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普通じゃ無い

校門付近で同じ学科でクラスメイト、優香と知り合ったゆづり。

優香に言われるがまま入学受付を行い、お腹が空いたので二人で校内を見学しながら学食のある棟へと向かおうとするのだが…。


「はい、夢咲ゆづりさんですね。書類は、全部大丈夫そうですね。受付は以上となります。今日の日程と校内図は今お渡しした手引き書に全て書いてあるのでわからないこととかあったら読んでくださいね。」


優香さんに言われるがまま受付で入学に必要な書類を渡し、かわりに手引き書とかかれたパンフレットを受け取る。なんか他の先輩達がチラチラ見てる気がする…気のせいかな。


「よし、じゃあ校内見て回りに行こ!入学式午後からだし!」


うーん、でも全力ダッシュしたからお腹すいたなぁ…優香さんはお腹空かないのかな…


「お腹すいた、」

あ、思わず声に出しちゃった…。


「あ、私もお腹すいた!学食あるらしいから見に行かない?入学式午後からでしょ?」

よかった、優香さんもお腹すいてたんだ、まだ10時だからお腹空いたとか言ったら食いしん坊だとおもわれてないか心配だったけどとりあえず安心っ。


「あっうんっ!行く!あ、でも結構ここから距離あるよ?同じ校内だけど…。」

さっき貰った手引き書の校内図によると今いる受付会場からは結構ある…。しかも私方向音痴だから無事たどりつけるか心配…。


「じゃあ通り道にある校内施設見学しながら行こ!ゆづりちゃん案内よろしくね!!」


「え?あ、うんっ…!」

思わず"うん"とか言っちゃった…無事たどり着けるか心配…。


「出発!ゆづりちゃんいくよー!」


「あっ、待って!」

優香さんが猛スピードで進んでいく、そんなにお腹空いてたの!?一気に距離が離れた…やばいはぐれちゃう…!はぐれてもし迷子になったら"あの時みたいに"また恥ずかしい思いを…!


「優香ちゃん待って!」

精一杯の声量で優香さんのほうにこえをかけてみた…!お願い気づいて…! 


「あ、ごめんゆづりちゃん!」

優香さんが戻って来る…。よかった…気づいてくれた…。


「ホントにごめんね…。私探検とか好きでテンションあがっちゃうとまわりが見えなくなっちゃうの…。」


「そ、そうなんだ、も…もうちょっとゆっくり行こ…?」

全力で優香さんをおいかけてしまったので息切れして思考が回らない…。優香さん体育会系なのかな…それとも私が体力なさすぎるだけ…?


「うん、ゆっくり行くね…?」


「そ、その前に一休みしたい…。」


「わかった!うーんと、あ、すぐそこにベンチと自販機あるよ。そこで休も!」

優香さんの指差すほうをみるとベンチと自販機のようなものが有った。でもなんか自販機だとしたら普通じゃ無い見た目をしてるような…。


自販機(のような物)に近づいてみると…ボタンもなにもない、ただの巨大な金属の箱だった。でも側面には某有名ブランドの缶飲料のロゴマークが描かれている。


「自販機…じゃないのかな…?ゆづりちゃんどう思う?」

ただの箱、しかも某有名ブランドの缶飲料のロゴマークつきの箱をベンチの前におくのはあまりにも不自然すぎ…。

「なんか念じたり…したら使えるようになるのかも、あ!手引き書にかいてあるかもっ!」 

バックから手引き書をだして載ってないかどうか探してみる…。あった!自販機の使い方!なになに、"自販機は悪戯防止、また自販機の利用状況等等を把握するため利用する際は学生証をIC読み取り部にかざして下さい。また校内の自販機の飲料の代金は全ての生徒の入学費、及び授業料から賄われているためお金は必要ありません。"


「優香さん、学生証がないと自販機使えないみたい…。」


「学生証あるよ?」

優香さんがポケットから学生証を取り出して私に見せてくれた。何で持ってるの…教室もう一回行ってるのかな…。


「私朝一でここ来て受付しちゃって暇だったから、うろうろしてたんだけどそしたら先生?が来て"ずいぶんはやいんだな。学生証渡しておくからそれで朝食取りなさい。"って言われて渡された。」


朝食取りなさい…ってことは学食も学生証で頼めるのかな…。後で確認しよ、とりあえず喉乾いた…。


「ここにかざせばいいのかな…あれちがう、こっち?」

そうこうしてるうちに優香さんが自販機と格闘してる。


ええとかざす場所は手引き書によると…。

「優香さん学生証貸してもらっていい?」


「だめだー全然わからない、任せた!」


優香さんから学生証を手渡された。

「ここかな?」

ピッ

いらっしゃいませ!


!?

びっくりした、まさか喋るタイプのやつだったとは…。


「さっきまでただの金属の箱だったのに…。」

学生証をかざしたとたん、普通の自販機の見た目になった。ここでも魔法とかつかわれてるのかな。


「ハイテクだ…!」


とりあえずなんか買おう、 

「私炭酸、優香さんは?」

「あ、じゃあミルクティーで!あったかいやつ!」

スイッチを押す。普通に出てきた。まだなんか変な仕掛けされてるのかとおもったけどそんな事無かったみたい…。


ありがとうございました。


「あっ、」

飲み物をとりだして数秒後、自販機はまた、ただの金属の箱の姿になった。さっきまであったはずのボタンや取り出し口は姿を消した。


「謎の技術だ…。ん、美味しい!」

炭酸が体に染み渡る…。なんか眠くなってきた…。

うとうとしていると…


ピンポンパンポーン 

「新入生の皆さんにお知らせいたします。まもなく入学式が執り行われます。新入生の皆さんは手引き書の最後のページの指示に従い、教室に移動してください。」


「え、もうそんな時間!?」

急いで自分のスマホを取り出し時間を確認する、11時50分だった。あれ、さっきまで10時だった気が…。まぁいいや、炭酸を一気飲みし、手引き書の最後のページを確認すると、そこには魔法陣らしきものと英語でだれかの名前、そして魔法陣の下には、"魔法陣をゆびでなぞった後、教室に連れてってと声に出してください。"と描かれていた。


「空間転移魔法かな?わくわくするね!」

優香さんのテンションが上がる!私はこわいんだけど!?


「私はちょっとこわい…。」

失敗したらという恐怖が襲ってきた…。


「じゃあ、手繋いでやろ?それなら怖くないでしょ?」

優香さんが手を差し伸ばしてくれた。

「あ、ありがと…!」

優香さんと手をつなぐ、もう片手で魔法陣をなぞる。

「なぞり終わった?」


「うん…!緊張する、こわい、」

手が震える…失敗したらどうしよ…。


「大丈夫だって、せーので一緒に言うからね?」


「わ、わかった。」


「じゃあいくよ?せーのっ!」


「私を教室に連れて行って!!」

こえに出した途端周囲が光に包まれなにも見えなくなる。


「眩しい…!」


「すごい!なにこれ!!」

優香さんの声だけが聞こえる…優香さんは怖くないのかな…。









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