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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
4部ジルベール10歳 時が動き出す

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4.46 スザンヌ・ラルクバッハ5

もう、結果は知ってることだけですけどね。

一応、最後だけを切り出してます。

4人で話をした時、最後のジルベール様との時間だと思い、一生懸命お話をした。

最後は、さびしくて泣きたくなってきたが我慢した。


そして時間が来て夕方、解散した。

ジルベール様が馬車に乗り込む時、これで最後と愛しのジルベール様にキスをしてお別れした。


私は部屋に戻ると泣いた。

お母様と1妃様が2人で慰めてくれた。

1妃様がお父様を呼んでくれ、私の心をきいてくれた。

涙を止めようと思っても、止まらない。

どうしても諦められない。


するとお父様は「任せなさいと」とおおみえ切ってお部屋に戻られた。



数日後お父様から

「父は頑張ったぞ。お前もマリアも2人ともハッピーだ。この国でに留まり、頑張ってくれ」と言われた。

「それは、私がマリアの婚約者を奪ったと言うことですか?」

と質問すると

「いや、2人ともジルベールと婚約させる。

わしの娘を2人も取られるとは、ジルベールはモテルのう」と笑っている。


一瞬、何?と理解できなかった。

この国は王は3人、公爵は2人の妻を娶れる。

それ以外は1人だけ。

法で決まっている。


ジルベールは、両金眼だが伯爵家ではなかったか?

王の後継者にでもするのか?

それだとルカお兄様が王の後継者ではなくなるの?


