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日常の「漂流転移」  作者: 通りすがりの野良猫
20/21

思想統制警察

大阪府豊中市春日町周辺あたりに異世界、平行世界のトンネルがどうやら路上にできやすいようである

平和な、大阪府豊中市の野畑図書館付近であります。

買い物に行こうと歩いていると、一人の見慣れない制服をきた人物に出会います。

「君はどうしてバッジをつけていないんだ?」

「バッジですか?」

嫌な予感しながら見ると、「国民精神動員云々」とか入った腕章をつけた人物が立って、こちらをじろじろ見ている。

どうやら、彼もまた、「漂流転移 」に巻き込まれた人物のようである。


最近の漂流転移の頻発は、転移空間の入り口というか、トンネルの出口のようなものが、どうやらこの近辺の道路上にできたのが原因のようである。


よく小説にあるように、「車の事故に巻き込まれた」や「爆発のショックで」とかではない。単に道を歩いてたら、日本時間2017年11月12日の21時55分の大阪府豊中市の春日町付近に入り込んでしまうのであるから、たちが悪い。

多分、元の世界では急に目の前の人が消えたりして驚いたことだろう。

最近、なぜか牛が歩いてたりもするんである。

それもなんか荷車ひいて居たり。多分、どっかの世界の農家な牛なんだろうね。

持ち主不明の牛が交番に届けられたらしい。


迷い犬やらも増えたとか聞きます。

それも決まってスピッツやら昔飼うのがはやっていた犬種だから目につくらしい。

人以外に知らない間に転移してきた生き物なんていっぱいあるかも。


ただ、目の前のおっさんは、そんな人畜無害な存在では無さそうだ。

赤い腕章をしていて、偉そうにしているあたりを見て、「何でバッジなんかつけるんですか?、北朝鮮なんかやあるまいし。」と聞くと、烈火の如く怒り出す。

「志井主席バッジをつけるのは、わが共和国の国民の義務だろう!お前は、アメリカ帝国主義に毒された日帝主義者だな。即刻連行してやる、そこの交番に連行する。」

おとなしく連行されるふりをして野畑交番にいくと、当然だが、豊中警察の署員がいる。

服装も普通だから、ここなら大丈夫。

「思想統制警察だ。こいつを署まで連行しろ、国民義務違反及び反体制の疑いがある」

「了解しました」

といいつつ、手錠を持って近づいたと思うと、制服を着ているおっさんに手錠をかけた。

「バカ野郎、容疑者はこちらだ!」怒りまくるおっさんだが、交番の奥に誘導されていく。

「驚きましたか?」と警官が聞いてくる。

「そりや驚きますよ。」

「最近、漂流転移でね、共産党政権下の日本につながることが頻発してるんです。

どうやらさかのぼること、日本が先の戦争で負けて以来、アメリカを中心とする占領軍の政策があちこちで失敗あり、左翼政権が誕生してしまったそうなんですな。

日本、朝鮮半島、中国と、ほとんどが共産党またはその仲間での支配下になってしまったんです。また違う世界では、中国に支配されてるなんてのもあります。これらからきた人のうち、あちらのほうで反体制扱いされてる人は、今のこちらの生活には適応できるんですが、さっきの思想統制警察なんて言う人物は、こちらでは「過激派」ですからね。実は秘密に医療刑務所に収用して、逆洗脳に近いくらいの意識改革をしてもらった後、社会に入ってもらってるんです。まあ、大概の人は適応できますが。」

「そうですか。良かったです

」私は無事交番から出てきたが、非常に怖かったのだ。

私もあちらからの転移組で、今でも、思想統制警察にやられた拷問のあとが疼くのだから。


怖い世界です

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