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少尉ですが何か?改修  作者: 背徳の魔王
国王ですが何か?
88/123

奇跡の伝承



━━それは突然だった。




大地には蠢く闇。




人の正常なる営みは失われて、久しくない変化をもたらされていた。



元リドラニア城があった場所に。巨大な穴が開いていた、



闇の広がる空は、生きとし生けるもの全てを拒否するが如く。陰鬱な怨念が集まり瘴気と化し始めていた。




闇はゆっくりと押し潰すように、瘴気を振り撒いていき。




その上空にある暗雲が……、



突如として切り裂かれた。まるでそこだけ切り取ったかのように。穴を開けていて、一筋の光が貫いた。



不快に思う魔物達にまるで狙いをつけるがように、

太陽が顔を出し始めたのだと分かる……、




そして━━太陽は、神々しく輝き始める。



まるで━━光を膨張させるかのように、徐々に熱を集めて行き、闇を押しつつみ消し去るかのように、光は広がり続けようとして行くと……、




━━ある瞬間時が止まったように明滅を始めていた。




ブオン。高い音が鳴り響き瞬く間に。分厚い瘴気の雲を蒸発させていく━━。




凄まじい高熱を発する、膨大な光が、一条の光の柱とかして大地に降り注いだ。





誰しも。あまりの眩しさに、手で顔を庇いながら━━━。




聖なる光の柱が、大地を焼く様を見ていた。聖職者は後に語る。




巨大な鉄槌を落とす神の姿を見たと━━━。




━━また遥か西大陸からも光の閃光は見えたと言われた。




神の奇跡は━━。





その日━━神の奇跡が降り立ち、広大な大地を焦土と化したのだ。





━━あまりに凄まじい神の奇跡を目にして、誰しも言葉を失っていた。





『聖王の剣』の力に、守られしナタクの目には、

しかと見えていた━━。



今は力を失いし太陽神アセードラの残しが、巨大な鉄槌を放つ幻影の姿を━━。


「始まる。ついに始まるのだ……、赤の民の復讐が……」





━━━━━━━━







━━デスホール上空、



分厚い暗黒色の球体に包まれ。浮かぶ巨大な大陸こそ━━、




━━遥か昔。神々によって冥界(アビス)に落とされし。汚れた大陸である。その名を中央大陸と呼ばれていた、



アビス界の魔気を纏いて、再び現世に戻って来た中央大陸から、世界に向けて放つようにアビス界の汚れた大気を纏わせていた。その為正常なる大気を汚染していた、



中央大陸に生まれし生き物は全て、神々を恨んでいた。また安寧と生きる人間に対して強い妬みを、アビスで生まれた生き物は抱く。いや殺そうとするだろう、例え死んでいたとしても怨念となってまでして、世界に仇なす呪いとなり……、人々を長く苦しめる毒となることをまだ知らない。



闇は等しく世界中に広がっていった………、





━━神代の時代。




赤の民は栄華を極め。人々は誇った、




中央大陸には、神々の都と呼ばれる。荘厳な赤の民の都があった………。



古代の民(エルフ)とは……、神々が最初に創った自らの分身(うつしみ)と言われていた。



祖神と呼ばれる四柱の神々。



太陽神アセードラは最初に、赤の民を造った。


次に兄神蒼神セイラーンは、黒の民を造った。



その次に。弟神緑神ロレンブラは、緑の民を造った。


最後に。伯父神海神プラトーンは、白の民を造った。



━━古代の民には、それぞれ役割が与えられたと言う。



神々の長であった、太陽神アセードラは、赤の民に。この世界の統治を命じた。





━━赤の民の王は、世界を統治するため。中央大陸に巨大な都市を造りあげて。


四つの民は、神々の命を果たすため動き始めた。




やがて白の民は、新たに生まれた命を大陸全土に放っていた。神々に与えられた彼等の命は、新たな命の生態と管理であった。やがて自分たちに似せた人間を労働力として、他の大陸。海底、空に都市を建設した。






