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黒の銃騎士   作者:
学園編
21/37

一九話 『模擬戦終了』

「うぉおおおお!!!ユウナギ!!!お前!!」


 先ほどまでの暗い表情が嘘のようにギルバルトが立ち上がって吠える。


「うそでしょ!?あれほどの攻撃を受けて無傷だ何て……」


一方ナナは自分の目に映る現実を信じられないといった表情で見ている。


「……」


 一切口に出さないがリサも内心でとても驚いていた。

 今での人生で一番の衝撃の出来事だったかもしれない。それくらい予想外の結果が目の前にあるのだ。


 そして分かった。エリルが全幅の信頼を彼に寄せる理由が。

 彼女はきっと、彼の本当の力を知っていたのだろう。

 ちらっとエリルの表情を伺う。

 まっすぐユウナギの後姿を見つめ微笑を称えている。

 彼女は言った。もし生徒会長に勝てるものがいるとしたら、それはユウナギ様

 だけです、と。

 力強くそう言い切る彼女はとてもまぶしかった。


 見せて。私にも、あなたの可能性を。




ー観客席ー



『おいおい……あいつ魔法は使えないんじゃ……』


『仮に魔法が使えても会長の魔法を防げるもんかよ!!』


『いや、でもあいつ無傷だぜ……』


『どうなってるの?私よくらかないんだけど!』


『俺もわかんねぇよ!!なんなんだよ……』


 観客席は戸惑いに満ちていた。それは生徒達だけでなく教師も同様だった。

 自分たちが落ちこぼれの烙印を押した生徒が最強の生徒を相手に悠然と

立っている。その状況を見て追い詰められているのはどちらかと言われれば

迷わず皆『ユーナだ』と答えるだろう。それほどまでに両者の表情には

差があった。


「ハッハ、スーラ見てみろ!」


「ええ。見ていますよ」


 観客席に居たエリルの両親は誇らしげに闘技場を見つめていた。


「あの少女の攻撃を完全に防ぎきるとはな!さすがは私の娘が

つれてきた男だ!」


 隣で騒ぎ立てる夫に妻であるスーラはただ笑っていた。

 同じ女としてスーラはエリルがユウナギに寄せる気持ちに気づいていた。

 娘の恋にどうこう言うつもりはないものの、やはりどこの誰とも知らぬ

男に恋するよりかは名家の子息のほうがいい、と思う気持ちもあった。


 しかし、そういった気持ちは消し飛んだ。

 野次が飛び交うこの闘技場にたった一人で悠然と立つ彼の姿は、

多くの者に衝撃を与えた。スーラもまたそのうちの一人だった。

 彼はたった数秒にして会場の空気を一変させてしまったのだ。

 スーラはくすっと笑った。


 エリル、あなたの見込んだ男に間違いはなかったようね、と。



「私の攻撃を無傷で防ぐなんて……あなた……」


 ユーナの声を聞きながら俺は懐から小型のナイフを取り出す。

 

