1.ネタ出し
ひょんなことから悪役令嬢沼にドボン。寝る間も惜しんで読み漁ったのち自分でも書きたい!と思った私は、せっせと悪役令嬢ものを書いていました。
短編1作目で「断罪イベントで前世の記憶を取り戻し、乙女ゲーに転生したことを知る」主人公を書いたので、次はループものに挑戦しようと決意。
でもループものは格段に難しいです。
「断罪イベントで前世の記憶を取り戻す」は具体的なシーンなのでそこから色々と想像が膨らむのですが、ループものは「これぞ悪役令嬢のループもの」というシーンがありません。想像の糸口がつかめないのです。
そこで、悪役令嬢ループものの要素を紙に書きだしてみました。
たしかこんな感じです。
① 何度も or 一度きり
② やり直し=破滅フラグを回避する(性格が悪かったが改心する or 理不尽な破滅から逃げる)
③ なぜループしたのか?
④ 何度もループする場合、ループを止める条件は?
このとき、ループものだと異世界転生要素が入れにくいということにも気づきました。
ループした時点ですでに異世界での人生を2回以上送っているので、前世の人生まで入れると壮大な話になりそうです。
書きたいのは短編なので無理です。
というわけで転生要素はなし、というのが同時に決まりました。
ざまぁ要素も入れたかったので、最初にできたのは
「理不尽に断罪された悪役令嬢が悪魔の力を借りて人生をやり直し、断罪イベントで関係者たちを逆ざまぁする」
というストーリーでした。
流れとしては
1.悪役令嬢(主人公)を断罪しようとしていたヒロイン側がしっぺ返しをくらう。
2.実は主人公は悪魔の力を借りて二度目の人生をやり直していたため、ヒロイン側の策略の裏をかくことができた。
3.主人公は悪魔との契約で「恨み」を生みだしつづけなければならず、ざまぁ後も国王が行うべき断罪を代わりに行った。
4.結果的に主人公は国の膿を出しきって改革を実現し「断罪王妃」として民衆のヒーローになった。
5.主人公は死ぬ間際に「もうあなたには会いたくないわ」と呟く←もう一度人生をやり直すか?と尋ねにきた悪魔に対する返答。
これはまぁまぁの量を書いたのですが、ボツにしました。(貧乏性なので次話におまけとして入れておきます)
話の構成が面白くても、カタルシスがないな…と気づいたからです。
悪役令嬢って、悪役にされた令嬢が前向きな人生を送っていくから読んでいて楽しいんですよね。ざまぁも、スカッとするざまぁがいいです。
この話は主人公が救われずに終わってしまい、私が好きな「悪役令嬢もの」のよさが出せないと思いました。
あと冷静になって考えると、復讐のために悪魔と契約し数年かけて復讐をやり遂げる主人公って、よほどの背景が必要です。やり直せるなら普通は破滅フラグ回避を選びます。
どちらにせよ私にはちょっと荷が重そう。
残念ですが、ボツです!
(その後なろう歴の長い方から『スタイリッシュざまぁ』(Aska様作)なる作品を教えていただき、すごい!と思った次第。
明るく楽しく背景に説得力のある復讐モノです。未読の方はぜひ!)
ふたたび最初のメモを見ながら、今度は何度もループするバージョンを考えてみました。
しかし「n回目の人生で~~」系はループした分だけ重ねた経験がモノをいうストーリーが必要です。知識チートと言っていいのかな?
チート要素……難しい!
転生でもループでもなんでも、チートが書けるってすごいと思います。
チートする対象を決めて、チートするための知識を作者自身が蓄えないといけない。n回ループならn回分の人生経験を設定し、その知識や経験を活かせる先々のストーリーにしなければなりません。またはストーリーをすべて決めてからそれにあう設定にするか。
どちらにせよ綿密なプロットが必要です。
私の力ではまだ無理…。
と、悩んでいた頭の中に突如、タイトルが降ってきました。
『ループを止めるな!』
はっ!!! これだ!!!
何度もループしてるのに何も変わらない、やり直さない悪役令嬢!!
これなら勢いのいいギャグで、短くサクッと書ける!!!
やったーーーー!!!
というわけで悪魔を天使に変え、主人公の性格を正反対に変えて、もう一度書きはじめることにしたのです。
おまけを挟んで、次回、小ネタ(エピソード)を考える話。




