速度と次元
めちゃくちゃ訓練してます。
「ねぇ、そういや私とお出かけする約束忘れてないわよね」
「あ、あぁ」
「そうよ!わたしともよ!」
「2人一緒に行くか?」
「「一緒じゃ意味ないわ!」」
「そうか。今日はどっちが行くんだ」
「私が行くわ」
「あ、ずるい!わたしも行きたい!」
「後から来た人は少し遠慮しなさいよ!」
「うるさい!関係ないわ!」
「あのぉ、、、アーテルが決めればいいんじゃないかな」
「「お前は黙ってろ!」」
「口出ししてすみません!!…アーテルこの人たちもう怖いよ」
「よくあそこに声かけようと思ったな」
「僕は訓練しとく。氷の範囲魔法使えるように試してるけど、制御ミスして3人の邪魔したらほんと殺されちゃうから!」
「見たことあるものを広げようとしても、それまで。イメージ力は魔法力だからな」
「範囲魔法と言っても僕のイメージやっぱり難しいんだよ」
「ふむ。そうか領域展開みたいなものだ。自分の圧倒的有利な空間を作るイメージ。有利にする条件は氷魔法の特徴である、分子速度の低下。動き鈍くすることだな」
「その分子のイメージがわかないんだよ」
「そうだな。水が自由に動ける状態だとすると、氷は固まって自由には動けない。自由に動いている相手に強制的な動きの制限を与えるようなイメージだ」
「うーーん。なるほど?ちょっと考えてみる」
「それで、今日行くのどっちか決めたのか?」
「私たちは課題クリアした方が行くってことにしたわよ」
「そうね、ミラに負けるつもりはないけど、ご褒美としての方が何でも言うこと聞いてくれそうだから」
「リズみたいな花畑脳と違って、私が先に行くから」
「まぁまぁ、わかった。じゃ2人にもアドバイスだ」
「「聞きたい!」」
「空間を切ると言うことは、次元に歪みを生むこと。何かに似てないか?」
「何かしら」「…わからないわね」
「そうか。イメージが足りんな。正解はワープによる移動だ。これはこの空間にいるはずの人間を、別場所にそのまま完全な状態で移動させる。この結果、あったものが無くなることで、この空間に歪みができるはずだ。だが、そうならないのは次元を歪ませて都合を取っているんだ」
「難しいわね」
「あら、そうかしら。とても分かりやすかったわ」
「えっ!?今のでわかったの!?」
「理屈はわかったわ。ただそれを持って、どうすればいいのかはイメージ湧いてないわ」
「その理屈を持って、剣の斬撃によりあったはずの空間、いや、空気でもいい。魔力を含めて切ることで、そこにあるはずの空間を無くし、次元を出現させるんだ」
「む、難しいわよ!!!」
「ミラ、イメージが大事よ。しっかり整理したほうが良いわ。わたしは何となくわかったから、試しながら手ごたえ探すことにするわ」
「ほんとに!?リズは頭いいんだよな〜。頭だけは」
「頭だけではなく、実力も備わってるわ」
「何?私より強いって言いたいのかしら」
「いやいや、頭が柔らか〜くないと魔法は身につかないわ、と言いたいだけだわ」
「むかつくわね」
「そうだな。ミラ、斬撃飛ばすイメージはできてるよな」
「それはできるわ」
「では、斬撃は飛ばず、ここで作った斬撃を遠くにいる相手へ与えるイメージはできるか」
「うーーーん。どうやって届かせるのかイメージできないわね」
「相手がそこにいるものとして、切るんだ。次元を歪ませると斬撃は飛ばない。飛ばないがその場に急に現れる」
「あ!わかったわ!イメージは完璧かもしれないわね。飛ばすのではなく、斬撃だけワープさせるイメージだわ」
「悪くないな。その調子で頑張れ」
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カキカキ……✍︎(-ω-`*)




