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デタラメの行く着く先。 J。



ぷんすこ。


Jはぷんすこしていた。ずっと。


理由がわかんねえ。

対象がわかんねえ。


ガラスが食いてえ。


笑えるぜ、オレ。


笑えよ。



———




『666を殺したぜ。』




ハードレイン。



『終わったんだな。』


765が、静かに問う。


『………』


Jは珍しく、真面目な顔をしていた。


で、窓の外に視線を向けて、

照れながら言う。



『かわいかった。……ぜ。』




何言ってんだバカ。



765。はそんなことを、

考えているふうには見えない表情をした。



『人間になりやがってよ。』



『666が?』


『おう。666が。

可愛らしい水色ちゃんだったぜ。』


Jの髪の色は、一晩で真っ黒になっていた。





『でよ。765。』


『ああ。』


『頼むぜ。ニコニコ。………ニタニタ。』



765は答えない。


その美しい睫毛を、少しだけ伏せた。



『雨が美しい。』


話題を変えて、窓の外を見る。


滲む夜景。

東京タワー。雨粒。


届きそうで届かない。

触れたのなら

すぐに壊れてしまいそうな儚い



水滴。



『5。なんて言うかな? オレを。』


JはJ自身の指先を見た。もじもじ。


あ。そういやあ、手かたっぽ無えんだっけ。


かっけー。



『さあな。死んだ奴の事なんか……』


765。


ラムネ瓶。



『………』


『………』



雨音。



『なんだか、やりきった気分だぜ。』


『ああ。』



『殺しの帰りによ、金物屋に行ったんだ。

カスタードプリンを買いにな。

そうしたら、売って無かった。』


『だろうな。』


『仕方ないからさあ、近くのコンビニに行ってさ。僕は。お買い物。』


『ああ。』


jの目に涙が溢れる。


『カスタードプリンを買ったんだよ。』


ビー玉。


赤。


ヒビ割れ。



はっ!


jが、必死にJに、戻る。



『ニタニタ。』



『……お前の事だ。どうせまた指で食ったんだろ?カスタードプリンを。』


『当たり前だぜ。』


ため息。



『765。』


『ああ。』



Jは諦めたような、顔で言う。






『空っぽになっちまったぜ。ガソリン。』




765は、この夜、初めてJの目を見た。





『ああ。でもさ。楽しかったんだぜ。』

『ぷんすこ。』

『世界は美しかった。』

『ぷんすこ。』

『クソだけど。』






『水色が刺さってる。』


『………』







『ガラス……』

『食いてえな  あ   ——』







       あ。






の発音の瞬間だった。





パン 。




小さな発砲音。

火薬の匂い。




弾丸は、Jの歯。



ギザギザを通り抜け、




口腔内を通過して、




正確に      


        脳幹を破壊した。




































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