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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
城の中には

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こわい男


 今いる新しい《ディーク種族》は、そのときに戦いを選ばなかった者たちの子孫だとされている。

 戦闘をこのむ気質は残っており、兵隊として街の治安をまもる役目につく者がおおいが、かれらは、 ―― こんなこわい雰囲気はもっていない。



「えっと・・・・」



「聞こえなかったか?こどもを泣かすのは、よくないことだ」



「あ、はい、その・・・・つい、問い詰めようとしちゃって・・・。 やりすぎました」

 幼い兄妹の妹のほうが、泣き出してしまったのだ。



 ロジーのこたえに、ふむ、と声をだした《ディーク種族》の男は、ロジーをあらためてみなおし、きいた。



「 ―― きみは、 なぜ、この《城》をしらべようと思ったのかね? いまさら《キラ種族》について、なにか記事をかこうとでも? そもそも、ホーリーのことはどこできいた?」




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