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平凡なメイドの私が王子様に求婚されました  作者: つきはな ゆめ
番外編
16/23

リズとお出掛けをします〜その2〜

番外編も読んでくれた皆様、ありがとうございます!!

衣類屋を出た後は雑貨屋に行ったり買い物を続ずけ、

休憩をしたくなったので二人で綺麗な喫茶店に入って寛ぎました。


窓際のテーブルに座り、

リズがお勧めしてくれたコーヒーとショートケーキを食べていました。


「ここのショートケーキは甘さ控えめでいいでしょー?」

「うん! コーヒーと合うね」

「気に入ってくれて良かったー」


思う存分に喫茶店を満喫し、ふと窓の外を眺めると、

見覚えがある男性が目に入りました。


「あれ? ロアン様?」

「えっ?」


私が気がついてリズも窓から眺めると、見間違いではありませんでした。


あの舞踏会で着そうな白いジャケットを着ていて、

真っ白なズボンに煌びやかな飾り付けの格好と、

とても目立つ青髪の男性はロアンしかいません。


「何でこんな所にいるんだろう?」

「んー・・・サボっているとか?」

「あははっ、まさかー」


二人で話していると、ロアンがこの喫茶店に入って来ました。

お店の中にいた女性達がロアンに気がつくと、やっぱり驚いている様子でした。


「ねー、あれってもしかして、ロアン様じゃない?」

「わっ本当だ! 何でこんな場所に?」

「ロアン様はやっぱり素敵だわー」


んー凄いモテますね。女性の店員さんも目がハートマークになってますよ。

いえ、本当になっている訳ではないけどね。


ロアンが平然とカウンター席に座って何かを注文しようとすると、

ずっと見ていたので目があってしまいました。


「あっ・・・」

「マリー!?」


ロアンは慌てるようにこちらに近ずいてきました。


「ロアン様こんにー・・・」

「マリーよ! この事は黙っていてくれ!!」

「えっ?」


一体何故です・・・? 理由を尋ねようとすると、

ロアンが私の隣に座り、話をしてくれました。


「今仕事をサボッ・・・いや、休暇中なんだがバレると怒られるんだ。

だから、俺がここにいる事は城にいる者には話さないでくれ」


私とリズはロアンが明らかに仕事をサボっていると思いましたが、

素直に受け入れて了承しました。


「分かりましたロアン様! 私も言いません!」

「はい。私も言いません」

「そうか! 良かったー・・・」


ロアンが一安心をした後、何事も無かったようにコーヒーとショートケーキを注文し、

何故か三人で喫茶店を満喫する事になりました。


これはどういう状況???


帰宅する時にはロアンが私達の分を払ってくれて、

凄く助かりましたが今だに状況が追いつきません。

しかも喫茶店のオーナーと思われる方ともフレンドリーに話してましたので、余計にです。


「いやーこの前は本当に助かりました! ありがとうございますロアン様!!」

「いいんだ、気にしないでくれ。ここの喫茶店は皆に愛されている所だからな」


と、気になる会話をしていたので喫茶店を後にすると、私はロアンに質問をしました。


「ロアン様、先程オーナーさんとお知り合いみたいだったんですけど、どういう関係なんですか?』

「あっ私も気になりますー!』


尋ねるとロアンは少しだけ考えるそぶりをしてから、口を開こうとしました。


「あーそれは。俺がここの喫茶店にー・・・』


言葉の途中で誰かの大声が聞こえて、言葉が途切れてしまいました。


「ロアン様!! 探しましたよ!!』

「レーゼ!? 何故ここに!!』


ロアンが秘書のレーゼにめっちゃ怒られていました。


「また、勝手な事をしていたのですね、

王様が怒っていますわよ!! 早く帰って来てください!!』


そう言われて連行されてしまいました。あー可哀想に・・・。


ロアンには申し訳ないけど私達はお出掛けを満喫するため、買い物の続きをしました。


そう、この時はまだ知らなかったですね。

ロアンが勝手にあの喫茶店に資金援助をしていた事をです。


ロアンはこの街にいる住人をとても大切に思っているので、

老朽化が進んで経営が出来なくなってしまう喫茶店を資金援助し、

リニューアルをさせたみたいなの。

なので、オーナーさんがロアンにあれ程感謝をしていたのですね。


ロアンがこの街の住人に愛されている理由は、

こういう事をいつもしているからなんですって、

勝手にお金を使ってるので王様は呆れているようですが

・・・まあ、それだけ優しい方なんでしょう。

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