誰が聖女を隠したか?~異世界に転移したら聖女の身代わりにされました。どうやらわたしの編んだレースには神力が宿るようです。王子、騎士団長、精霊王、盗賊。誰が味方で、誰が敵?~
「つまりは、君に聖女の身代わりになってほしいんだ」
普通のOL・イロハ(25)の趣味はレース編み。
編みかけのブランケットと共に異世界に転移してしまった。
最初のイベントは銀の狼をブランケットで捕獲すること。
なんと銀の狼の正体は精霊王!?
そしてブランケットには神力が宿っていたことが判明する。
そのおかげで、騎士団長・デセオによってイロハは王城へと連れて行かれる。
王子・グラシアとデセオの企み。
それはイロハに、行方不明になっている「聖女」の身代わりをさせることだった。
行くあてもないので承諾するイロハだったが、転移先は聖女第一主義の国。
何故、聖女は行方不明になったのか?
真相を探るべく動き出したイロハ。
普通のOLだった筈なのに、どんどん行動派になっていく……。
「それでも、という言葉が好きなんです。わたしにはまだやれることがある筈なんです。自分の命が危うくなっても。それでも、わたしは聖女を見つけたいんです」
タクシー代わりの精霊王。
無愛想な騎士団長。
何を考えているか分からない王子。
異世界転移仲間の絵描き。
さらには、妖艶なギルド長。
引きこもりの悪役風王女。
見るからに怪しい商人。
果たして、誰が聖女の行方を知っているのか?
ちょっぴりのミステリと、ほんのりラブもお楽しみください◎
普通のOL・イロハ(25)の趣味はレース編み。
編みかけのブランケットと共に異世界に転移してしまった。
最初のイベントは銀の狼をブランケットで捕獲すること。
なんと銀の狼の正体は精霊王!?
そしてブランケットには神力が宿っていたことが判明する。
そのおかげで、騎士団長・デセオによってイロハは王城へと連れて行かれる。
王子・グラシアとデセオの企み。
それはイロハに、行方不明になっている「聖女」の身代わりをさせることだった。
行くあてもないので承諾するイロハだったが、転移先は聖女第一主義の国。
何故、聖女は行方不明になったのか?
真相を探るべく動き出したイロハ。
普通のOLだった筈なのに、どんどん行動派になっていく……。
「それでも、という言葉が好きなんです。わたしにはまだやれることがある筈なんです。自分の命が危うくなっても。それでも、わたしは聖女を見つけたいんです」
タクシー代わりの精霊王。
無愛想な騎士団長。
何を考えているか分からない王子。
異世界転移仲間の絵描き。
さらには、妖艶なギルド長。
引きこもりの悪役風王女。
見るからに怪しい商人。
果たして、誰が聖女の行方を知っているのか?
ちょっぴりのミステリと、ほんのりラブもお楽しみください◎
001 なにはともあれ、異世界転移に関する基礎知識があってよかった。
2021/08/01 16:14
002 せっかく狼から逃れられたと思ったのに、結局死ぬルートしかないの?
2021/08/01 18:19
003 恭しく両手で差し出されたかぎ針は、確かにぴかぴかになっていた。
2021/08/01 20:04
004 精霊王、怒ってなかったってこと?
2021/08/02 07:13
005 聖女の、身代わり、だって?
2021/08/02 20:38
006 まぁ、実際は軟禁生活というやつである。
2021/08/03 07:03
007 どうやらわたしの編んだレースが特別な力を宿すのは事実らしい。
2021/08/03 18:15
008 ヴェールを被っていても、考えていたことが顔に出ていたらしい。
2021/08/04 15:34
009 今、わりととんでもないことが起きましたよ?
2021/08/05 07:19
010 わたしも、聖女探しに参加すべきでは?
2021/08/06 08:10
011 ただ、やれることはやろう。わたしはそう決めた。
2021/08/07 10:14
012 ビールが飲みたいです。枝豆付きで。 言いかけてぐっと飲み込む。
2021/08/08 10:33
013 というかほんとうに引きこもりなの?
2021/08/09 10:39
014 流石、自他共に認める当代聖女第一主義。
2021/08/10 12:00
015 しまった。黒髪は、それはそれで目立つのだ。
2021/08/11 12:00
016 だけどこれで事態が好転するきっかけをつくれるなら占めたものだ。
2021/08/12 07:10
017 自分で稼いだお金で食べるものってなんて美味しいんだろう。
2021/08/13 12:18
018 反体制派ではない、ということですか。
2021/08/14 11:30
019 わたしも気に入ってもらえたと判断したのでよしとします。
2021/08/15 10:51
020 自分に対してよくしてくれるひとを疑うのは、心苦しい。
2021/08/16 07:13
021 呟いたら、なんだかおかしくなって笑えてきた。
2021/08/17 11:36
022 実は、本物の聖女を見つけようと思っています。
2021/08/18 12:43
023 あなた自身がよからぬ企みをしているからでは?
2021/08/19 17:44
024 疑うにも信じるにも、まだ、そこまで辿り着いていない……。
2021/08/20 18:06
025 そういえばそういう設定でした。
2021/08/21 10:04
026 聖女の部屋でレース編みを教えることになってしまった。
2021/08/22 11:42
027 もう一度だけ、頭を撫でてみるのだった。
2021/08/23 12:00
028 疑うより信じることの方がずっとずっと難しいから、信じたいです
2021/08/24 19:00
029 食い下がるにも材料がない。 そう、思ったときだった。
2021/08/25 18:11
030 いやいや感傷的になるのはまだ早い。
2021/08/26 07:11
031 わたしを欺くためのものだったと? そんなの、嘘だ……。
2021/08/27 07:27
032 どうして、そんな認めるようなことを平気でのたまうんですか。
2021/08/28 12:00
033 わたしはあなたのこと、そんなに嫌いじゃなかったですよ。
2021/08/29 08:40
034 それでも、という言葉が好きなんです。
2021/08/30 07:11
035 わたしは密かに、責めずにいたことに安堵する。
2021/08/31 06:38
036 まさかここに戻ってくるとは思わなかった。
2021/09/01 12:00
037 大人げない行動なのは承知している。
2021/09/02 12:00
038 元凶はわたしである。ちょっと、いや、かなり後悔している。
2021/09/03 06:41
(改)
039 そうでなければここまでがんばれなかった。
2021/09/04 07:13
(改)