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はじめてのおそと 2

私がはじめて外で遊んだ次の日。


朝起きると、相変わらず寝ているはずなのに全く隙の無い支団長さんの寝顔が目にはいる。


ただ、起きているときよりはだいぶ柔らかい表情だ。

眉間のシワがない。


こうしてみると、顔自体はそこまで恐ろしい顔つきではない、と思う。

むしろ、意外と整っている方では?


閉じられた瞳を覆う睫毛は長いし、スッと通った鼻筋に、小さめで寝息をわずかにたてる口。

眉は細く絶妙は位置で、顔のすべてのパーツが見事な一つの芸術品のようだ。


これで常に眉間にシワを寄せて表情が微動だにしなければ、確かに冷たい印象にもなるだろう。


きっと普段は表情筋が仕事をしないんだな。

そうにちがいない。


「……っ?!」

「……もう、起きてたのか……」


びびびっ、ビックリしたあぁ?!


支団長さんの顔を観察していた私と、不意に目を覚ました支団長さんの視線がバッチリあった。


突然の事だったので、思わずビビって腰が抜けた。

前触れが全くなかった。


カッ!と目が開いてた。

瞳孔も空いてた。


……あれ、そういえば昨日もこんなことあったような気が……。


「……どうした?」


考えているうちに支団長さんは着替え終わっていた。

素早いな?!

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