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第56話 国境の町の様子は? (14)
でも僕が大変に近代的な世界、国……。大変に平和で治安の良い世界からきたから大丈夫なのだと説明は出来ないから。
「あはっ」と僕が最初笑い誤魔化せば。
「多分、新作の嫁さんがミル、お前のような強い女性なのかもしれないぞ?」と。
僕がさてミルさんへとどう説明をしようかな? と思えば。今度は人種のソラがケラケラと笑いつつ。僕の口から「凄いな~」と「良く分かったね」と、感心する声が漏れるくらい。彼は的をえた言葉を漏らすから。
「ほら、みてみろ!」とソラが自信満々と胸を張り、『エッヘン!』とミルさんへと告げれば。
「ソラは煩いね」と、ミルさんが呻り吠えるから。
「「「あっ、ははは」」」
「「「わっ、ははは」」」
僕も含めたミルさん以外の男性メンバー達が高笑いを始めるから。
「もう、あんたらは~」と、ミルさんが更に呻り、吠え──。不快、不満を募らせ始めるから。
「じゃ、新作、君は? 自身の奥さんに頭が上がらず尻に敷かれていると言う事なのかな?」




