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特殊能力

しばらく沈黙が続いた。

「そういえば、『特殊能力』ってどんなものがあるの?カバンサイトのときも『特殊能力』って言ってたけど。」

沈黙を破ったのは貴司だった。

「カバンサイトは気絶したときに泡を出して、相手の魔力を吸収して自分も回復させる、『蜘蛛の巣(スパイダー ウェブ)』って呼ばれている特殊能力で、突然、自分にしかない能力に気づくパターンが多いみたい。jewelsはほとんど特殊能力を持ってるわね。」

あきが言った。

「野上はあるのか?」

海斗が聞いた。

「私は『遺伝子(ジーン)記憶(メモリー)読み取り(リーダー)』って命名された、触れた人間の記憶を読み取る能力があるの。」

「触れた人間の記憶…!」

勇太は学園祭の時にあきが樹理奈に触れて海斗が誘拐されたことや、勇太に触れて海斗の部屋に瞬間移動したことを思い出して納得した。

「呪い系にある程度の耐性があるのも特殊能力では珍しいみたいだけど、忘却術に耐性があるのは聞いたことないわ。忘却術って呪い系でも強力な部類に入るから。前に原田さんの部屋に泊めてもらった時に事件のこと覚えていることを告白されてかなりビックリしたけど、これが原田さんの特殊能力だと考えたら納得したわ。」

あきが言った。

「私もこのまま魔術界と関わることを選ぶわ。金剛先生はああいったけど、私には選択肢はないと思うし。」

「野上さんはそれで良いの?」

勇太が聞いた。

「原田さんを魔術に関わらせたのは私も原因ではあるし、マーキュリーがまた奇襲をかけてくると思うから。それに…この戦いを終わらせたい。」

勇太は一瞬、あきが悲しそうな顔をしたように見えた。

「そういえば、何でそのストーキング事件に野上もいたんだ?」

海斗が聞いた。

「ルビーもそうだけどJewelsでほとんど魔術界にいる魔術師は人間界の技術に疎いし、『こすもおーら 』と年齢が近いからってルビーについてきて欲しいって頼まれたの。」

「一條理事長も魔術師なの?」

貴司が聞いた。

「そこが分からないのよね。魔術師ではないのに何故魔術界と関わっているのか。」

あきが言った。

「私も。理事長がダイヤだと思ったけど、ダイヤは金剛先生だったし。それに…まだ気になることがあるの。」

樹理奈が言った。

「『こすもおーら』のプロデューサーの三輪さん、あの事件があった後、いなくなってしまったの。後で田舎に帰ったとか聞いたけど…でもずっと違うような気がしてた。だって、『こすもおーら』って宝石の名前でもあるから。」

勇太たち男3人は驚いた。『コスモオーラ』という名前の宝石があることを知らなかった。

「確かに、かなりスゴ腕のプロデューサーだったのに突然いなくなったよね。まさか…」

貴司が言った。みなあきを見た。

「原田さんにもjewelsにいたかどうか聞かれたけど私はjewels全員とは面識ないから知らないの。もしjewelsだったら、あの事件の最中に敵にやられた可能性もあるから。コスモオーラのことはラピスにでも聞きに行ってみるわ。」


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