表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

197/401

第56話 国境の町の様子は? (12)

「凄いだろう、この町の様子」と僕に告げるから。


「えっ! 何が、ですか?」と僕は彼女に首を傾げると。


「喧嘩だよ! 喧嘩!」と、彼女は「しっ、ししし」と僕に笑いながら告げれば。


「新作、あんた~。この町は、荒くれ者の冒険者。その日暮らしの者達だから、冒険やモンスターハンターに行かない場合は。皆朝から酒ばかり飲んでいるから、事ある毎に喧嘩ばかりをしているんだよ」と、ミルさんが僕にケラケラと、この喧噪……。


 そう、僕の耳へと聞こえてくる荒々しい騒めき、雑音の理由を教えてくれた。


「新作?」


「……ん? 何、ヤワさん?」


「まあ、こんな感じの、荒くれ者達が集う、荒らしい、落ち着きない町だから。お前も一人歩きは気をつけるんだぞ。特にお前のようなひょろりとした青瓢箪は、キョロキョロと余所見をしながら歩いていると。ならず者達に囲まれ、人目のつかない所に連れて行かれ。身ぐるみと所持金を全部、強引に盗られてしまうから」と。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