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嫌われて自分を生きる  作者: こたつむ


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これが私の生きる道

「自分のために生きればいいのにボランティアにハマるなんて。」

もえが夢結に言う。

「自分の存在価値がわからなくなってたんだ。何やってるんだろうって。でも、ボランティアに参加して、自分でも本当の意味で人の役に立てるって感じることができたんだよね。」

「十分、私たちの姉としてやって来たじゃん。」

「支え合って来たんだよ。」

「これからも人のために生きるの?」

「ボランティアは、人のためじゃなく、自分のためでもあるよ。もえの心配はわかってる。わたしが、人に利用されることが嫌なんでしょ?助けが本当に必要かどうかは、見極められるようになったから安心して。今は、ボランティアを通じて、いろんな立場の人たちを知りたいの。」

もえは、納得できないでいたが、何も言わなかった。


会社での夢結は、誰にでも手を貸すことはせず、本当に助けが必要な人だけに手を貸すようになっていた。

長澤のお陰もあり、夢結に頼めば、断らず仕事を引き受けてくれると言う状況から脱出していた。

今、手を貸すのは、仕事を押し付けるのではなく、最後まで自分でやろうという気持ちがあり、共に仕事をしようという者だけだ。

断っても、前のように罪悪感を感じない。

他に世界を得たおかげで、会社の中の人間関係にビクビクすることは無くなった。

周りにどう思われるかは、些細なこと、その時々、正しく動いてさえいれば、人の思惑に振り回される必要はない。


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