━━始まりの100年。




━━古代の民にとっても長き時である、神々とは違い。短い時しかない人間は増えていた、その数は古代の民の予想を越えていた、そこで間引きの必要性と脆弱な人間の為、モンスターと家畜を世界に放った。



当初は戸惑いながらも、古代の民に従う人間は道具を使って、少しづつ数を減らしたり増えたりしながら一応の安定を見せた。



だが……、人間は古代の民に比べて数が多いことに不安を覚えるも。人間に、4つの大陸の統治を任せた━━。




━━更に。200年が過ぎた頃か、



白の民が作り始めていた、空の研究所、海中都市が完成して、多くの白の民は、海中都市に移り住むことになった。




明くる日。



神々の信託が降りた。




人間の管理と、世界の管理の為の信託である。




恐らく神々にとっても世界の創造はあくまでも試しであった。白の民にとっても自分達の研究が目的であろうな……。白の民とはそのような存在であった。




海中都市からならば、白の民にとっても新たに海に関する生命を産み出していった。されば研究の一環として、産み出した生物の生態と寿命。生命のいく末を見る事が目的である。



━━白の民が海中都市に移り住んでから更に500年が過ぎた。



黒の民は西大陸に移り住んで、国を起こした。



━━最後まで中央大陸にいた緑の民は、狂喜の女神ルグワイトと供に人間の国に隠れ住み。その多様な力で人間からは、精霊の写し身として、崇められていった。



━━そして赤の民は、統治者として、



更に1000年の時を過ごした。



赤の王は優れた統治者であった。



神々からも絶大な信頼を与えられた。それ故に神々に示す為に。新たな都を築かんとした。



━━300年掛けて……。


巨大な城を建造した。




そして赤の民は神々の神殿に人間を詣でさせる事にした。



名目は数年に一度。人間のリーダー達を招き。赤の王に謁見と言う名の報告会を行なわらせる事にした。



赤の民とは生まれつき魔力が高く。強力な魔法使いであった、種族としては生まれた瞬間から、彼等に階級が定められていた。



━━更に。数百年の歳月が過ぎ去る………、




当初は従順であった人間だったが、この300年の月日から、変質し始めていた……、



まるで無垢な魂に歪な自我が生まれたかのようであった、



そうとは知らず白の民は、人間を新たな名前で呼ぶようになる。




人間の荒廃は目にあまる。人間は勝手に国を作り出しては、小さな集落同士、村同士、町同士、



やがて………国同士で、争うようになっていった……、




苦悩した赤の民の王は、中央大陸に、再び人間のリーダー達を呼び出した。




だが……、

あろうことか逆らい、赤の民を襲っって、多くの赤の民を殺してしまった。




このような性質には、さしもの赤の王とて、嫌気がさした、だから人間に対して罰を与えるべく、天変地異を引き起こした、




神に等しい古代の民には、神々の代行者として、神々の奇跡を起こす力が与えられていたのだ。




多くの人間を減らした……、




そう……、この時から。




赤の民は、狂いだしたのやもしれない、一度の破壊活動が、引き金となり………、



少しでも逆らう人間を、



最早、躊躇いなく殺すようになっていった……、





━━━歪みは、意見を述べる。白の民をも嫌悪した。





赤の民は増長した、あろうことか禁を犯した、




━━白の民の女王を、人間に殺させたのである。騒然とした白の民は、黒の民に助けを求めた、黒の民の王は、魔王と呼ばれた知恵者であり、

悩んだ魔王だったが、現世に降りていた狂喜の女神ルグワイトの血を受け継いでいた。

緑の民の力……、神との交信能力を使い。



深い眠りについてた神々に、伺いをたてることにした。





そして……、我が子と言える。白の女王を、殺された海王神プラトーンは怒り。中央大陸を、地下に落とした、これにより中央大陸は失われてしまい、




