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明坂高校生徒会はこんなもんやで!  作者: 綿ダッコ
〜よろしく、そしてこれからも〜

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第六十四話 かわいいところ

 (一応、鏡で見てセットしたけど……)

4/1、宮浦は集合時間の30分前に着いていた。


(崩れてないかな……?)

(……よし、大丈夫そうやな。つむぎってアトラクション乗るんかな?まぁ乗ろうが乗ろまいが、つむぎのしたいことに付き合うって決めてるし)


――一方その頃松原は


(攻めすぎたかな……?)

(颯真くんなら…………でも、これは……)


(宮浦)「あっ、おはよう」

(松原)「おはよう……」


(……かわいい)


(宮浦)「その……似合ってるよ」

(松原)「……本当に?ありがとう。じゃあ行こっか」

(宮浦)「うん」


電車に乗り、移動していた。


(松原)「颯真くんって、アトラクションとかには乗るの?」

(宮浦)「まぁ、友達とかと来るとガンガンに乗らさせるから……」

(松原)「そうなんだ…………意外って思われるかもしれないけど、実は私もアトラクションによく乗るの」

(宮浦)「そうなんや。俺は遅くまでおれるから、色々乗れるかもな」

(松原)「うん……」


(車掌)「まもなく終点、遊園地前、遊園地前です」


(宮浦)「じゃあ、降りよか」

(松原)「うん」


(宮浦)「じゃあ、最初は何からする?」

(松原)「颯真くんは何がいい?」

(宮浦)「俺は何でもいいけど……苦手なものとかある?」

(松原)「ううん、基本的に何でも好きだよ……近くのから乗る?」

(宮浦)「うん、そうしよか」


ジェットコースターを選んだ2人は、順番が回ってきた。


(キャスト)「皆さん、こんにちは。今日は○△遊園地へご来場誠にありがとうございます。このジェットコースターは、日本で5番目に怖いと言われています。高さはないのですが、Gがよくかかるので安全バーはしっかり持っていただくようお願いいたします。では、いってらっしゃ~い」


(松原)「高さが無いって言ってたわりに高いね」

(宮浦)「うん……高いな」


(やべぇ、一番苦手な高さや)


(宮浦)「っ……」


(え……?私、手握られてる!?って、もうすぐ落下だ)


「「「「「「きゃーーー」」」」」」


――終了後


(松原)「……もしかして、絶叫系苦手だった?」

(宮浦)「いや、全然大丈夫やで?」

(松原)「本当に?」

(宮浦)「うん」

(松原)「そう……」

(宮浦)「そろそろ、お腹空かへん?」

(松原)「うん、空いてきた」

(宮浦)「どこ行きたいとかある?」

(松原)「どこも混んでるだろうし……あそことかは?」

(宮浦)「せやな、ギリギリ席空いてそうやし」


(店員)「あの席しか空いてないのですが、よろしいですか?」

(宮浦)「大丈夫そう?」

(松原)「……うん」


2人が案内された席は、テーブル1つに対して、ソファが片方向にあるタイプであった。


(めちゃくちゃ近いーー!?ほぼ、手当たるじゃん……)

(しかも、隣だし……こんな至近距離で……)


(宮浦)「大丈夫?狭くない?」

(松原)「うん、大丈夫」


(こんな近いとは思わんかった……)

(てか、ほぼカップルの距離やん……)

(周りにカップルらしき組がおらんから尚更目立つし……)

(これほんまに2人用か?)


(店員)「お待たせしました――」


「「……」」


それから、食事を済ませた2人はベンチで休憩していた。


(宮浦)「……次、何に乗る?」

(松原)「……うーん、あれとかは?」

(宮浦)「お化け屋敷か」

(松原)「大丈夫?」

(宮浦)「うん、大丈夫やで」


落ち着いた2人は、お化け屋敷へ入っていった。


(キャスト)「このアイテムたちを持って帰ってきてください。中はとても暗いので、お二人で手を繋いで頂くようお願いいたします。では、健闘を祈ります」

(宮浦)「……大丈夫?」

(松原)「うん……大丈夫」

(宮浦)「視力には自信あるねんけど、全然見えへんな」

(おばけ役)「うらめしや~」

(宮浦)「うおっ」

(松原)「きゃっ」


(うわ、びっくりした……うん?めちゃくちゃ腕に、抱き着かれてる!?)

