ユニコーン
虹を歩いていたら、
ユニコーンの赤ちゃんに出会った。
こないだ僕は、涙のガラスのビー玉に、
さようならを言ったばかりで、
その次に、ユニコーンの赤ちゃんに
こんな素敵な場所で出会えるなんて、
ミラクル体質。
ありがとう。
美しいね。世界。
優しいね。嬉しいね。
ユニコーンの赤ちゃんは眠っていて、
なんだか僕も眠たくなってきた。
虹はグミのベッド。
急ぐ旅でも無いしね。
ぐー。
キャンディの包み紙の内側にアタリクジ。
幸せな夢を見て、おなかすいて起きた。
ユニコーンの赤ちゃんまだ寝てる。
『ねえ。』
『ZZZ……』
『ねえねえ。』
『ZZZ……』
『そのZは、眠ってます?』
『ZZZ……』
『こうして目の前でZを見ると、
あんまりかわいくないね。』
お空にはキャンディが浮かんでいた。
あたりクジだといいな。
『お名前なあに?』
『ZZZ……』
『キャベツ太郎?』
『ZZZ……』
眠ってばっかで、何にも答えがわかんない。
そっとレインボーピアニカなタテガミ?
これタテガミなのかな?
に触れると、幻想の生き物みたいにふわふわ。
僕は、風に乗って流れてきたキャンディを
ひとつだけ盗んで、
お口の中にポイした。
カスタードプリンの味。
おいしい。
キャンディクジもアタリ。
ラッキー。
キャベツ太郎と
キャンディと
全部が幸せな気持ち。
いつか、僕のお花が咲いたら、
キャベツ太郎に見せてあげたいな。
かわいいお花だといいな。




