入学式4
星斗君視点です。
「もう、昼食の時間だ。月花、何処かで食べて帰ろうか。」
「そうだね…私、パスタが食べたいな。」
「じゃあ、彼処に―――
僕の声を遮って、後ろから声が聞こえてきた。
「月ちゃん!星君!」
僕を星君、月花を月ちゃんって呼ぶのは、両親の他にもう1人。よって導き出される答えは……
「凜か…」
「正解。流石、星君!二人はこれから予定ある?」
「久しぶりだね。凜ちゃん。これら、パスタ食べにいこうって話していたの。凜ちゃんもどう?」
「行く行く。」
こうして、凜も行くことになった。
凜は、僕達双子の幼なじみ。僕達が日本にいるときは、よく行動を共にしている。彼女は異能は持っておらず僕達の異能についても知らない。
†††
「凜ちゃんは、何クラスなの?」
「Bだよ!二人はSでしょ?星君、新入生代表務めてたし………星君、お疲れ!」
「ああ。ありがとう。」
近くのレストランに入った僕達は、互いの近頃の様子について話した。
話を聞く限り特に変わったこともないみたいだ。
「へぇ!凜ちゃんは、やっぱりバスケ部に入るの?」
「うん!部長さん直々に勧誘しに来てくれたし、何より、バスケするの楽しいから!!」
凜は、昔から運動神経がよく、小中と続けてきたバスケでは、4番を背負ってチームを優勝へ導いてきた。入学試験の成績もあるだろうが、これらの功績も、この学園に合格した理由だろう。
「もうそろそろ、店を出ようか。」
†††
「じゃあ、私は一般寮だから!」
「「また明日。」」
「バイバイ。」
†††
僕達は、月花の希望でスーパーで食材を購入し、寮に帰った。朝食と夕食は寮で用意してくださるので、昼食だろう。
―――『星君、おやすみ。』
『おやすみ、月花。』
ありがとうございました。
誤字・脱字がありましたらご指摘下さい。また、感想やアドバイスをくださると、嬉しいです。