(昼の時より近い距離やん!?)


(松原)「ううぅ」


(……怖がってる姿もかわいいな)

(あんま怖くなさそうやから、そっとしとくか……)

(暗いし……)


無事終えた2人は、さっきのベンチに座っていた。


(松原)「……」

(宮浦)「……大丈夫?」

(松原)「……うん」


(かわいいけど……絶対大丈夫ちゃうやん)


(宮浦)「……しばらくここおっとこか」

(松原)「うん……」


(……告白したいけど、今の状態じゃ無理よな)

(というか、俺も心の準備が……)


それから十数分間ほど、ベンチに座っていた。


(松原)「……ありがとう」

(宮浦)「落ち着いたなら良かった」


(告白するならここしかない……このままだらだら引きずったら、せっかくのチャンスが……)


(宮浦)「その……落ち着いたとこ、ごめんなんやけど……」

(松原)「……?どうしたの?」

(宮浦)「実は俺…………つむぎのことが…………」

(松原)「……」

(宮浦)「……」

(松原)「…………私も」

(宮浦)「え……?」

(松原)「……私のこと好きなんでしょ?」

(宮浦)「え……あっ……うん」

(松原)「……私も、颯真くんのことが好き」

(宮浦)「……俺も、つむぎのことが好き」

(松原)「両想いだっだね」

(宮浦)「うん…………そうやね」

(松原)「……いつから?」

(宮浦)「え……」

(松原)「いつから好きになってくれたの?」

(宮浦)「1年生で初めて話しかけた時、頑張る姿に惹かれて……

自分はさ、高校に入ってから努力出来ないようになってた。

それで、惰性で生きてたんだけど、つむぎのことを見て、なんで頑張れるんだろうって思った。

覚えてるか分からんけど、「逃げるのがいや」って言葉に、救われた。

そっから、ようやく努力する動機が出来た。

そのことには今でも感謝してるし、今も憧れやねん。

……自分にはない光が欲しかったのかもしれん」

(松原)「そっか。実は私も同じこと思ってた。

もしかしたら、今日出てたかもしれないけど、実はおてんば娘だったの。ただ、それを隠すようになって……

隠して隠し続けた。

1年生の選挙の時、颯真くんの演説を見て、本心からの言葉って分かった。

それで、本心から言える人ってかっこいいって思った」

(宮浦)「……気付かん内にお互い、支え合っててんな」

(松原)「そうだね……」

(宮浦)「……文化祭の途中でタメ口になったのも本心?」

(松原)「うん、颯真くんには本当の自分を見せていいのかもって思ったの」

(宮浦)「そっか……ありがとう、信用してくれて」

(松原)「こちらこそ」

「「……」」

(宮浦)「なんだか締まらんな(笑)」

(松原)「そうだね(笑)」


しばらく、沈黙が続いた。


(松原)「ねぇ……せっかく恋人になったから、お互いの好きなところ言っていかない?」

(宮浦)「……いいよ」

(松原)「じゃあ、私からね。颯真くんの好きなところは……真面目で、謙虚で……でも、少しおちょこちょいなところがあるとこかな(笑)」

(宮浦)「……ありがとう(笑)次は俺やな。つむぎの好きなところは……真面目で、誰にも優しいところ……けど、少し可愛いとこもあるところかな(笑)」

(松原)「例えばどんなところが可愛いの?」

(宮浦)「例えば……今日、お化け屋敷行こって言いつつ、腕に抱きつくほど怖がってたとことか」

(松原)「……え?私、抱きついてた?」

(宮浦)「うん、それどころじゃなさそうやったから、指摘せんかっけど……」

(松原)「言ってよ〜(笑)」

(宮浦)「ごめんて(笑)」

(松原)「私も、ジェットコースターで手を握ってくれた時、正直嬉しかった」

(宮浦)「……え?俺、握ってた?」

(松原)「うん、めちゃくちゃ」

(宮浦)「うわ、はっず……」

(松原)「お互い知らないうちに、恋人みたいなことしてたね(笑)」

(宮浦)「せやな(笑)」

(松原)「じゃあ、もう一回あのジェットコースター行く?(笑)」

(宮浦)「次は言ってや(笑)」

最後まで、お読み頂きましてありがとうございました!

感想もお待ちしています!

(語りたいけど、それは活動報告で......)

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