あまりに不思議な顔をしていたせいか、お父様がもう少しだけ説明してくれた。

「ほんとは正式に公表するまでは言ってはいけないので、内緒だぞ。

メルミーナがジルベールに公爵を譲る。

だからジルベールは妻を2人娶れる。

よって、ジルベールはスザンヌとマリアの両方と結婚できるのだ。

どうだ、すごいだろ」


なんと、前世と一緒だ。マリアも悲しむことが無い。

私はジルベール様も好きだが、姉妹であるマリアも大好きだ。

「ええ、お父様、すごいわ。

メルミーナ様は、ジルベール様を私から引き離すだけの悪者だと思っていたけど、私のために公爵を譲るなんて。

私、今夜から、メルミーナ様に足を向けて眠れないわ。

ベッドの向きを変えてきます」

と部屋に戻り、場所を確認して侍女にベッドの場所を動かしてもらった。



この話は、後日メルミーナに伝わり、ベッドの向きは無事元に戻った。

だいたい、メルミーナはスザンヌの為に公爵を譲る訳ではない。

あくまで国のために自分の後釜探しで譲るだけだ。


それから数日後。

正式に婚約者が決まり、私とマリアはジルベール様と婚約した。


マリアとジルベール様は、この場で初めて聞いたみたいで、以前の私と一緒で、呆けた顔をしていた。


すぐに我に返り、私達のジルベール様が

「あの、まだ状況が理解できていないのですけど」と言うと、

メルミーナ様から「喜んでお受けしますと言えば良い」と叱責が。

「喜んでお受けします」

と言い、私達のジルベール様が深くお礼をする。


王から「ではこれで、儀礼を終了する」


これで私はジルベール様の婚約者。

生まれた良かった。

2度目の人生に感謝した。


これから、私はジルベール様の妻となるべく、それに相応しい令嬢にならなければならない。


公爵夫人。

王妃に継ぐ国の重要な役割。

全ての貴族令嬢が目指すような手本にならなければならない立場。


それに、ジルベール様はきっとすばらしい偉業を達成するはず。

それに相応しい女にならなければならないし、前世のように守られる存在であってはいけない。


令嬢教育だけでなく、自分で自分を守れる技術も身につけなければ。

運動は得意だったけど、護身術に力を入れるようにしよう。

今の私には未来視の力が無い。

今は、前世とは違う。

だから、スーレリアとは違う自分を目指す。


マリアはマリアで、なにか思うことがあるようだ。

夢を見るような目ではなく、確実の将来を見ている目だ。


この子も、大丈夫だろう。

7歳にしては、落ち着きもあり、いろいろと考えている。

まるで私と同じように前世があるような雰囲気もあるし。

これからも、一緒にがんばって行ける。



そして、明けて次の日。

ああ、しまった。


私はジルベール様と婚約したのに、自分がいかにふがいないか気がついた。


ジルベール様は両金眼。

マリアは聖女。

そして私は片目が金眼なだけの未来視もできないクズ。


ただ、恋に恋する大ばか者。


これではいけない。


スーレリアで死んだときに、次は戦える力もある人を目指すと誓ったはずの2度目の人生。

私は、まだ何もしていない。

そして何もできない。


私のジルベール様とか愛しのジルベール様とか言っている場合ではない。

恋に恋する時は終わった。


私は、ジルベール様の婚約者として隣に立つに相応しくならなければ。

とりあえず今日から体力強化だ。

今日から、走り込みね。


-----------後日-----------------


それから、夏休みを過ぎ、結局ジルベール様がシンだったことが解った。

マリアも前世がありマキの魂を持つ者だった。


私は、1人きりではなかった。


300年が経って、また再び会えた。

しかし、他の2人は私ほど前世を覚えていないようだ。


私は300年ぶりだが、2人は途中で別の人生を歩んだようだ。

2人の守護神はメリーナ様。


私の守護神はラキシス様。

私だけが別の特別なようだ。


ラキシス様は、私の事を私のスザンヌと、ものすごく親密的な表現をされた。

私って、何者なのだろう。


ラキシス様からは、未来視の目を頂き、総魔力量もぐんと増やしてもらった。


今世は、未来視に戦う力も持っている。

私は頑張る。

でも、学園の教育に、王城での令嬢教育、護身術と最近すごく忙しい。


マリアも、教育がすごく増えている。


私が7歳の時にはこんなに無かった。

追加で増えている教育で一番大きいのは、医学の教育だろう。

マリアは私と同じぐらい賢い。前世での知識もある。

だからこなせるのだろうか。

こちらの世界の医学と、ジルベール様がいろいろ調べたり、異世界の知識をまとめた新たしい医学書もある。

マリアは、医学・薬学・魔法とものすごくたくさんの勉強をしているようだ。


私は、魔法があまり得意では無い。

しかし魔力操作の訓練を続けると、基本といわれる土魔法、風魔法が使えるようになった。


ジルベール様のまとめた新しい魔法学で言うと、流体操作、固体操作、気体操作だ。

魔素の高温化、低温化、音波操作と、光子操作は良く解らないので、使えない。

旧来の言い方だと、火・氷・音・光だ。

まあ、元々適正が土を風と言われていたので、流体操作、固体操作、気体操作で妥当だ。


それに、魔力の可視化、身体強化の魔法、未来視が使える。


魔力の可視化に、未来視を使えば剣では無敵かも知れない。

それでも聖剣を使ってすら、ジルベール様には勝てない。


ジルベール様は、戦いの最中に未来視を無視する時間魔法が使える。

一瞬先の予知では無意味だ。


予知しても、防御不可能な攻撃だと解るだけ。

そもそも、転生者は未来視の予知を書き換えできる。

勝てる訳が無いのだけど。


それでも、前世のように守られるだけでは無いところまで来た。

マリアも私以上に頑張っている。

私も今世を後悔の無い様に日々頑張ろう。



-----------マリア--------------


めでたく、お姉さまは、ジルベール様と結ばれました。

私も、一緒です。


"ジルベール様を独占したい。"

そういう思いもありますが、私はジルベール様と同じく、お姉さまも大好きです。


その後、お姉さまが転生者、スーレリア様の生まれ変わりと解りました。

記憶にはありませんが、私もマキの生まれ変わりだそうです。


前世でも、お姉さまと二人でジルベール様の妻をやっていた事がわかり、他人であった前世でも仲良くやれていたなら、今世はさらに姉妹。

絶対に上手くやって行けると思います。


その後、王室の勉強をしていて建国の王 シンが、妾を沢山持ち、子供の沢山いたことを知りました。


でも、スーレリア様の計算で、300年先を見据えた基盤作りだと書かれていました。


実際に300年、金眼の子が絶えることなく続き、国が保たれてきました。


しかし、現在の金眼は、名ばかりのところもあり、金眼で無い人と圧倒的な差があるわけではありません。

事実、前将軍だったレイブリング様は、金眼でなかったにも関わらず国内一の戦士で戦術家でもありました。


そろそろ血が限界に来ていると、王室の危機と教えられました。


王妃様からは、ジルベールと言う新たな両金眼の優秀な人との子が必要だと教えられました。


ジルベール様を1人で独占してはいけない。


その為に、スザンヌ姉さまと協力して、新たな300年の世を作る仕組みを作りが必要だと。


妻は妻としての役割がある。

私たちは王女。

この先のラルクバッハ王国の未来も考えなければいけない役割があるのだと。


そのためにジルベール様の子供は沢山成しなさなければならない。

積極的に妾をすすめても良いが、悪女を見極めそんな女を近づかせてはいけない。


私たちも悪女を見極め、ジルベール様の役に立てるようにならなければならない。


王妃様からは「ジルベールも悪女の見極めを教える必要があるわ。

早めに信頼のおける侍女で女に慣らしておくけど、これは教育だから、嫉妬してはいけません」

と指導されました。


お姉さまもこの教育を受けているようです。

だんだんと洗脳されている気がしますが、最近はそれが当たり前の様に思えます。


ジルベール様が一緒の時は、私とお姉さま以外に見向きもせず、私たち二人を優しく見てくれます。

取りえず今はそれで十分です。


やさしいおじい様、お父様、お兄様。

そして、毎日やさしいお母様方に囲まれ、

お姉さまに、ジルベール様。

そして可愛い妹達。


今が、幸せ。

転生して良かった。


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新作 始めました。異世界恋愛?物語です。
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「転生者はめぐりあう」の作品はアルファポリスの方が進みが早くなってます。
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