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12.錬金術士凱旋


村に帰ると魔物の装備を囲んで男たちがもの凄く興奮していた。

「なに!スケルトンナイトの装備だと!」

「うおー、こりゃすげー」

「こりゃなんでできてるんだ!」

「まさかアダマンタイトとかじゃないよな」

あるんだ、アダマンタイト。


俺は知っている。この装備が何でできているか。

ちょっと鑑定してみたんだよね。

なんとこの装備の素材は


魔素だ。


魔素、恐るべし。武器や防具になるみたいだ。

ちなみに魔素を固体化しようとしたら、まだ熟練度が足りないようでできなかった。

魔素、まだまだ謎すぎる物質だ。



今回魔物と戦ってみて武器だけではなく、防具も必要だと痛感した。

スケルトンの攻撃は受けなかったが、受けたら一撃で死んでただろう、スケルトンは結構上位な魔物らしく、それほどではない魔物の方が多いらしい。

だが、鹿に引きずり回されても怪我をしない程度の装備は必要だ。


ピピに相談したところ、この村は鉄や鋼の装備が中心だそうだ。

つまり俺には重すぎる。攻撃は受けない前提で万一の際の保険みたいなものが欲しい。

あとカッコイイの。


アルカサルまで行けば武器屋になんでも揃ってるらしいので、そこで買えとのこと。

街に行くまでに襲われたらどうするのか心配だったが、こんな辺鄙なドワーフの村に続く街道で野盗なんか出ないし魔獣にだって滅多に会わないそうだ。

前にも同じようなことを聞いたが、その後ひどい目にあっている俺からすれば話半分だ。

魔物は出なくても盗賊の類は出るかもしれない。


ピピの装備は作ろうかと提案したが、ピピも動きが鈍るのは嫌だそうなので街で揃えることにした。

これって俺が払うのかしら。



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