 エリルに貰ったものだ。


 さて、次は俺からいかせてもらうか。


「!?」


ユーナの前から音もなく少年の姿が消えた。


「キン」


 背後で魔法障壁に何かがぶつかる音がして振り向く。

 そこにはナイフでこちらを切り裂こうとしている少年が魔法障壁に阻まれている

姿があった。


「ばかな……一瞬でこの距離を……」


彼女と少年の距離は15mはあった。それを一瞬で。それも気づかぬうちに背後を

取られるなんて


「っち!!なんだ、こりゃ!?」


 少年はナイフで障壁をはじくようにして後方へと飛びず去る。

 危ないところだった。魔法障壁を張っていなければ完全に負けていた。



「空気の壁……?」


 俺は口にだして状況を整理する。

 考えて一つの推論をたたき出す。魔法障壁か?あいつは俺が後ろから来ることに

気づいていなかった。となると咄嗟に自分の後方に障壁を張ったわけではないはず。

自分の死角となる後ろにだけ集中して障壁を張っているのだろうか。それとも

全方位に障壁を張っているのか……仮に全方位となるとナイフによる

物理攻撃は通じないわけで非常にやりにくくなる。

いや待てよ。物理攻撃……?なるほど。どうやら確かめる必要があるな。



 こんどは今よりも速く、強く攻撃してやるよ。


 俺はタッタッタと走り徐々に加速し再び『飛ぶ』。

 飛んだ先は彼女の右側面。


 女が俺に気づく前に、俺の右回し蹴りは彼女の腹を捉えていた。しかし、

またしても障壁に阻まれる。


「っち……!!」


 俺は数回バク宙して女と距離をとる。

 やはり全方位に障壁が張ってあるのか。


 ナイフと蹴りで攻撃手段を分けた理由は彼女の魔力障壁が『魔力』を付与

されているもの限定で攻撃を阻むのかどうかを確かめるため。

 エリルの話では大抵の武器には強度の差こそあれコーティングの魔法がかけられているらしい。

 俺のがさきほどきりつけたナイフも同様だ。

 たいして俺の足には魔力は一切付与されていない。

 右回し蹴りがきまれば魔力障壁は魔法を付与されたものは防ぐものの

魔力の宿っていない純粋な物理攻撃は有効である、と証明できたわけだ。


 まぁ結果的に俺の物理攻撃はまったく効かなかったわけだが。


 となると、俺の攻撃手段はこいつしかないわけか。

 俺は腰に提げている武器を見つめる。

 準備をしておいたほうがいいな。


 そう思ったとき少女のほうから50本は優に超えている本数の炎の矢が飛んできた。

 数分前俺がでてきた入り口の傍に焦点を合わせる。直後俺がそれまで居た

地点には火の矢が何本も突き刺さっていた。


 入り口付近に飛んだ俺は右手の親指の先を歯で噛み血を出した。

 その血で地面に『一』と書き込み同様に左手の甲に『一』と書き込んだ。

 先ほど入ってくるときによぉく目を凝らして見てきたし飛ぶだけの記憶はあるだろう。

 これで準備完了だ。


 あとはこの地点に近づかないようにしてなおかつ『こいつ』をぶっぱなつだけだ。

 空間移動を使って闘技場中心部へと移動。


「なにやらやっていたようですが」


「お前には関係ないことだ」


「そうですか。ですがあなたは私に攻撃を当てることができない、ということは

よく分かりました」


「果たして、それはどうかな?」


 俺は勢いよく腰から二丁の大型の拳銃を引き抜いた。


「な……それは…… 『天』『地』!?」


 ユーナだけでなく観客席からもどよめきが聞こえる。


 ほぉ、観客のやつらも騒ぎ出しているあたり本当に有名な銃なんだな。


「知ってるのか。となると呪い云々の話も知ってるんだろうな」


「ええ……」


 ユーナは考える。『天』『地』絶対強度のコーティング魔法がかかっているにも

かかわらずなぜか魔力に反応すると暴走するという呪われし魔銃。


 最高の魔銃職人キール・ソル・ナイターンの最後の作品にして最高傑作といわれる『魔銃』。しかし魔法を弾として発射するという構造にもかかわらず魔力に暴走してしまうという銃を作って一体彼女は何がしたかったのか、と当時から今に至るまで言われている。


 その魔銃を手にして目の前に立つ少年。


 暴走は使用者の命を奪うとされている。まるで『この銃の所有者は貴様ではない』と

言わんばかりに。

 

 だがなぜだろう。目の前の少年の目はやはり自信に満ちている。

 ユーナは先ほどから詠唱していた魔法を少年に放った。


『風魔法・竜巻』


 魔法陣が出現しそこから巨大な竜巻がユウナギを襲う。

 彼は右手に持っていた『天』を構えそして放った。


ドンと音がこだまし、直後竜巻が音を立てて拡散した。


「な!?」


何かが竜巻に当たり、そして『竜巻』がかき消された……?


「っく!!」


 竜巻に何かがあたった直後に発生した衝撃波がユーナを襲う。

 その衝撃波に耐えるように足を踏ん張る。

 この衝撃波が竜巻を相殺したのだろう。


 しかし何より驚いたのは少年が魔銃『天』『地』を使いこなしていること。

 観客達もまた同じように目の前の出来事に声も出せないでいる。





「バスター。あの生徒は本当に最弱なのですか?

