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SBUでやっていく為のコミニュケーション能力

　SBU隊員同士の繋がりは、恐らく普通の部隊よりも、深いモノがあると推測するのは難しい事ではない。

　そもそも軍隊において、人間関係というモノは最も重要なファクトである事は言うまでもないだろう。良好な人間関係が良質な軍隊を構成する。日々の会話からそれらを構成する一部分は出来上がっていく。そして、隊員同士の密な繋がりが、優秀な部隊を構成する事に繋がる。それらを疎かにした部隊は、いざという時に弱さやボロが出てしまう事になってしまうのだ。

　たかがコミニュケーション。されどコミニュケーション。なのである。言葉以上に上等な意思疏通手段を我々人類は有していない。だとすれば、言葉を中心にした部隊教育をするのが常套手段だろう。

　強い軍隊に近付く為には、それをすべきである。SBUとて、人間で構成された特殊部隊である。その前に海上自衛隊の自衛官達でしかない。基礎基本に立ち返る事も重要だ。言うまでもなく、戦う技術うんぬんよりも、それ以前の問題だ。

　まず、整備すべきは力を出し切れる環境を整備すべきであるし、それらをいかんなく発揮出来る環境の上で訓練する事が必要だ。それが出来て初めてSBUという部隊は、力を出し切れる様になる。

　勿論、SBUという部隊の特殊性、秘匿性を考慮すると、隊員同士のコミニュケーションがいかに重要なファクトであるかは、直ぐに気付くはずだ。そこに辿り着くまでは、そう時間はかからない。大切な事は、その重要さに気付いてから、どの様な対処が出来るか。という事に集約されるであろうし、何よりも大切な事である。