25話 奴隷商にて
嵐の前の静けさというか
荒れに荒れてるので
名前変わるかもしれません
色々、やらかしてしまった、後悔先に立たずとは俺のための言葉だな
おかしい、俺はそんなに感情を表に出さないようにしてきたのになんで俺はキレたんだ10歳の子供が俺とエトロの知識を使ってギルドや領主たちを恐怖に陥れた?このまま年齢通りになったら俺は力が異常な子供だ、やばすぎる、今は落ち着いて、宿に帰り、今後の方針を決めよう
「とりあえず報告しておく、領主の家も消した、あと家にあった金になりそうなものだ、突然だがこの金を使って、この町に居る奴隷をこの町の馬車を買い取ることにする、二人はこの金で馬車を買えるだけ買って来てくれ」
二人に大金貨50枚渡して買いに行かせた、俺は奴隷を買いに奴隷商を探した
それなりの町だし冒険者が借金をしたりして売られたりするので奴隷商は何店かあった
店に入った瞬間に俺は
「店の奴隷を全部買えるだけ買いたい」
と伝えた、すぐに店主が飛んで来た
「どのよう奴隷をお探しでしょうか?」
「どんな奴隷でもいい、全員売れても平気なだけ持ってこい、全員買われたらお前も店として辛いだろ?」
「わかりました、今お売りできるだけで、50人ほどになりますが大丈夫ですか?」
「人数は問題ない金額を聞こうか」
「そうですね、大体大金貨90枚ほどでしょうか?」
「90枚か、一人金貨一枚以内の奴隷だけにしたら何人残る?」
「こちらからあちらまでの18人になります」
「それでいくらだ?」
「18人で大金貨9枚になります」
「この18人で大金貨9枚か話にならんな、この18人なら言いとこ金貨9枚だな、それ以上は出さない、残りの32人だが俺の見たところ合わせても大金貨25枚と言った所か?大金貨30枚でならこの全員を買うが、売ってくれるかな?」
大金貨を10枚ずつ 3個並べてみる
「さすがに、それはちょっと困りますな」
「そうか困るか、じゃあ仕方ないな、この町には他にも奴隷商が居たよな、そちらで買うことにするか、では失礼するよ」
「お待ちください、大金貨50枚でし」
俺は話を最後まで聞かずに立ち上がりその場を去った、50枚でならとか並んでる50人は酷かった身なりも酷いし殴られた後もあったこの奴隷商自体も良くないので俺は他の店に行くことにした
別の奴隷商の店に着き同じように、売れるだけ奴隷を持ってこさせた
「ここの奴隷はまともだな」
「他の店にも行かれたのですか」
店主は気になったようで聞いてきた
「あっちの通りの店だったんですがね、身形はぼろぼろで生傷が多くてね50人居たんですがそんなのに大金貨90枚だって言ってきましてね30枚が限度だって言ったら、50枚って言ってくるから店を出てこちらに来たんですよ、もちろん持ってるお金が30枚って意味じゃないですよ、傷だらけの奴隷に払う金がなくてね」
「ほうほう、そうでしたか、でしたら私の店に来て正解ですよ、私は良く育ててスキルも1年くらい掛けてでも覚えさせます、高く売りたいですからね」
「なるほど、もしかして港町の奴隷商ともお知り合いですか?」
「知っていましたか、あそこの店には私の知識を教え込んだ弟子が居ます、元々あそこの店は私のでしたが、ここに店を出す際に譲ったのです、私には出来た弟子で毎年一番良く育った奴隷を私に譲ってくるんですよ」
「それはそれは、師匠の教育の結果を弟子が毎年報告してるのですね、私もあの店で2人ほど買わせていただきました、優秀で2人だけでダンジョンの1階から始めて25階まで行ってくれましてね、良いお弟子さんのおかげで私も助かっています」
「そうでしたか、先ほどの話だと50人もしくはもっと人数が必要なみたいでしたが、残念ながら私の店では数は揃えられないのですよ、まだ育ててないものを売るのも私の理念に反しますので」
「それは構いません、こちらの奴隷は優秀なようですから、奴隷をまとめる奴隷として買いたいと思います」
「奴隷をまとめる奴隷ですか」
「はい、貴方はこの店をまとめますよね、そのすぐ下の部下は奴隷ではないですが貴方の命令には従いますよね、それと同じです、同じ奴隷でも上の者は必要です」
「なるほど」
「これは内密にして欲しいのですが、私は今奴隷だけの村を開拓するつもりです」
「なんと、そんなことが」
「これはまだ構想段階なのですが開拓するために奴隷を使うのは良くありますが、開拓だけさせて住むのは奴隷ではありません、しかし奴隷が住める開拓村を造るんです、しかも公に私一人だけが領民で他が私の土地に住んでる奴隷という扱いをします、
