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4話

校長の号令に合わせてノアを含めたエーテルマスター達がそれぞれ色や形等の違う様々な武器を取り出す


「今エーテルマスターが持っているのがエーテル武器だ!!

詳しい説明は省くが必ず切り札となる!!

性能を確認しておけ!!」

校長の言葉を聞きノアの持つ武器に目を凝らす


いくら銃の携帯を許されていると言っても一般人が目にするのは基本的にハンドガンだけだ

しかし、ノアが持っているのはいかにもサブマシンガンとかアサルトライフルですという風なまさに戦争で使われるような銃の形だった


「この武器はショットガンです

名はシトリーと呼んでください

ショットガンとしては比較的速く連射できます

その分反動も重くなりますが、私なら大丈夫です」

俺がノアの武器をじ…っと見ているからか彼女が口を開く


「えっ…」

「?」

俺の驚きの声にノアがハテナマークを浮かべる


ノアの説明で基本的なことは分かった

まさかこの銃がショットガンだとは思わなかった

思わず声が出てしまうほどに…


「ありがとうノア、覚えておく

ショットガンだとは思わなかったけど…」

「どういたしまして、銃のことはよく言われます」


ノアの印象は見かけによらないというもの

彼女の武器も同じように見かけのよらずショットガンのようだ

もしかしたらエーテル武器は持ち主を多少なりとも象徴するものなのかもしれない


「よし!!全員確認したな!?移動するぞ!!全員整列!!」

しばらくすると校長の大声が響く


周りに遅れないよう俺とノアも指示通りに整列する


〜〜〜

移動して着いた先はいかにも射撃訓練場というような場所だった

様々な距離に的が置いてあり、離れたところには大量の銃と弾薬がまとめられている


「そうですマスマー、ストックを関節の付け根にしっかりつけて下さい、照準がずれるので頬を左右に傾けないようにして下さい」


俺はアサルトライフルのモデルガンを使いノアから銃の扱い方を学んでいた


ハンドガンしか持ったことのない者がいきなりライフルを撃つと、反動にやられ怪我をする上周りに危険が及ぶという最悪の事態が考えられるらしい


その為幼少期から訓練を積んでいるエーテルマスターに横から指導してもらい扱いを把握する


「次にリロードをしてみましょう、私が工程を1つづつゆっくり行うので後に続いて行ってください」


そう言うとノアは自分の手に持っていたモデルガンをゆっくり操作していく

俺はその真似を後から行い手順の確認を行う


「ある程度お教えしました、ここからは今までの内容を反復した後ゴム弾を使用した射撃訓練を行いましょう」

ノアはそう言うと直ぐそばにあった台に持っていたモデルガンを置く


そのすぐ後に校長が椅子から立ち上がり口を開く

「全員手を止めろ!!」


俺はその声に反応して銃を構えたまま校長の方を向く


「…マスター、上官の話を聞くとき銃は置くか銃口を下に向けて持つのが正式ですよ

銃口を向けると叛意があると受け取られかねませんから」

「やべ…」


そんな俺の行動を見てかノアが教えてくれる

よく見れば俺以外はノアのいうように銃を置いたり銃口を下に向けていた


かなり初歩的なマナーのようだ

…恥ずかしいっ!!


「2ヶ月後に新入生同士の模擬戦闘訓練を行う!!

今後の待遇・序列にも大きく関わるから気合を入れて訓練に励め!!それじゃあ再開!!」

校長はそう言うとまた椅子に座り直す


序列か…

魔法が学びたくてこの学校に来た

しかし、俺は死にたいわけじゃない

知り合って短いがノアにだって死んで欲しくない


できれば戦場で捨て駒にされないレベルの序列は確保したい

そのためには…

「戦闘訓練、勝つぞノア」

俺がそう言うとノアは俺を真っ直ぐと見ながら

「当然ですマスター、私がいるのですから」

そう言った


〜数日後〜


今は座学の授業中だ

訓練で疲れるからだろうか

稀に居眠りをしている生徒を見かけることがある


それでもあの訓練を行った後居眠りをするのが稀なのは流石訓練校の一言に尽きる


「エーテルマスターは主を得ることで自らの力も高まる

稀に複数のエーテルマスターと契約することの出来るものも現れ…」


座学の先生の話が聞こえてくる

今日はエーテルマスターについての授業だ

しかし、どうにも勉強というのは好きになれない

大人になれば変わると思っていたのにそういうわけでもなく未だに先生の話は耳を右から左へと流れていく


それにしてもノアからあんなに自信に満ちた言葉が聞けるとは

もう少し控えめだと──いや、どちらかといえば解釈一致かもしれない


「主を得られないエーテルマスターも稀に現れ、その者達は必然的に能力が微弱になり未だに卑下する風潮がのこっている

また、軍の管理下にないエーテルマスターもごく少数ながら存在しており彼女らは当然ながら契約を行っていない」


やはりどこの世界にも差別は存在するのか

人類として共通の敵が存在しながら誰かを自らの下に位置づけないと生きていけないのは人間の性というか


自分はそうはなりたくないものだ…


「マスター、ノートを書ききってしまったので何か書くものをください」

俺の思考を遮るようにノアがそういう


ここ数日一緒に過ごしているうちにかなり打ち解けてきたと思う

半強制的にだったとはいえ美人な女の子と仲良くなれるのはうれしいものだ


本当に出会って数日なのだがノアのことを大切な仲間だともっと知りたいと思っている

契約の影響だろうか…


分からないことばかりで未熟だがとりあえず2ヶ月後の戦闘訓練を頑張らなければ

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