61.脇役高校生は撮影をする
「早くこっち来て撮影するよ! 雨降る前に終わらせなきゃ風邪ひいちゃう!」
「今行く! ……って今日は何か見てる人多くないか?」
「そういわれてみればそんな感じもするけど、外で撮影なんて久しぶりだからあまり参考にならないんじゃない?」
「うーん……確かに今日は涼風居るからこんなもんなのか?」
確かに前回外で撮影を行ったときは俺一人しかいなかった気がするし、まだそんなに人気になっていない頃だったはずだ。
「それってどういうこと?」
「ん? 涼風は可愛いってことで今人気なんだから実物の涼風を一目見ようって人が集まってるんじゃないかなって。……ほら、男性が多い感じするだろ?」
「それを言ったら静哉くんはかっこいいって言われて人気になってるじゃん。それに結構女性の見物も多いしお互い様だよ」
「そんなもんか」
まぁ、これも一応人気になったという証拠なのだからこれでいいのかもしれない。でもまぁ、見られることにはあまり慣れていないからできるのなら室内での撮影にして欲しいが。
「ほら、二人とも! そろそろ撮るわよ! そんなに話したいなら今度その服でも着てプールにでも行ってくればいいじゃない!」
「あ、はーい! 撮ります! 今向かいます!」
「ほら、静哉のせいで怒られたじゃないの! ま、それもいいかもしれないわね」
涼風と並んで撮影を始める。プールや海などの水辺で着ることを想定されたものだが、俺も涼風も撮影の時は水着などは着ていない。
というか、今まで俺も涼風も水着などの露出が高いものの撮影は行った事がない。俺たちはあくまで服などのコーデのためのモデルであり、水着は専門外なのだ。
周りで見ている野次馬も、その事は理解しているようで文句などが出ることは無いようだった。まぁ、勝手に見に来て勝手に文句を言われてもどうすればいいのかという話なのだが。
一応撮影はご遠慮下さいとは言っているが、どうせ撮ってる人はいるのだろう。見学者は徐々に増えていた。
「よしっ! 次ね! 次は雑誌用じゃないやつだし少し大変だから十分後から撮影を始めるわよ! 各自着替えてきてね!」
「次って……そんな予定あったか?」
「メッセージの後半の方に書いてあったわよ? ポスター用に撮影の依頼が来てるから準備をするようにお願いって」
「まじか……時間が早くなるってところまでしか確認してなかったわ……」
「まぁでも、今日のやつは特に気を付けたりすることは無いからいいんじゃないかな?」
「今日って何を着て撮影するんだ?」
「浴衣だよ」
俺たちモデルには、雑誌に載せるための服の写真だけではなく、店や会社などからのポスター用のモデルの依頼も受けることがある。
今までだと、街で働いている現役高校生モデルとかいう名前で新聞の端っこに掲載されたりしたことがあったはずだ。
今回は浴衣を着て撮影をするらしい。
「お、撮影第一弾が終わったのかな? じゃあ浴衣はもう更衣室の中に準備してあるから着替えてきてね」
「分かりました」
「……あ、そういえば浴衣の帯の結び方は分かるかな?」
「……一応チャレンジしてみます」
準備されていた灰色の浴衣を着て帯を付けようとするが案の定付けることができない。というか、帯なんて今まで柔道の授業でしか付けた事がないような気がする。
どうでもいいけど、柔道の授業で黒帯を付けてる柔道部員って少しかっこいい気がする。
「すみません、付けることができなかったのでお願いしてもいいですか?」
「あはははっ! やっぱり付けられなかったか。こうなると思ってたんだよね」
「帯なんて今まで授業でやった柔道の帯くらいしか締めたことないですよ」
「……あれ? 柔道の締め方と同じだった気がするけど……だって、下に通してから普通に結ぶんでしょ?」
まさかの柔道と浴衣の帯が一緒だとは思わなかったが、これは思わぬ誤算だった。それならやり方も知ってるし、豆知識が着いた程度に思っておこう。
今回依頼してきたのは、街にある浴衣などの貸し出しサービスを行っている店だ。撮影した写真は貸し浴衣用の宣伝写真となるのだろう。
今では普通に私服で夏祭りなどへ行く人がどんどん増えているらしいから、その対策でもあるのだろう。ちなみに、俺は祭りにはいつも私服で参加している。
「よし! じゃあ二人とも準備できたわね?」
「うん、涼風は浴衣も似合ってるな……」
「え、な、何よ? 急に……。と、とりあえず静哉くんも似合ってるんじゃないかな?」
「おう、ありがとう。とりあえず撮るか」
「な、なんか悔しいんだけど……」
パシャパシャと何枚も写真を撮り始める。そして何枚か浴衣を変えて撮影も行った。
「よーし、良いわね。じゃあ今日の撮影はこれで終了でいいわよ」
「あー、疲れたぁ……じゃあとりあえず着がえてくるか……」
「私も私服に着替えたい。だけど、あー、この浴衣は借りただけだから返却するんだよね?」
俺たちは野次馬からは見えない、簡易的に設置されたテントの中へと引っ込む。この時点でほとんどの野次馬は帰る。
いつもは撮影に使用した服は貰うことができるんだが、会社や店から借りた服を貰うことはできない。
「そうだな、まぁ返さなきゃダメだろうな」
「あーもうすぐお祭りかぁ……。……実家にある浴衣ってまだ着れるかな……」
「とりあえず着がえ終わってから話そうぜ」
「そうだね!」
時間が無いから二分だけ書く!
10分書こうと思ってたけどそんな時間はなかった!なぜなら次の話が浮かんで書いていたからだ!
しょうがない。チョコの誘惑に勝てないんと同じでしょうがない。
最近逆立ちにはまってる重曹です。なんか逆立ちをするとねあ時間。
さて、上は朝会多分なので、10分間書いてやろうかと。
最近とても寒くなってきて布団と恋人関係になってしまったわけですが、まぁ本当に朝は地獄ですよ。サマータイム的なノリでウィンタータイムを導入してほしいんですけど、朝10時が6時の扱いで18時が17時の扱い。残りの時間は家でぬくぬくと過ごしたい。正直温かい時間だけ活動すれば私の電気代はとても安上がりになると思うんですよね。
電気毛布すらつけずに、電気ストーブすら使ってないんですよ? 頑張ってると思いませんか? あ、思わない……。
まぁ、布団さんとココアさんと過ごしているわけですが、この作品ももうそろそろ二章の終盤に入ってきました。とても関連性のない一文でしたね。
私ほどの文豪になると布団さんとココアさんと過ごしているわけですが、というのは季節が変わるくらいには連載を続けてきたわけですがと読み取ることができるでしょう。
話を戻しますと、最近逆立ちにはまってるんですよ。え? 話を戻しすぎ? しょうがないなぁ……。
夏目漱石は、月がきれいですね」を、あなたが好きです」という意味にしたらしいんですけど、正直それしか有名じゃなくて、その返しである、死んでもいいわ」とか、傾く前」とかは一切有名じゃないんですよ。
と、書いている間にここで十分。脈絡のない読みにくい文章というものを謎に意識しました。
あ、ちなみに幼女シーンをすべて書き終えたので私は幼女属性を卒業しました。




