1話
「ご入学おめでとうございます」
目の前の女性がそう言って微笑む
俺は今、記憶にある限り2度目となる高校の入学式に来ている
以前の記憶とは世界から異なる異世界の地で
〜〜〜
生とは非情なもので、いつ何時終わりが来るかわからない。
ある日突然終わりがやってくる
俺もその被害者の一人だ
記憶にある前の世界最後の記憶はベッドに入ったところ
会社から帰宅し、晩飯を食べ終え明日の休日は何をしようかと考えながら眠りについた
ブラック企業なわけでも大企業なわけでもな普通の勤務先だった
無理をしていたわけじゃない
しかし、次に目を開けたときそこはすでに異世界だった
いわゆる異世界転生というやつである
よくラノベや漫画などを読みながら「なんでこいつ転生したのにこんな冷静なんだよ、もっと取り乱すだろ…」
などと考えていたが、実際自分がそういう目に遭うと現実味がなくただ「わぁ、みんな大きい〜」となってしまう
気がつけば俺も早15歳
特に不便は感じていなかった
というのも、この世界文明が現代日本と大差ない程度には発展している
最初俺も「剣と魔法の異世界じゃないのかよぉ」と、この世界が日本と同じだと思っていた
しかし、日本と────
いや、前の世界で聞いたどの世界とも致命的に違う点があった
一般市民が銃を携帯しているのだ
この世界には「人類の敵」と呼ばれる者たちがいるようなのだ
彼らの襲撃がいつあってもいいように一般市民は銃を携帯している(といってもハンドガンだが…)
という話を教えてもらったときに俺は衝撃的なことを聞いた
あるのだ、どうやら
この世界には魔法が!!
「異世界のロマンといえばなんですか?」
と聞けばたくさんの答えが返ってくるだろう
エルフ娘、ケモミミ、スキル、ステータス、etc
しかし、こう答える人もいるのではないだろうか
「魔法」と
そう、魔法はロマンだ
空を飛んだり、土を金に変えたり
天変地異を起こす力
それが魔法
異世界系のラノベやアニメを見たことがあるなら一度は考えたことがあるだろう
「自分も魔法が使えたらなぁ」
俺は今それを叶えられる場所にいる
ならばそれを選ぶ他ない
そう思い進学したのがこの学校
「人類防衛士官訓練校」
魔法は「人類の敵」と叩く際の切り札で特殊な訓練を受けなければ身につかないらしいのだ
その訓練を受けに俺はこの学校に来た
「新入生起立!!」
女性の声がマイク越しに響く
どうやら俺がボーっとしている間に入学式が始まったらしい
俺も送れないよう起立をする
すると目線の先にある舞台?壇上?に強面の軍服を着た男性が歩いてきた
まさに筋骨隆々と言うべきような体をしたまさに「兵士です」と言わんばかりの男性だ
「学校長あいさつ」
さっきと同じように女性の声がマイクを通して聞こえてくる
あれが校長なのだろうか…?
っていうか挨拶ってマイクは…
「諸君!!私が学校長のアロースである!!」
そんな俺の疑問を校長が大声でかき消した
マイクを使わずともよく聞こえる声で自分の名を名乗る
「諸君らはこれより、人類の命運を背負うものして訓練を受ける。
約半月の教育の後訓練兵として前線に派遣されることになる。
命の保証はできない、しかし!!
人類存続の鍵は諸君らだ!!存分に励むように!!以上!!」
そう言うと校長はそそくさと退場していった
…軽い気持ちで進学してしまったが大丈夫だろうか…
そんな俺の不安を置き去りに入学式は粛々と進行していき、閉式となった
〜〜〜
「失礼しまーす…」
俺は寮であてがわれた部屋の扉を開ける
おそらく二人部屋であろう部屋
中に誰かいるかも知れないので挨拶をしながら入るも中には誰もいなかった
「…?まだ来てないのか?」
部屋の奥に見えるベッドは2つあり、二人部屋であることは明確だがまだ来ていないのだろうか?
俺は荷物を置きに部屋の奥へ行く
奥には二人で向かい合って何かを行える机があり
キッチンや棚などその他いくつかの家具が置いてあった
「まぁ、相手は後で来るのかな?」
そう俺はつぶやき荷物の整理を始めた
しかし、その日同室の相手はやって来なかった
〜〜〜
翌日
今日から訓練が開始されるはずだ
俺達はまずグラウンドに呼び出された
「諸君らには「敵」と戦うための力が必要だ
しかし、それは人間には不可能に近い
そのため、エーテルマスターと契約してもらう。
来い!!」
校長がそう言うと後ろから足音が聞こえる
思わず振り向くとそこには大勢の美少女達が並んでいた…
ここまで読んでくださりありがとうございます
この作品はとある作品のリメイクです
大きく世界観を変えたくて新しく作りました
以前読んだことがある方は「あれ…?」
っとなってしまうかもしれませんが、軽く読み流すだけいいのでぜひともお付き合いください
また、この先も少し設定を変えるかもしれません
それも含めてお楽しみください