 私にはそうは見えません」


 バスターと呼びかけられた男は突然の王女の発声に驚いた。

 模擬戦に参列してはじめて放った一言だ。今までのどの試合も退屈そうに眺めて

いたにもかかわらず先ほどから彼女の表情はおもちゃを与えられた子供のように、

興奮している。


「情報では魔法は一切使えないとのことです」


「そうですか。興味深いですね。お会いしてみたいです」


 珍しいこともあるものだ、とバスターは思った。

 他人に一切の興味を示さない王女が会いたいとまで言うとは。

 

 しかしバスターもまた彼に対する興味は尽きなかった。

 ユーナは精鋭で構成される『魔法騎士団』入り間違いなしとされている貴重な

人材だ。その彼女を相手に『生徒』でありながら互角に、いや互角以上に

戦っている少年に興味を抱かずには居られなかった。


 その関心は『天』『地』を暴走させることなく

使ったことで最高点に達した。



「あなたは……一体何者なんですか?」


 今までに感じたことのない恐怖がユーナを襲う。本当に今自分の目の前に

立っている男は人間なのだろうか?ユーナには人間の皮を被った化物にしか

感じられなかった。得体の知れない怪物。


「ランク測定不能の学園最弱の生徒だ」


 俺はにやっとしながら言い放つ。何者なのか?なんて聞かれても今の俺には

これ以外に答えを持ち合わせていないからな。自分で最弱って言ったのは若干の

皮肉を入れたつもりだ。俺のことを知らないとは言え最弱最弱と馬鹿にされりゃぁ

腹が立つ。


「ふふ。あくまでそれを言い通すのですね」


 なぜ笑いがこぼれたのか、ユーナは考えた。そして分かった。

 はじめて自分の『壁』として自分の前に立ちはだかる者が

現れたからだ、と。




 「私の、最高の技をもって貴方を倒します。」


「んじゃこれで終わりにするか」


 少女が詠唱をはじめる。同時に彼女の身につけているクリスタル

が輝き出す。


 同時に俺も両の手で握る二丁の大型拳銃の銃口の先に

空気を圧力で圧縮していく。俺の持つ全力の五割程度の力だ。

先ほどの竜巻を相殺したときに込めた力は二割程度だしこの程度で

なんとかなるだろう。もしそうならなかった場合はーー、まぁ、

なんとかするしかないな。



 時間にして3秒。少女の詠唱が終わる。

 俺のほうはそれよりも早く終わっていたが詠唱が終わるのをじっと

待っていた。隙だらけの奴を倒したところで面白くない。

 最高の状態の敵を打ち負かすことに意味がある。


「ふ……撃っていればいいものを……後悔しないでください!」


 どうやら彼女自身俺が彼女よりも早く準備ができていたことに

気づいていたようだ。

 わざわざそのことを口に出すあたり、彼女の本来の性格の良さが

伝わってくる。気づいていない振りしてりゃいいのによ。


『四大元素魔法:四龍螺旋撃』


 巨大な魔法陣がユーナの前に現れまばゆい光を発光し巨大な

龍が出現した。赤青茶灰色。四大元素のすべてを含んだ一匹の龍。

 ドドドドドと地面を抉る音を響かせながら俺の方へと向かってくる。



『出力五割:エア・デストラガン』


『ズガン』『ズガン』と大砲が発砲されるほどの音を鳴らし二丁の大型拳銃から

空気砲が龍めがけて直線軌道を描いて飛んでいく。



(ちなみにエア・デスラガンってのは

俺が模擬戦を通してずっと考えていた『技名』な。みんなかっこよく技名を言って

魔法を発動させるから俺も言ってみたくなったんだよ。みんなが和名の技名を

言ってたから俺は特異性を持たせるためにカタカナ表記名にした。ってか俺の

イメージだと魔法ってカタカナ表記だったからさ。)





 直後。龍の頭と腹を捉えた俺の『エア・デストラガン』は圧縮から解放され

巨大な衝撃波を発生させる。


『ゴオオオオオオオオオオオオ』


 という音が響く。俺は左手の甲を見つめる。直後俺の姿は闘技場中心部から

はずれた入り口付近へと移動。

 

