温泉
1日おきに領内の探索しているのであいた時間は魔法の訓練をしています。
クインさんは魔力操作がへたでした。
私と一緒に訓練をしたら1ヵ月後にクインさんの総魔法力は倍程度に
威力もずいぶん増え、魔力操作の重要性がわかってきたようです。
私も順調に魔法のスキルが上達して来ました。
そして索敵のスキルレベルが上がってきたころ山の探索中に硫黄のにおいがするところに案内してもらいました。
もしかして温泉が出るのかと、大地に手をあて、探索、水、土魔法をフル活用してみる。
どうも250mほど下に温泉と思われる気配を察知、掘り進むと見事温泉を引き当てました。
浅めのところに温泉があってよかった。
これで温泉を見つけられる事がわかった。
土魔法で簡単なお風呂を作ってきました。
これに、気を良くした私は人里で井戸を数箇所ほりました。
そして我が家の近くで500mほど掘り進めば温泉が出る場所を特定し温泉を出しました。
数日間、絶対にあると信じてひたすら掘る。
最後の500mが現在の魔力到達限界ギリギリでしたので丁度足りて良かった。
索敵ギリギリが魔力到達ギリギリなのだから当然ですが、遠いほど土魔法の効果を発揮するが大変。
最後の1mを掘るのがきつかった。
その後、土魔法を駆使して自宅まで温泉をひきこみます。
空中だと冷えるので、魔力を使って土中1mに穴の周りを高熱で溶かし
ガラス状固めたパイプを通して自宅まで温泉を繋ぐ。
温泉の量が多かったので、宿屋をやってはどうかということになり温泉宿の建設と働く人の募集が始まりました。
完成には1年ほどかかるそうです。
こちらの建築技術は、ある大きさ以上の建物になると急に工期が長くなります。
一般の家は土魔法で土台を組み合わせ、そこに時間をかける。
土台完成後は、平屋の一軒屋は、ポンポンと木とレンガを魔法で組み合わせで簡単に建てる。
大きな宿屋は、魔法でポンと作ったりはしません。
宿屋の大きさになると3階建になるのでちゃんと柱を立て、木を組み合わせきちんと作るようです。
もちろん、要所要所で魔法で構造物を強化する。
魔法を上手に使って建物を建てる工夫がされています。
山歩きは、いろいろな特産品を見つけるのに役に立ちました。
焼き物を焼く粘土の発見。
上薬になる石や、草。
そして、火魔法の訓練でわかった硝子の元を多く含んだ土など。
クインさんに焼き物を作るためのろくろの構想を説明。
さらに温度を一定に保つ小さめの炉の事を説明した。
当初、ろくろは魔力を使う必要は無く足回しで良いと構想を説明しましたが、クインさんが魔石を使えば簡単にまわせる装置ができると説明してくれた。
そこで試作してみるが、簡単には作れましたが動力に魔石を使うとコストが高くなりすぎることが分かりました。
作っている製品の単価に対して燃費が悪い。
結局、足で動かすほうが速度も調整もしやすく、職人が作りやすいということがわかりました。
試作品ができる頃に、王都から、皿を作る陶磁器職人が一人来ました。
皿の職人も最初から増やすことはできない。
育成期間を考慮し、徐々に人を雇い育てていく事にしました。
近所の長男以外の子供たちを集め、農業以外にも職につけるようにこの工場で試しに使ってもらうことにしました。
結果、幾人か使えそうなセンスを持つ子が居たようなです。
どちらかと言うと小さい子の方が感性が良く、学ぶことも真剣なので上達が早かったようです。
炉の方は、薪だけを燃やさずに火の魔石を上手く使えば、温度の制御が楽に出来るとアイデアを足してくれました。
そしてその装置に詳しい人を王都から呼んでくれました。
結局こちらは魔石を上手に制御する魔法陣と組み合わせる事で温度を均一に出来る事が解りました。
魔法、特に魔法陣は制約をつけると限定された使い方の能力が向上します。
今回の温度制御の魔法陣は攻撃に使えない、温度調整機能を決まった一つだけにするなどの手法を使うことで魔石の消費量を減らしました。
この地の産業が徐々に増えて行きます。




