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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
4部ジルベール10歳 時が動き出す

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4.47 ナンシー ミュージカルに目覚める

ジルベールが後に後悔するきっかけ。

タイトル、本当は、「目覚めさせられる。」かな?


家に帰ると、エレノアとニーナから、近況として、ナンシーがピアノを教えてくれないと報告があった。

そして、ピアノ教室がしまったままだけど、役場ではずっとピアノがなっているで、見に行って欲しいとお願いされた。

食事もしてないかも知れないと、非常に心配していた。

役場に行くと、確かに一心不乱に日本の現代風の曲をひたすら弾いていた。


「邪魔するよ」と、声をかけて、休憩させる。

体調を聞くと、ナンシーは声の変わりにお腹が返事をした。

一度、領主館につれて帰り、お昼を食べながら話をした。

新曲に集中したいから、ピアノの先生を辞めたいと言って来た。

辞めてどうするのか聞いたら、特に無いけど、今は時間が惜しいと。

もう少しやりたい事を聞き込み。

歌の曲や、劇で使う曲も書きたいと言うので、ミュージカルをやるのかと聞くと、なんですかと聞いてくる。

恥ずかしさをおさえ、音楽を流し、ダンスを入れながら聞き覚えのせりふしゃべる。

「あー、それそれ!。それがやりたい。ぜひやらせて欲しい」と言って来る。

メリーナ様の加護は無いけど、転生者じゃないかのか?

なんでこんなにあちらの世界のものに反応するかと疑問に思うが、その考えはとりあえず置いておく。

少し考える振りをしていると、土下座でお願いしてくる。

あまりに真剣に頼むのでやるなら、やらせても良いけど、ほかの楽器も必要、話の流れ、歌、ダンスなど総合的にプロデュースが必要だと伝えると、何人か他の楽器が弾ける人、作詞ができる人、ダンスが出来る男女に心当たりがあるという。



この国は、やはり男性社会。

女性の文官採用がされ、働いている女性が多少はいる。

しかし女性の仕事の多くは、侍女や給仕などの仕事。

男女が混じると男性優遇となり、女性が冷遇される。

以前、劇を見に行った時も、3神の女性役よりも、

男性の主人公の方が給料など優遇されているらしいし。

もしかしたら、折角ナンシーが新しい曲を書いても、使われなかったり、

思ったような事ができない気もする。


それに、こういった新しい試みをする時に、女性の地位を向上させる仕掛けにしたい。

男性が裏方。

表にでるのは、女性だけ。

女性だけでやれるんだと言うことをみせ、社会進出に役立つ1歩にしたいな。


お!、思い出した。

ミュージカルと宝塚って一緒かな?

あれは、とにかく男は必要なかった気がする。

まあ良いや。


「男は入れないようにしましょう。

男役が必要なら、女が男装して演技すれば良い。

女性だけでやるんです。できますか」と伝えると、


「どうして?」と

「男を入れるとナンシーの思った様な新しいことが出ない可能性ある。

それに、女子が思い描く理想の男子を演じるには女子じゃないと無理です」

「何が違うんですか?」

「女子の理想の王子は、踊りながらかっこよく登場するでしょ」と、超恥ずかしいが、なんとなくフワフワと回りながら登場し、ビシッとポーズを決めて見せる。

ナンシーが、ぱちぱちと手を叩く。

そこで、先ほどの続き。

「このような男子は現実にはいません。

大前提として、そもそも男は、踊りながら登場しません」

「えーーー。そういえばそうかも」

「女子の理想とする王子は、女子が演じなければ、満足する理想像にならない。

それに男は恥ずかしすぎるし、必要性も理解できないから、満足に演技できないと思います」

と、力説すると、納得してくれた。

その日のうちに王都に移動。

ナンシーに手紙を書かせて、直接の関係者及び、関係者に声をかけてもらう更なる友達を含め、3日後に集まってもらうようにした。


それと、もう一度ピアノ屋へ行き、ピアノ専任の教師を紹介してもらう。

少し厳し目の女性だが、本当はやさしいと言う、50代の女性アースを紹介された。

アースには、地方拠点で過ごすこと、給金などについて説明し、領地に移動してもらった。

領地のピアノの先生は片付いた。


さて、ナンシーのほうは、3日のうちに、練習場兼宿泊が出来る建物を探した。

商人街から一般の人が住むような市街に、空いている物件を見つけ、とりあえず3ヶ月間の契約をした。

ナンシーのお友達が集まった。

楽器担当6名。ダンサー4名。

とりあえず「勇者と魔王」と言う普通の演劇でも使われる有名な演目があるので、それを30分程度にコンパクトにまとめ、大体の流れを決める。

ナンシーの新しい曲を聴き、演目にダンスが取り入れられる事を聞くと、みんな、このミュージカルに可能性を感じたらしい。

参加者全員がやる気になった。

とりあえずの目標は、アメリの結婚式の披露宴だ。

高位貴族が出るのだから、宣伝にはばっちり。

一応、全員に、女性の地位の向上のきっかけにしたいのだと説明し、

やるなら、男に頼るなと念押しした。

私は、まだ子供だからセーフだけど、他は絶対に入れてはいけない。


と言う条件でスタートした。


必要な楽器や、舞台装置などを用意し、みんなで演目内容の調整をしていた。

曲は簡単に出来る。

途中で勇者と王女が歌を歌う箇所があるらしく、歌詞作りに困っていたようだが、1ヶ月前に全体の構成、セリフがきまり、練習が積み重ねられた。

1週間前に確認したら、良い具合に魔法効果も加わり、とてもすばらしい演目が出来上がっていた。

衣装も完成し、レベルアップに力を注いでいた。


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新作 始めました。異世界恋愛?物語です。
女の子みたいな容姿の年下はやっぱりダメですか?。
「転生者はめぐりあう」の作品はアルファポリスの方が進みが早くなってます。
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