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赤茶色の髪と目
庭にいたみんなが顔をあげると、毎年の誕生祭りで《ジャック》が、みんなに手をふるバルコニーに、印象的な《赤茶色》の眼をした年寄が立っている。
「あれ!ディル・シンプソンだ!」
「どうした!じいちゃん!!」
ロジーとネイブの叫び声がかさなる。
気づいた年寄が、ふたりのほうをみながら、ケープのフードをはずした。
赤茶色の髪が風にまきあげられ、しわにまみれた口を横にひっぱるようにわらった老人は、後ろに何か合図した。
すると、あの、口をぬわれた《偽のジャック》をつれたラムジイが現れる。




