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飢えと渇き

 おれはとらわれようのない

 飢えと渇きに 

 長年の間 

 苦しめられてきた

 どうにかしようにも

 どうにもできない

 満たされたくても

 満たされない想いが

 果てしなく

 続いてきた


 おれはそんな状態から

 今ようやく

 脱出できそうな

 気配が感じてきた 

 おれだけじゃなく

 同じように

 感じてきた奴だって

 いるに違いない

 

 男だろうと

 女だろう

 それは当たり前で

 みんな同じハズだ

 おれ一人だけの

 問題ではなく

 おまえ一人の

 問題でもない

 

 目的の相違はあっても

 みんな何かに満たされたくて

 ウズウズしながら

 毎日を過ごしている

 

 おれがこうして

 一人ぼっちでも

 平気でいっれるのは 

 ただ単に

 運が良かっただけのこと

 全てがおれに

 ツキを回してくれた

 

 ツイていない奴らは

 みんな自らの手で

 ツキを潰してしまった

 ツイていない奴らは

 みんなダメになった

  

 今のおれは 

 何よりも自由で

 いられるし

 悩んでいることなんて

 ほとんどない

 全てがおれに

 味方してくれた


 ツイていない奴らは

 全てを投げ出して

 全てを蹴飛ばして

 自らの手で 

 運までも

 潰してしまった


 そんな奴らの

 運命はただひとつ


 挙句の果てには

 露頭に迷って

 ノタレ死にだ

 

 飢えと寒さと

 渇きに苦しんで

 体をガチガチと

 震わせながらね

 

 おれは悪いけど

 そうはなりたくない


 どっちに転んでも

 それはその人の

 運命だ

 運命を受け入れるしか

 他に手立てはない

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