クラスメイト?
「ここが魔法使いの学校かぁ…。」
思わずため息がでてしまうくらい大きい、校門が広い…!
こんなに広い必要性あるのかな、空飛べるのに…車5台横に並べてもそのまま入れちゃいそう…。
とりあえず中に入ってみよ。
「中も広い…。」
敷地内はすごく広い…方向音痴だから迷子にならないか心配だなぁ…。
「あら、あなた新入生?」
「はっはひ!?」
色々考えていてまわりがみえなくなってしまっていたみたい…。びっくりして変な声出ちゃった…。
「ええと…」
「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ?んと、その服装だと同じ学科かな?」
校則が緩いので服装はある程度自由だけど黒マント(のような物)を羽織ってるのは大抵普通科。そしてこの人も私と同じような黒マント、同じ色のリボンを身につけてるということは…。
「あ、はいっ!あ、私、夢咲ゆづりって言いますっ!」
「ゆづりちゃんね!私は、桜沢優香って言うの!よろしくね!」
同じ学科のひとで間違いなさそう…ちょっと安心。
「新入生はこちらで受付してくださーい!!」
先輩らしき人達がホウキで巡回しながら新入生を誘導している…あんな大声だして声枯れないのかな?
それとも魔法かなんか使ってるのかな?
「あ!ゆづりちゃん受付した?」
「あっ…」
すっかり忘れてた…。
「その様子だとまだゆづりちゃんしてないでしょ…?ほら、行くよ!」
優香さんに手を引っ張られるがまま私は受付会場に向かった。