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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
4部ジルベール10歳 時が動き出す
70/186

4.19 閑話 ナンシーは転生者? 疑惑

スザンヌと一緒に家に戻ると、ピアノの音が、マリアのピアノの時間だろうか、ナンシー、エレノア、ニーナとは違う。

かなり上手いけど、ナンシーほどではない。


エレノア、ニーナは、まだ習い始め、簡単な曲を練習中。

家に入ると、やっぱりマリアだった。

ちょうど終わったところだったので、拍手する。

「あ、ジル様、聞いてたんですか、はずかしい」

「さすが上手ですね」

「スザンヌ様も、そろそろ練習をしてくださいね」とナンシーから。

「ジル様、ピアノはされないの?」

「私は、ピアノは弾けませんよ。

でも風魔法の応用は音は出せますけどね。

ちょっとやって見ましょうか?」


と、なんとなく聞き覚えのあった、現代風の曲の音をエアーピアノで数曲弾いてみる。

「すごい、なんですかこれ。聞いたことが無い楽曲」ナンシーが興味を持ったみたい。

「それなら、私も幾つか弾けそうです」とマリアが。

「マリア様は知ってるんですか」

「はい。きっちりは弾けませんけど、そういう曲なら途中だけですが、幾つか弾けます」

と言って、アイドル系の曲を披露してくれた。

「曲風が、すごく新鮮だわ。あーイメージ来た」と言って

弾き終わったマリアをどかして、必死に弾き始める。


もうすでに現代風の曲を作り出している。

「あれ、ナンシーさんは転生者?」

と小声でマリアが話す、

「違うと思うけど、すごい才能だな。

こんなちょとで新曲作れるなんて」

あまりにすごい集中力なので、みんなそっとその場から離れた。

顔つきが、ちょっと怖かった。


スザンヌが、今日の練習が無くなって良かった。

とこっそり言ってた。


それを聞いた侍女が「もう一台ピアノを持ってこれませんか?」

と聞いてきたので「領主館から持ってきましょうか?」と答えると「是非。1日休むと感が鈍りますから、持ってきてください」とのこと。

スザンヌが「えー、せっかくの休憩が」

というので、

「私もスザンヌのピアノ聴きたいなー」と言うと

「そう言うなら頑張っちゃおうかな」

と言うことで、とりあえず転移でピアノを持ってくる。

スザンヌは、運動神経が良いし、器用なので、ピアノも非常に美味い。

プロ級の曲をガンガン弾けるので、弾き始めると演奏会並。

心が洗われる。


今日も練習曲数曲を披露し最後はマリアの指導をしていた。

姉妹仲良く、とても平和な光景でした。


夜になっても、ナンシーがまだ弾いてた。

マリア達がいる時は自重しろと怒ったら、

とりあえず、その期間はおとなしくピアノの指導をきちんとやり、空いてる時間で作曲。

きちんと夜は休んでいたが、夏が終わると大変なことになってしまった。

その話は、また後で。


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