領民の人頭税と奴隷の人頭税だけを払えばいい、しかもその結果新たな行商路を開拓したら俺は通る人に宿を提供したり、食糧や衣服、鍛冶屋も造れば武器の修理なども出来るでしょう、領主も潤い俺も潤います、開拓は楽じゃないですが、やってみる価値はあると思います」
「すごい構想ですね、ですがそれは私に話してよかったのですか?」
「これは貴方にでないと話せないことがあります、ここの奴隷を格安で売って頂ければ変わりにその村が出来た暁にはその村で貴方の育てた奴隷を使い、新たな奴隷を育てます、
貴方は奴隷を育てる手間を私の村に投げられる、私は安く奴隷という働き手を得ます、ですがこれは今すぐではありません、今売っていただくのは通常価格で構いません、
お願いしたいのは村が出来るころ、奴隷達に指導できる奴隷を今から育てて欲しいのです」
「私の育て方のノウハウを持っていってしまうおつもりですか、私に得もありますが気持ち的な損が大きいですな」
「俺は言い返事を頂けると期待していますよ、それに後ろの奴隷も目が輝いていますよ」
奴隷商はすこしやられたという顔をしていた、俺は奴隷商だけに話してたのではない後ろの奴隷にも聞こえるように話していた、それは自分達が買われるところでは開拓をすれば奴隷という身分のままだが村人として住めるということを意味していたからである、もうひとつのところはこの話を聞いてしまったものを外には出せないので売れ残った者には指導者用に指導するしかなくなったのだ
「奴隷とは思えない希望に満ちた顔ですね、いや皆良い顔だ、私は貴方に選んでもらおうと思います、残って指導してもらう奴隷と開拓するために送る奴隷を」
「仕方ないですね、この15人をお売りします、大金貨60枚でいかがでしょうか?大体一人大金貨4枚か、いや一人だいたい金貨5枚か、残りの金は指導者の育成のためか、その3人だけじゃなく他にも指導してくれるみたいだな」
この場には18人の奴隷が居て3人が残されたが3人の為に金貨45枚も必要だとは思えないからな
「はい、そうですねこの場では指導出来そうなのは3人なのであとは村一つ分何とかできるだけの種類の指導員育成と確保の為に使わせていただきます、ですが一人平均金貨5枚は酷いですね、一人平均大金貨3枚のつもりですよ」
「そうかそれは悪かった」
そう言いながら、俺は大金貨60枚をテーブルに並べた
「領地がわかる地図ありますか?」
「いきなり、どうしたのですか」
「どこに村を作る予定か知りたいかと思いましてね」
「そういうことでしたか、地図には書かれてませんが、私が大体把握しております」
そう言って地図を広げてくれた
「ここが俺達が居る町で、あっちが港町、これが南サレナの首都でいいんだな」
「はい、それで大丈夫です」
西に港町そこから東にダンジョンの町、そして北に首都がある、直接北に行くと山があるので迂回路として東に道があるのだがそうすると港町が首都に行くのが遠くなる港町からだと、首都に行くより港町から直接北に山の麓を縫って行く様に進み国境を越えてから街道を進んで中央サレナの王都に行くほうが早い
ここの町にしてもそうだ行商路はあるが東から回るルートは遠い、山脈が邪魔をして迂回させられる
「ここら辺に居る皆はルートが東から首都に行くか、港町から王都に行くか都会に行くにはこの二つしかなかった、だがここに道があれば港町もダンジョンの町も首都に行きやすくなると思わないか?」
俺なら山脈にトンネルも掘れるし、高いところに道を造れる村自体を地面より高い所に立てて、空中都市を作ってもいいな、本当に飛んでるんじゃなくて柱で支えられてる感じで
「で、ここまでは領地がここの領主の管理してる土地だ、家が無くなった領主が慌ててる間に村を作るし道も作る、最初は山脈を抜けないで村だけを作って領主に認めさせる、そしたら後で首都まで道を伸ばす」
「本当に道は出来るのですか?」
「信じるか信じないかは任せるが、俺は作る」
「わかりました、信じましょう」
俺はそのあと店を出て他の店を回り人を集めていった、集められた数は120人、もちろん最後に最初に行った店を訪ねて大金貨30枚で50人買ったのでその数字になった
レナとコリンが馬車を買えるだけ買ってきてくれて、30台の馬車を手に入れた、もちろん馬付だ120人連れるだけなら十分だった、通常は100人も乗れないだろうが荷物は収納袋なので問題がなかった
馬車4人乗りかよって思われたかも知れないがさすがに毛布の類や必要なものは持たせているので御者一人に後ろ3人で荷物一人分とかだ、そして、急に買いに行かせたので行商用の荷台の馬車ばかりで人を乗せるための馬車は少ないことも原因だった
読んでくださいましてありがとうございます




