気で悩むクレアの腹の上で、プリメラがふと隣にいるもう一人の少女の存在に気付く。


「もしかして……まぁっ! ウィンディアお姉さまぁぁぁぁっ!!」

「きゃぁっ!」

「ウィンディアお姉様ウィンディアお姉様ウィンディアお姉様ぁぁぁぁっ!! 七年前のパーティ以来ですね、お久しぶりですぅぅぅぅぅぅっ!!」


 翡翠色の瞳を輝かせて、再びベッドひとつ分を飛び越えて、プリメラはウィンディアへと飛びついていく。それをウィンディアが辛うじて受け止めることができたのも、同じ血筋の成せる業なのだろう。


「お姉様お姉様お姉様ぁ、国王就任おめでとうございますぅっ!!」

「あ、ありがとうプリメラ。でも今は戦後処理の話をしているところでね……」

「戦後処理? ああ……たぶんそれ、要らないと思いますよ?」


 きょとんとしたプリメラと、目を丸くして首を傾げるウィンディア。ついでにヴィンセントも後ろで頷いていたりする。


「アクエリアお姉様が国境付近で開戦の宣言をしていましたけど、兵士のみなさんには思い留まっていただきました。矢の一本、魔術の一発だって、国境を越えていません。アクエリアお姉様を懲らしめたわたしも一応、国籍はリンドオールですから」


「ただの内乱として処理されるのがよろしいかと」

 プリメラの言葉を引き継いで、ヴィンセントが言う。

帝国側(こちら)としてはそれで異存はありません」


 グレゴリオとウィンディアが唖然とした顔をしている。

 それもそのはずで、事前に聞かされてたときに、クレアもその戦果には驚いた。最高レベルの魔術師だとは思っていたが、まさか三千人からなる魔術師団を完封するなんて、クレアの想像を遥かに越えていたのだから。

「アクエリア殿下の処遇も、そちらにお任せしようと、そう俺は思っていたのですが……その……」


 クレアがポンポンと手を叩くと、一つの足音。そして事情を知るヴィンセント以外の全員が、医務室の入口を見て唖然とした顔をする。


「こ……この度、プリメラの……プリメラ様の侍女をする……じゃなくて、させていただく……アクエリアです。よろしくおね、がいします……」


「………………」

「………………」

「………………」

「………………」


 高慢で傲慢だった第一王女が、侍女服に身を(やつ)してそこにいた。

 今にも泣きだしそうな顔で指を奮えさせ、「せめて何か言いやがれよ」と小声を漏らしていたりする。


「おい……あれは何だ?」

 グレゴリオが、羞恥に顔を真っ赤にした長女を指差して尋ねる。


「アクエリア殿下と(すこ)ぉーしだけお話したんです。独断に軍隊を動かした挙句の開戦未遂なんてちょっと御茶目の域を過ぎてしまいましたから、『国外追放か死ぬまで投獄か……極刑もあるかもしれませんね』って。

 ですがもし、プリメラ殿下が開戦を阻止した褒美として彼女の身柄を欲しがるのであれば、それも面白……ありかなと思いまして」


「おいクソ女っ、今本音が漏れただろ!?」

「あら? まさか文句がおありなのですか、殿下」

「テメェしかも、よりにもよってプリメラだと!? っざけんな!!」

「うっさわいわね。媚び売れって言ってんのよ、絞め殺すぞ負け犬が」

「ひぃっ!! 調子乗ってましたすみませんごめんなさぃ……」

「というわけでプリメラ殿下。この駄犬も心を入れ替えて、プリメラ様とも今後は仲良くしたいと仰いってます。いかがですか?」

「クレア、絶対に遊んでるでしょ……」

「ヴィセント殿下、外野はしばし黙っていてくださいませ」

「外野っ!? 俺は今回の外交の……プリメラ?」


 ヴィンセントがふと、プリメラの様子がおかしいことに気付く。

 プリメラはしばし考えたのち、


「侍女にすれば、アクエリアお姉様と仲良くなれるのですか?」


 初めて友達ができたときのウィンディアと同じ顔で、そう言った。

 そしてクレアは自分の失敗を悟る。『さすがにいらないです』とプリメラが断ることを期待していたのだが……これ駄目だ、本気(ガチ)の目だ。


「ウィンディアお姉様っ!! もし本当に頂けるのなら、アクエリアお姉様をわたしの侍女にほしいですっ!! あのアクエリアお姉様がわたしに笑顔を向けてくれたり、わたしの身支度を整えてくれたり、買い物の時に荷物を持ってくれたり、わたしの靴を磨いてくれたりするなんて……ふふっ、本当に本当に素敵なことだと思うのです!」


