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嫌われて自分を生きる  作者: こたつむ


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三姉妹の日常

人のために行動する三姉妹の長女、周りにどう思われるかよりも自分を一番に考える次女。

2人を見て、賢い生き方をしたいと願う三女。

人のためには、損するだけの人生なのか?どう生きれば良いのか

夢結は、常にまわりに気を配り、人のために尽くす長女。

もえは人に興味がなく、人とあまり関わろうとせずマイペースに生きる次女。

そして、美桜は可愛いともてはやされて育ち、同性に妬まれることもある大学生。


「また、振られちゃったよ〜」

美桜は、家に戻るとリビングでくつろぐもえに訴える。

美桜は男性に言い寄られる機会は多いが、しばらく付き合うと振られることを繰り返してきた。

「男の目ばっかり気にしてるからだよ。会社でもいるんだよね。みんながいるところでは、乱れてなくても書類を揃えたりして気の利く女を演じて、女性更衣室とか男の目がないところではゴミが落ちてても知らんぷりの女」

「アピールしないと何も生まれないよ。」

「いい子だなぁって思っても付き合えばボロが出るよ。そこじゃない?あんたがいつも振られるの。」

「私、ボロなんて出さないもん」

「じゃあ、単に付き合っても面白くないんだね。」

「面白いって何?」

「美桜は自分にしか興味がないからじゃない?」

家での美桜は、いかに可愛く見せるかの研究に時間を費やし、化粧や髪型を変えるたび、どちらが可愛いかもえに尋ねている。

「そんなことない!もえこそもっと人にどう思われるか考えるべきだよ!」

「人に好かれるための努力は無駄。嘘の自分を好かれても意味ないし、」

「それじゃ、誰も振り向いてくれないよ。」

「それが何?」

「寂しくないの?」

「自分ごまかしてまで、人と一緒に居たいって思わないね。美桜みたいに人に裏切られて泣くことはないから楽だよ。」

もえは、仕事はお金を稼ぐための手段と割り切り、職場の付き合いもせず、ある程度、有給とお金が貯まったら旅行に出かけるが、土産を買って帰ることはない。

「もえみたいに割り切れたら楽だろうね。」

風呂上がりにパックをしていた夢結が会話に加わる。

夢結は旅行に行けば、会社で配る土産を欠かさない。

「もえ、有給使って旅行に行ったのに、またお土産も買ってこなかったの?」

「土産選ぶ時間があれば、その分、旅行楽しむよ。」

「仕事休んで、職場に迷惑かけてるんだから、お土産を買うくらいは常識でしょ。」

「ちゃんと迷惑かからないよう、仕事に段取りつけて休んでるから大丈夫。」

「イヤイヤ、それじゃ嫌われるよ。」

「好かれる必要なし!そもそもそれで嫌うって、勝手に期待してる相手が悪い。」

「嫌われたら、色々難しいじゃん、困った時に助けてもらえないし、それで、自分を守れることもあると思うよ。」

「嫌われたところで、その人と一生付き合うわけじゃないし、助けてくれる人は、そんなことしなくても助けてくれない?」

(確かに)

夢結は思った。

学生時代、シフトをいつも代わって、すごく感謝してくれていた人にシフトの代わりを頼んだ時に断られたっけ。

いつも職場の悩みを相談してくる後輩とカフェに入っては、愚痴を聞き、カフェ代を支払っていたが、その後輩が、悩みの種に缶コーヒーをもらっただけで、次の日にお礼のお菓子を渡していたっけ。

見返りを求めていたわけではないが、夢結はその後輩からお礼をもらったことはない。

私はお礼をするほどの人物ではない?

面倒くさい人だからこそ、礼を尽くさないと後々面倒くさい?

もえは誰にも媚びないが、人からものをもらって帰ることがたまにある。

人に気を遣ってもらえる側の人間なのだ。

自分をすり減らさず、自分らしく、人に利用されない生き方、

自分が利用される側の人間になっていないか、

自分を一番に考えて自分のための人生を歩けたらいいと思って書きました。

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