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任務
「おい。ボスから命令が入ったぞ」
夜行性のギャング組織。ナイトウォーカー。
闇に包まれた街の一角の古びたホテル。パソコンが光を放つ。
『フィレンツェチームへ。
先日、ローマの政治家が麻薬に手を出していると情報が入った。すぐに消すように』
たった数文のメール。そこには静かな圧があった。
「チッ…なんで顔も知らねぇ奴に従わなきゃならねぇんだよ」
「やめておけ。ボスに歯向かったら命はない」
今夜任務が下されたのは、フィレンツェ一帯を牛耳るチーム。
イタリアの各地域にチームがあり、リーダーがいる。
フィレンツェチームは厄介者が多く、他チームから距離をおかれている。他チームと縄張り争いをしたり、無断で麻薬の取引をすることはしょっちゅうある。
「行くぞ」
しかし、それでもスザンが任務を任せるのはなぜか。
「やっ、やめろ!」
「私は上級国民だぞっ!」
バンッッッッ!!!!
彼らは生まれついてのギャングだからだ。
「任務完了だ」
「くだらねえ仕事だったな」
「ボスからメールだ」
『任務ご苦労だった。明日の22時頃に港のレンタル屋近くに集まってくれ。 追記 タバコを送れ』
「……」
「全く、いつもどっから見てるんだか…」
「いつもの銘柄でいいんだよな」