「プリメラ、てんめぇぇぇぇぇぇっ!!」

 怒りを顕わにしたアクエリアがプリメラを睨むが……


(違うから!! あれ素だから!! 本当に喜んでいるだけだからっ!!)


 どうして気付かなかったとクレアは悔やむ。

 四歳で父親に見捨てられ、兄姉達とほとんど会わせてもらえず、侍女達からも冷たい扱いを受けてきた少女がプリメラだ。実の姉が心を入れ替えて仲よくしようとしているなんて言ったら、喜ぶに決まっているじゃないのよ!!


 ああもうっ!! アクエリアをからかうつもりで吐いた一言に、今更ながらクレアは罪悪感を覚える。

 慌ててクレアはアクエリアの傍に行き屈む。


「アクエリア。あんた、やっぱり本気で侍女やりなさい(小声)」

「あぁ!? なんであたしがそんなこと……おい今『やっぱり本気で』とか言ったか!?」

「声が大きいわよ!!(小声) 断頭台で首チョンパされたり、地下牢の隅っこでデロデロに腐ったネチョネチョの雑巾みたいな人生を送るよりは、愛玩動物に徹した方が百倍マシでしょ!? 選択肢は無いわよ!?(小声)」

「こンの性悪令嬢!! テメェどこまで本気なのか分からねぇよ!!(小声)」

「いいから黙って言うことを聞きなさい。うっかり手元が意図的に狂って、このナイフが喉に刺さってしまうかもしれないじゃない(小声)」

「いつの間にナイフが!?(小声) ってか『意図的』って、殺す気満々……すみませんやりますやらせていただきます。ってかその笑顔やめて、マジで怖いから!!(小声)」


 クレアが襟首を持ち上げると、アクエリアが「にゃぁ」と鳴く。

 ウィンディアが快諾したこともあり、プリメラはアクエリアを帝国までお持ち帰りすることになった。大喜びするプリメラの笑顔がクレアには眩しすぎた。


「それにしても、これから大変ですわね。ウィンディア様」

 クレアのせいで国王にならざるを得なくなったことは棚に上げ、クレアはウィンディアに言う。

「これから、この国はどうされるおつもりですか?」


「当面はクレアと一緒に立てた計画を続けていくわ」

 そう答えたウィンディアは、誇らしげな表情をしていた。

「農民の税額の割り出しは既に終わっているから、あとは新硬貨との交換ね。貨幣価値が半分まで下がるから、実質の納税額も半分。国庫の貯えも必要な分だけを残して、国営事業を興して市井にばらまくわ。魔術王国なんて呼ばれているんだもの、経済が動き出して技術者が育ってくれば、半分になった貨幣価値もすぐに他国に追いつくわ。クレアが新硬貨の話を言い出したのって、そういう意味よね?」

「さすがウィンディア様。ええ、お察しの通りですわ。ですが、民に力を持たせても大丈夫なのですか?」

「それこそ白々しいわよ。和睦条約の調印をわたしにさせたのは、暴動を牽制する意味もあったのでしょう? もしもわたしが殺されたら、帝国は条約を反故にする気満々って、そう見えるように」

「ふふっ……もとよりそのつもりですわ、陛下。わたしはお友達が困っていたら、助けるついでに反撃してマウント取ってボコして怯えさせてから、優しく脅迫しつつじわじわ搾りつくして、飽きたら盛大に血祭に上げて高笑いする淑女ですわよ?」

