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第40話 竜の女神様のお告げは? (4)
「(旦那様?)」と。
今度はレビィアが僕へと声をかけてきた。
(……ん? レビィア、どうかした?)
僕は、自身の脳内で呻る。
まあ、僕がこの状態……。
脳内通信を切っている訳でもない状態で呻れば。
レビィアとリムには、僕の考えている事は、二人に筒抜けの状態だからだろう。
僕はレビィアへと声を返し、尋ねると。
「(旦那様は、リムの言う通りで考えすぎですよ……。ドラマやアニメ等でも、この手のパターンやお約束毎でも、お店には、旦那様しかいない訳ですから。お客様は普通に旦那様にお好み焼きを焼いて欲しいと嘆願をするのは、必然的な事だと思いますよ?)」と。
レビィアが僕へと告げると。
「(パパ、姉上の言う通りだよ。リムもこちらの世界にきて、日本や韓国、アメリカの映画やドラマ、アニメばかり視聴しているから。自然と色々なことを覚えたから。以前よりも、色々なことが。異世界のドラゴンのリムでもわかるようになったから致し方がないよ)」
リムが僕へと説明をしてくれたのだ。




