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プロローグ
ゲーム10周年、ゲーム内時間は現実の3倍であるため、第30回人魔大戦という毎年開催される異種族狩りイベントが開催される日、ゲームは遊戯でなくなった。
10年間このゲームを続けてきた人、一度やめたけどキリが良いので再度始める人、これから始める人、さまざまな人がログインしていた。
そして、開戦の笛が鳴り、走り、衝突する瞬間、その瞬間ログインしていた人、していなかった人、等しく全人類が白い謎の空間に転移した。
事前予告はない、転移してからもアナウンスはない。
ただ、ゲームの装備を身にまとう人、スーツを着た社会人、制服を着た学生、乳幼児、老人、国籍も人種も問わず、本当に全人類が集まっている。
見渡せるわけではない、実際に見えているわけでもない、そう感じる。
ゲームの違和感が無い、まるで本当の肉体であるかのように自然。声は出せない...無音だ。
光が強くなり、見える範囲が広がるほどに底しれぬ闇が広がる。
その光と闇はまるで我々を分別するかのごとくであり、気がつけば俺は目を閉じていた。
なんとも現実性のない、脈絡ない夢だったのだろう...目を開けば、そこには自室が広がっている、はずだった。
この日、全地球人類は、人として、人ならざる存在として、異世界「栄光の世界」に転移してしまった。