「そんな淑女いねぇよ……げふっ!」

「ペットは黙ってなさい。ところでウィンディア様、国力を上げるなら、ちょうど面白い人材がすぐそばにいますわよ?」

「ん?」

 首を傾げるウィンディアに、ベッドに寝ている人物を指差して「これよ」と言う。

「魔術戦闘と政治のスペシャリストであるグレゴリオ前王陛下と、魔術の開発や技術運用の第一人者であるラビティオ殿下ですわ。お二人を講師に、学校などを建ててはいかがですか?」

「それは面白そうね! 勅命でも何でも使って、是非実現したいわ!!」

「次にこの国を訪れるときが楽しみですわ」


 クレアとウィンディアはそう言って笑い合った。

 会談などとは到底呼べない、医務室での雑談。けれど確かに、リンドオールという国が少しずつ前に動き出しているのをクレアは感じていた。



 そして翌朝。ささやかな見送りと共にクレア達はリンドオール王国を後にする。

 これから忙しくなるであろうウィンディアへ、激励も込めて馬車の窓から大きく右手を振ると、ウィンディアも両手を上げて手を振り返してくれた。


「まったく……子供みたい」

 前王とは対極な新国王の無邪気な表情に、クレアは自然と頬の端が上がる。

「でも、これからが大変ですわね……民衆の期待に応えなくてはいけないのですから。知っています、殿下? ウィンディア陛下って、『慈愛の聖女』とまで呼ばれているんですのよ?」


「クレア、君も人のことを言えないからね……」

「えっ?」


 帝都への門をくぐった途端、視界の色が鮮やかに染まる。

 これでもかというぐらいに、大量のフラワーシャワーがぶちまけられたのだ。


「救国のクレア様だ!! お帰りをお待ちしておりました!!」

「クレア様!! ああ、わたしたちの聖女様!! よくぞ御無事で!!」

「勇気と慈愛の心を持てるように、子供に『クレア』と名付けました!!」

「ねぇママ、あれが絵本の『天使みたいな優しいお姫様』?」

「そうよ。誰にでも優しくできる、心がきれいで真っすぐなクレア様よ」


 教会の聖歌隊による讃美歌。鳴りやまぬ拍手喝采。流れ落ちる冷や汗。

 都民達の声に笑顔を返していたクレアの表情も、中央広場に聳える自分の顔をした銅像が見えてきたあたりで、次第に限界を感じ始める。


「………………どうしてこんなことに」

「表情が引きつってるよ、クレア。民衆の期待には応えなくちゃいけないんだろ?」

「うぅ……やっぱりリンドオールで女王になっておけばよかったわ……」


 背後で爆笑するアクエリアに反撃をする余裕も無い。プリメラも民衆と一緒に楽しそうに拍手をしているし、第一騎士団に至ってはヴィンセントも一緒にいると言うのに「「クレア!!クレア!!」」と謎のコールを響かせている。


 広場で挨拶をし、城での報告を終えて、久しぶりの自宅へ帰ったクレア。

 家族に迎えられたそのエントランスホールで、巨匠達の描いた2メートル越えの絵画が飾られているを見て限界を迎え、


「もう嫌だぁぁぁぁぁ!!」


 クレアは『ただいま』を言う余裕もなく、侍女のミサに泣きついたのだった。





皆様、ここまでお読みいただきありがとうございました。

これにて2章が完結となります。


作者はこれから、『異世界転生した瞬間、目の前に魔王がいるんですけど、それってちょっとヒドくないですか?』の第10章の執筆に入りますので、3章に取り書かれるのはもうしばらく先となります。


皆様の応援、とても励みになりました。

今後とも何卒よろしくおねがいします^^


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女子高生異世界コメディ書いています。
異世界転生した瞬間、目の前に魔王がいるんですけど、それってちょっとヒドくないですか?

コメディ多め、ちょびっとシリアス。勇者な少女の武勇伝です。
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[一言] >天使みたいな優しいお姫様 むしろ神の敵と出会った天使のように苛烈なお姫様 悪エリアもプリメラの侍女やってれば王子をクレアから奪い取る手伝いでクレアに仕返しが出来るよ、と思ったけどもう王子…
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