二歳になりました!―3
レイお兄様に連れられて食堂に行きます。食堂にはもうお母様方もいらしているみたいです。魔法で確認することができました。この魔法は無属性の捜索という魔法です。魔力を薄く伸ばして調べます。
「驚いた。ルル、もう魔法が使えるの?」
きっと魔力でばれたんでしょうね。流石レイお兄様です。
「はい。まわりのひかりがおしえてくれるんです。」
私の周りには光がたくさんいます。
「光、これはもしかしたら、精霊の事か…?
ルル、このことはお父様とお母様以外に話してはいけないよ。後、魔法もまだ使わないようにね。本当なら五歳から魔法を使うんだから。」
「はい、わかりました。」
これは、迂闊でした。魔法を習うのは5歳からなんですね。それに精霊さんは普通の方には見えないのでしょうか?よくわからないです。
いろいろ考えているうちに食堂に着きました。レイお兄様にエスコートしてもらいます。
「あなたがルルシーナさまですわね?わたくしはアレクシアといいますわ。たんじょうびおめでとうございます。いわってさしあげますわ。」
「アレクシアさん、ありがとうございます。シアとよんでもいいですか?」
「よろしくてよ。あなたのこともルルとよんでさしあげてもよくってよ。」
「もちろんです!これからよろしくおねがいします。」
シア、とっても可愛いです。仲良くなりたいですね。それに魂も真っ白でそれでいて王になるのにふさわしい魂です。言葉遣いは少し、気を付けなければならないでしょうが。私も最初はなんて上から目線だと思いましたからね。精霊さんがただの照れ隠しだと教えてくれなければ勘違いするところでした。そこさえ直せば素晴らしき女王となるでしょう。そして、シアの魔法の属性が気になります。私の持っていない属性全てをもっていらっしゃいます。これは偶然でしょうか?