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一人でいるとき
おれ一人で
外を歩いているとき
近所の駅前などに
たむろしている
若い男女を
見ていると
おれは時々
たまらなくなる
おれ一人で
歩いていることに
ある種の罪悪感を
覚えてくる
みんな楽しそうに
仲良くおしゃべりを
しながら歩いている’のに
おれはただ一人きりで
ふてくされて
恨めしい気持ちで
歩いている
その事実に
おれはたまらなく
罪悪感を
覚えてしまう
おれはどういて
一人でいるのが
好きなのか
自分でも時々
不思議に思うことがある
おれはどうして
孤独を愛しているのか
自分でも
時々分からなくなる
そんなときに
若い男女を見ると
おれは無性に
罪悪感を
覚えてしまう
一人でいることが
そんなに悪いことなのか
おれは時々
混乱してくる
おれは一人でいることが
怖いのか
それともただ単に
仲良さそうに
している男女が
羨ましいだけなのか
おれは時々
自分でも分からなくなる
おれ一人でいることに
ある種の罪悪感を
覚えることだけは
間違いないが
それでもおれは
孤独でいるのが
好きなんだ