世界に巨大な穴を残すのみとなった。




だがいかに自分が、作り出してた赤の民が、悪かったとしても、太陽神アセードラは、海王神プラトーンを恨み、怨差の言葉が、地に、落ちた、



━━太陽神の怨差に、闇が生まれた。



誰にも気付かれず。少しずつ中央大陸に、広がっていった。




━━赤の民は、神々の仕打ちを怨み、地下に、迷宮を造り出していく、



広大な空間を築いた。さらに力ある土竜を作り出して、いつしか裏切った、他の古代の民を殺すために、力を蓄えることにしたのだ。




ある時。魔物と呼ばれるモンスターとはまた別の。邪悪な生物を生み出して、世界中に放った。



知ある人形の魔物達によって、世界は混乱した。



赤の民と、魔物の軍勢に、恐怖したのだ。



再び。眠りから覚めた神々は怒りを覚えたが、蒼神セイラーンが二柱の仲を取り持ち、どうにか赤の民の暴走を諌めるように進言した。



やがて……太陽神アセードラは、自分の過ちを認めた。


海王神プラトーンに、許しをこうて、二柱の神は、手を取ると新たなる神が生まれた……、



一度は消えていた。幼い狂喜の女神ルグワイトの笑みに、驚く蒼神セイラーンは二柱の神の上に、手を置いた、



すると今度は新しい神が生まれた。大地の女神アレであった。



それを見ていた緑神ロレンブラが、追従して三柱の神の上に手を置くと、双子の女神が現れた、泉と森の女神が生まれたのだ、



━━八柱の神々は、力を合わせ、中央大陸を、新しく生まれた闇に落とした。





そして……、闇を閉じた、




━━今から420年前……。



悠久の時。神々ですら、赤の民のことを忘れ去っていた。





大地の鳴動……、感じたこともない。闇の力、中央大陸のあった大穴から、吹き出した世界は、闇に覆われる。



そして現れたのが、死者の神アレビス、闇の女神カーレルが現世に現臨してしまう。



世界に戻った赤の民だが、変わり果てた姿であった、魔物から半神に近い存在である。魔神を引き連れていた。




現れた、神々は戦き、供に戦うことを人間や古代の民に命じた。




闇の軍勢と。神々の軍勢は、大陸全土にて、戦いを始めた。




戦いは激しく、厳しいものとなり多くの命を失うが、新たな神が生まれ炎、風、月、光の神々を参戦させた。




━━壮大なる。神々の戦が続き、多くの血が流れた、中には神々ですら滅んだのだ━━、




━━苦悩した太陽神アセードラは、三柱の始まりの神々と共に、自身の力を与えた武器を作り出して、古代の民。心根の優しい物達に与えた。




今から220年前の話である。




なんと若者達は、死者の神アレビスを封じることに成功した、その際蒼神セイラーンが、多くの力を失い、世界に留まる事が出来なくなった。



黒の民の長魔王に後を託し長い眠りに着いた。



魔王は、アビスと名付けた、闇の世界とこの世界を隔てる力を緑神ロレンブラに頼み。同じく世界に留まる力を失ったロレンブラは、四大陸に残した扉の監視を魔王に頼み消え失せた。



海王神プラトーンは、闇の女神カーレルを殺したが力を使い果たした、白の幼い女王に世界の監視を頼み消え失せた。



太陽神アセードラは残された若い神々に、後を託し再び眠りについた。



━━━━━━━━



━━神々の大戦140年前。



地下迷宮に、僅かに残った赤の民が地下に街を作って細々と生きていた。そんな街でも、



赤の民と人間のハーフの少年が、元気に育ち、やがて旅に出ることになる。



地上に出た少年は、色んな国を見て周り、無意味に争う人間の姿を見て悲しんでいた。



ある時……東大陸にて、白の民と人間のハーフである。少年と出会った━━━、




白の民と人間のハーフの少年。名をアレクと言い、赤の民と人間のハーフの少年の名を、ナタクと言った……、












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