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旧・転生者はめぐりあう  作者: 佐藤醤油
3部ジルベール幼少期2
41/186

3.9 太郎

2016/10/24

ブックマーク50になりました。

減らないことを期待します。

ティアムトが完全に回復した後、黒狼の子供が対面した。

黒狼はうなるが、自分から攻めることは無かった。

「ごめんなさい」といながら抱きしめると、抵抗するでもなく受け入れていた。

魔物の世界は、強さが何よりも重要。

情などよりも、強さ。

それゆえか、特別に何かおきることも無かった。

数日すると、黒狼は、普通にティアムトに接するようになった。


私は、滞在する間、何度かティアムトと話をした。

ティアムトは、色々な国の事、魔物の事を知っていた。

魔法の事も詳しく、話をするのが楽しかった。

1週間ほどで出て行こうとしていたが、まだ聞きたい話があったので、

あと1週間伸ばしてもらった。

ティアムトは、人間の形態では剣も上手だった。

エイミーと打ち合うと、結構互角の良い勝負。

もちろん、ティアムトが、魔法を組み合わせればエイミーよりも強い。


ティアムトは、竜形態になっても、邪魔にならないような、バッグを持っていた。

それに、本の僅かに、着替えの服や、道具が入っていた。

私が、それを空間魔法で拡張しました。

本来は維持に魔石が必要になるが、ティアムトの膨大な魔力があれば、難なく魔法を維持できました。


そして、ティアムトは、旅の続きをするために、出て行った。

残り5年。この世界を回るらしい。

途中、通りかがる時には、寄るように言って、お別れをしました。


黒狼の子は、あいかわらず家にいます。

私になついてしまい。

離しても、家から出て行きません。

これだけおとなしいならと、飼えるだろうし、人に慣れてしまったために、

そもそも自然界で自分で獲物を取って暮らせるか不明だと。

結局、家で飼う事になり、名前をつける事になりまし。

私に命名しろと皆が言うので、”太郎”となずけました。


みんなからいっせいに、なんだそれと突込みがありましたが、

トシアキが、母が飼った犬と同じ名前だと。


母と同じセンスに感動してました。

トシアキいわく、全部で3匹の犬を飼って太郎、次郎に最後が花子でした。

うーん。テンプレ。


太郎と名づけしてから、少し異変が。

太郎が急激に成長し始めました。

レイさんが、魔物は名前を付けると覚醒する事があるそうで、覚醒したのかもしれないとのことでした。そういえば名づけしたときに、魔力が結構減ったと伝えたら、やはりか。と。


主人の力をもらいながら成長するそうなので、ここ暫く日々魔法力が勝手に減るのは、太郎に流れているから見たいです。


さて、その後も、私にべったりかと言うと、そうではありません。

ある程度大きくなった後、私にではなく、実はエイミーにも懐いています。


エイミーは大の犬好きで、ご飯を自分が上げると率先してご飯係をやっていたからか、

あっというまにエイミーに懐いた。


いや、最近の様子を見ると、エイミーの配下に下った気がします。


そして、太郎はすぐに大きくなり、エイミーが背中に乗れるようになりました。

エイミーは、日々乗馬ならぬ乗狼を楽しんでます。


専用の馬具? 狼具でしょうか? を作り、結構早い速度で領内を駆け回っています。

楽しそう。

私も乗ろうとしたのですが、エイミーと一緒なら載せてくれますが、単独乗車嫌がられました。

太郎、私が主人だよね?

最近、疑問に思い始めましたが、まあ、オスだから、女性の方が好きだよね。

やっぱり。

性格は主人に似るって事? と思えば、太郎の主人が私と言うことで、まあ良いか。





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新作 始めました。異世界恋愛?物語です。
女の子みたいな容姿の年下はやっぱりダメですか?。
「転生者はめぐりあう」の作品はアルファポリスの方が進みが早くなってます。
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