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平凡なメイドの私が王子様に求婚されました  作者: つきはな ゆめ
クリスマス編
21/23

メリークリスマス

皆様、メリークリスマスです!

今日は年に一度のクリスマス。

外はすっかりと雪が積もり、クリスマスに相応しい日になりました。


「ねーねーお母様! 今年もサンタさんが来るかな?」


娘のマリンを寝室に連れて寝かせようとしましたが、

天井付きベッドの上ではしゃいでいました。


サンタさんから貰うプレゼントが楽しみの所為か、

寝る前なのに眼がキラキラと輝いています。


んーこのままではロアンと一緒にする計画が実行できません。

よし、考えるのよ、マリー。

頭をフル回転にしてマリンに言い聞かせました。


「マリー。サンタさんは早く寝ないとプレゼントを置きに来ないわよ?」

「えっ本当!? それはだめなの! 直ぐに寝るね、おやすみなさい!」


娘が凄い勢いで布団に潜り、プレゼントを貰うためにすみやかに寝ていました。


「す、凄い・・・もう寝てる」


ちょこんとピンク色の髪が布団から出ていたので、

潜っていたら息苦しくなりそうなので顔が見えるようにめくると、

可愛い寝顔がありました。


うん、これなら計画を実行できるわね。


「おやすみなさい、マリン」


私はすみやかに寝室から出て、旦那様が待機をしている部屋に行きました。


「ロアンー。マリンが寝たわよー」

「おっ、そうか。それじゃあ俺の番だな」


ソファに座っているサンタの格好をしたロアンの姿を見たら大笑いしそうになりましたが、なんとか堪えました。


「ばれないように気をつけてよね」

「任せろ」


俺は娘が寝ている寝室に入り、そっと手に持っていたプレゼントをマリンの枕元に置いた。


「メリークリスマス。マリン」


小声でお祝いをし、なんとかばれずに俺達の計画が無事に終わった。



その翌朝、マリンの嬉しそうな声を聞いて目が覚めた。


「わーお母様! サンタさんからプレゼントをもらったの!」

「ふふっ、良かったわねマリン。さっそく箱を開けてみたら?」


微笑ましく見ていると、すでにプレゼント箱を開けていました。


「わーこれ! 私が欲しかったリボンとシュシュ!! めっちゃ高級なやつなの!!」

「あら、本当ね。サンタさんって凄いわね」

「うん!! すごいの!!」


私は娘が嬉しそうにしている笑顔を見て思いました。

ふふっ、私みたいな平凡だったメイドが、

こんなふうに幸せな時間を過ごせるなんて本当に幸せだな・・・全ての幸せに感謝をメリークリスマス。

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