一つ目の螺子
場
工
旋
螺
一つ目の螺子
――この世界は、螺旋でできている。
螺旋。
それは終わり亡き環だ。
ずっと、廻り続ける環。
有名な所では、『輪廻転生』。
『輪廻転生』、それは人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。
ほら、螺旋だ。
この世は、螺旋で出来ている。
「……ああ、今日も白い」
今声を発したのは僕。
……他に人も居ないけれど。
この世界は、螺旋で出来ている。
……。
この世界に有る無機物は、全て色なんて無い。
無だ。
「……誰に言ってるんだろうな、僕は」
さて、起きるか。
あまり言う必要の無い事だけれど、僕は今までベットの上で寝ていた。
勿論、白いベッドで。
「……だから何を言っているんだ、僕は」
と、自分の頭を軽く叩いてみた。
「っ……」
思ったより痛かった。
「……パン、食べようかな」
さっき、この世界に有る無機物は、全て色なんて無い。と言ったけれど、なぜか食物やそう言う物だけは色が付いている。
不思議だ。
……だから何って事でも無いけれど。
「…………トースターか、それとも生か……」
僕に取っては究極の選択。
……こんな物が究極の選択か。世界は平和だって事かな。
「よし、今日は生だ」
そして食パンを口に咥えると誰にともなく
「いっへひまふ」
と言った。
一つ目の螺子
外れた?
色関連は『アリスの魔法』と言う漫画からアイデアを盗ませてもらいました。
WEB漫画なので読んでみる事をお勧めします!




