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おれの家族
まるでムーミンママのような
働き者で
優しいおふくろと
頑固で気が短いが
勤勉な父親と
おれみたいなロクデナシの息子
ウチの家族は
こんなところだ
親父もおふくろも
おれみたいな
ゴク潰しが
一人いると
全く死んでも
死にきれないよな
だけどおれだって
いつまでも
親父とおふくろの
面倒になっていては
申し訳ない気持ちも
多少はある
できればさっさと
この団地の一室から
出て行きたい
それから好きな女と
一緒に生活がしたい
親父とおふくろが知ったら
卒倒して
勘当されても
おかしくないようなことを
おれは平然と
考えている
おれは結婚して
一緒にマンションにでも住んで
自分が好きなことだけを
やってみたい
おれの一番の理解者は
女たちだ
おれは結婚するのと同時に
おれと仲がいい女たちにも
良い思いを
させてやりたい
おれは何人もの女たちに
経済的に援助して
同じぐらいの金額の
お金を一人ひとりに
別け隔てなく
分配してやりたい
結婚生活に
捉われることなく
好きな女を
何人もつくりたい
これがおれが
密かに考えていることだ
おれが生まれてきた訳は
好きな女を
つくることだ
おれは女を愛して
愛しまくる
おれはその為に
生まれてきたんだ




