4.27 妊娠
エイミーじゃないよ。
次の日の朝、食堂に行くと、以前どおりの人数に戻った。
おかあさま、アメリ、レイブリング、エイミーに私、
ヘイゼルさんクイン、エレノア、ニーナ、ナンシー。
合計、11人。
小さい頃に比べれば人数が増えた。
ン? あれ、10人しかいないのに、11の気配?
そこにトシアキが来て、あトシアキか、これで11人。
気配が あれ12。
感知能力に集中すると、アメリのところで気配が重なっている。
明らかにお腹の部分でもう一つ何かがいる。
私は驚きいて、大きな声を上げてしまう。
皆も私のほうを見るが、私は、突然の事で、整理ができず、とりあえず、庭に出た。
深呼吸。
庭師のジジを呼んで、花束を作ってもらう。
そして急いで食堂に戻る。
皆、何があったか私を見るが、そのままアメリの方に行って、
「おねえさま、妊娠おめでとうございます」と言うと、アメリは、恥ずかしそうに花を受け取る。
母は「は?」と声を出す。
エミリーは驚きで立ち上がったさいに、食器を落とした。
レイブリングさんは飲み物を吹きこぼす。
トシアキは、動きが止まる。
「ところで父親は、誰でしょうか?」
しばし答えないので、私はトシアキをにらむと、トシアキはぶんぶんと首を振る。
え、違うの?
それ以外に、アメリと話をする男性なんかいたか?
ヘイゼルさんは、違うと言う顔、役所側で働いている人か?と疑問に思っていると、
突然レイブリングさんが、土下座で、
「すまん、たぶん父親は私だ」と言う。
アメリは、その言葉でうなずく。
母は、小声で
「年配好きは血か?そんなところが似るなんて」と。
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なにやら妙な言葉が聞こえたような、気のせいか。
エイミーは、
「知らなかった。そうだったのか」と。
「レイさん、エイミーと付き合ってるんじゃなかったの?」
するとエイミーから、
「いや、この人、親戚だから。それはナイナイ」
ちょっと待て、そういえば、レイさんの血縁関係とかぜんぜん知らない。
その後、母が医者を呼び、診察してもらうと、妊娠3ヶ月。
けっこう立派に育っていた。
逆算すると、どうやら、私と母が王都に見合いに行っている時か。
問い詰めると、そうだと白状した。
そりゃそうか、アメリは普段、母親と一緒に寝ている。
隙があるとしたら、その時しかない。
その日、アメリが、珍しく酔ってしまい、レイさんが部屋に送ったまま送り狼になってしまったらしい。
レイブリングさんは、前からアメリの事が好きだったんだそうだ。
年が離れすぎているので、遠慮していたけど、
アメリが特に抵抗無く、逆に抱きついて来たので、そのまま最後までと。
アメリは、レイさんが好きだから、結婚を許してくれるなら結婚したいと。
はいそうですか。
では、そう動くしかない。
トシアキは、ショックでうごかないし、
エイミーは、アメリを応援しているが、
「ヤベー、どこかに私の相手がいないのか、旅に出るか?」な
どと喚いてるので、役に立ちそうも無い。
私と母で頑張るしかない。
さて、まずは、相手のことをちゃんと聞きましょう。
っていままで一緒に住んで癖に、何も知らない。
同居前に、ちゃんと聞けよって、いまさら正論は必要ない。
いや、もちろん、お母様はちゃんと全部知ってるよ。
さあ、いまから私もちゃんと説明を聞きましょう。
アメリも、リリアーナに似て、年上好きです。
トシアキを平気になっては来ましたが、
そこまで年上じゃないから対象外です。
ジルベールの父アナベルも、当時のアメリにとってはおじさんだったから、大丈夫だったんです。




