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第48話 第2章 驚愕! (13)
「パパ~、リムも、リムもしてぇ~」と。
リムはいつもこんな感じで、姉のレビィアと妙に嫁の座を賭け、競うから。
自身の可愛い頬を突き出して、自分にもキスをしろと急かしてくるから。
『チュ!』とリムの柔らかい頬へとキスをすれば。僕はふとある事が気になり視線を変える。
そして「あっ!」と声を漏らし。「ほら、エリカもおいで」と、下を向き辛そうにしている。我が家の筆頭奥方様……。
まあ、向こうの世界の言い方ならば、西洋式みたいなので、我が家の女王様にも、僕の側にくるようにと告げる。
「えっ、でも、あの」と。
エリカは、自分はレビィアと、リムとは違う。過ちを犯した者だから、とでも嘆きたい顔をしているから。
「エリカ!」と僕は声をかけ。「早くこっちに来い!」と下知を出す。
『俺はもう過去の事は気にするなと言った筈だが?』とでも言いたい顔をしながらだ。




