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第46話 結果は? (8)
「じゃ、陛下は! 今更のように、私に尋ねなければいいではないですか~!」、
「うわぁ~、うわぁ~、ん」と。
エリカが僕の前で、自身の両目を手で覆い隠しながら、大きな声で泣き不満を漏らしてきた。
だから僕は「ごめん」とエリカに謝り。
「俺自身が今、何に関しても、自信が無いから。エリカに対しても、生前のように、自分自身に対して自身が持てないから、本当にごめん」と。
僕は元妻? 現代妻?
まあ、僕とエリカの間柄は微妙なので、と。
僕自身がまだクヨクヨ、グチグチと意気地無しの状態だから、どちらかわからないけれど。
僕はエリカに対して、今自分自身に自信が持てなくて、ウジウジしているからすまないと謝罪をした。
「このお店の経営のことと、お好み焼きの焼き方かな?」
エリカは泣き過ぎで、自身の鼻水をズルズルと垂らしていたの、シュンシュンと吸い上げつつ、僕に尋ねてきた。
だから僕は「う、うん」と、頷いた。
◇◇◇




