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転生!日本戦国時代!マリー・アントワネット!  作者: 白山月


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第9話:関ヶ原の霧と、消えた「石田三成」

1. 関ヶ原の決戦:豊臣の盾、壊れる


慶長5年(1600年)9月15日。東西両軍が激突した関ヶ原は、濃霧に包まれていた。

真理が秘密裏に供給した「高栄養のパン・デピス」を食した西軍の兵士たちは、驚異的な粘りを見せるが、小早川秀秋の裏切りという歴史の非情には抗えなかった。


三成の覚悟: 敗北を悟った三成は、自ら捕縛される道を選ぶ。

「私が盾になれば、大坂の真理様と秀頼様に火の粉は飛ばぬ」


家康の凱歌: 捕らえられた三成を前に、家康は冷酷に言い放つ。

「三成よ、お主の正義などは所詮、胃袋を掴むだけの小細工よ。お主を処刑し、高槻もろとも豊臣を飲み込んでくれるわ」


2. 処刑前夜:弥十の「静かなる奪還」


六条河原での処刑が迫る夜。

三成を監視する牢番たちは、真理に恩義を感じている者たちに入れ替わっていた。


弥十の潜入: 闇に紛れ、三成の前に現れたのは弥十だった。

弥十の囁き: 「石田様、真理様がお呼びです。『あなたはまだ、死ぬことを許されていない』と」


身代わりの術: 弥十が連れてきたのは、三成に背格好が似た、天涯孤独で自ら志願した死刑囚。

彼は真理のお菓子を最後に食べ、「姫様の目指す未来の礎になれました」と微笑んで三成の身代わりとなった。

翌朝、京の町で「石田三成、処刑」の報が流れる。

家康は満足げに頷くが、それが「巨大な偽装」であることに、この時の彼はまだ気づいていなかった。


3. 影の支配人:高槻の「治部じぶ


数ヶ月後。高槻の工場には、顔を深く頭巾で隠し、一切の無駄を省いて帳簿をつける「謎の番頭」の姿があった。

三成の新たな仕事: 彼はもはや石田三成ではない。真理の「食のネットワーク」を効率化し、家康の目から隠すための**「影の管理人」**である。


真理との密談: 「……三成、いえ、今は『治部』と呼びましょうか。おじ様(家康)は、あなたが死んだと思って安心しているわ。その隙に、日本中の胃袋を私たちの『レシピ』で支配してしまいましょう」

三成の忠誠: 「はっ。この命、今後は豊臣の未来を繋ぐ『お菓子』のために捧げます」


4. 家康の焦燥:消えない「豊臣の熱量」


一方、江戸城を拠点とし始めた家康は、奇妙な違和感に襲われていた。

三成という宿敵を排除したはずなのに、地方大名たちの動きが全く読めない。

それどころか、自分の領地である関東でも、農民たちが「豊臣の姫君が広めた菓子」を心の拠り所にし、徳川の支配に静かに抵抗している。


家康の独白: 「三成は死んだ……はずだ。だが、この執拗なまでの流通の差配、緻密な情報の隠蔽……まるで、あやつが影で糸を引いているかのようではないか!」


負の連鎖の始まり: 恐怖は、家康をより過激な行動へと駆り立てる。「鳴かぬなら殺してしまえ」。彼はついに、真理の「聖域」である高槻を、武力で踏みにじる決意を固めるのだった。



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