 衝撃波に巻き込まれないようにあらかじめマーキング(刻印)しておいたのだ。

 闘技場の隅っこである入り口にも衝撃波が襲ってくるので空気で壁を作り防ぐ。


 衝撃波の発生地からかなり離れていたこともあって衝撃は軽くですんだ。

 五割程度の力でも相殺できたか。どうやら俺の『勘』ってのはそこそこアテになるみてぇだな。


 さて、俺はたったったと走り出す。

 反対側の入り口に向かって。

 辺りは衝撃波によって生じた煙につつまれている。

 反対側入り口までの直線軌道上の煙を空気を操って消し飛ばす。


 いた。壁に激突し床に座り込んでいる少女が。死んではいないみたいだ。自動防御魔法とやら

で衝撃を吸収されたようだ。

 俺は少女の右横の空間に焦点を合わせて空間移動。

 そして闘技場の煙を一気に消し飛ばした。


 カチャと音がなる。

 音の正体は俺が右手にもつ『天』が少女の頭にあたる音。


 煙が晴れ、闘技場の見た観客達は声がでないというふうにただその場を見つめている。

 闘技場中心部には直径30mはあろうかというほど巨大なクレーターができていた。



「参った……わ……」


 少女が力なく俺を見上げる。


「あんたは俺の相手にふさわしい相手だった」


「っふふ。それはよかっー」

 

 そういって少女は地面に倒れこんだ。

 先ほどまで少女の頭を捉えていた右手を下ろす。

 沈黙が闘技場を包む。


『な……あ……え……しょ……勝者シラカミ ユウナギ!!!

なんということでしょう!学園最強といわれていた『ユーナ・ラン・クリスタル』

から傷ひとつ受けることなく勝利しました!!いや、もうなんと言っていいのか、

とにかくものすごい勝負でした!!!!!!』


 審判の言葉のあと闘技場は歓声に包まれた。


『おいおい!?なに!?え、どうなってんの??』

『会長が負けたのか……?だって相手は……』

『あいつ、『天』『地』を完全に使いこなしてたよな!?!?どういうことだ?

あれは呪いの銃だろ?もうわからねぇわ』

『ってか彼、よく見るとかっこよくない!?』


 生徒達は戸惑いながらも、今まで見たこともないような勝負に拍手を送った。


 俺は銃をホルスターへとしまう。

 こいつがなかったらやばかったな。助かったぜ、相棒。

 俺は『天』『地』に感謝するように言った。それにしてもこの銃、最初に握った

ときから思っていたがめちゃくちゃ俺の手にフィットする。何個かエアガンを持っていたからわかるのだがエアガンってのはオーダーメイドじゃないから使用者である俺がエアガンの形に時間とともに慣れていく感じだった。しかしこの『天』『地』は違う。俺の手に馴染むのだ。何年も前から愛用しているような、そんな錯覚さえ覚えるほどに。何でだろうなぁーなどと思っていると



「ユウナギさまぁ!!!!!!!!!!!」


 と反対側の入り口(俺たちのチームの控え室があるほう)

からエリルが息を切らしながら走ってきているのが目に入った。


「おっと!」


エリルが俺に抱きつくようにかけてきたので俺はあわてて受け止める。


「ユウナギさまぁ!!!勝つと、信じていました!!」


 涙目のエリルの頭にぽんと手を置いていった。


「勝つに決まってる。俺には負けられない理由があったからな」


 俺個人のくだらない意地だけじゃなくお前らが必死で俺まで回してくれたんだ。

 負けられるはずがない。後ろに控える仲間たちの期待、信頼。それらが俺を

後押ししてくれたんだ。

 

 エリルに遅れてギルバルト、リナ、ナナも走ってきた。


「おいおい!!お前、なんだ、もう最高だぜ!!!!!!」


 ギルバルトが興奮した様子で俺の背中をバンバン叩いてくる。いてぇ。


「もうあたし鳥肌がやばいわ!!!本当に勝てるなんて!!!やった!!!!」


 ナナはぴょんぴょんはねている。体全身で喜びを体現していた。見ていてウサギ

みたいだなって思った。


「お見事」


 リサはぱちぱちと拍手してくれている。



「見事な勝負だった」

 

声に反応して後ろを振り返ると生徒会長チームメンバーが

揃っていた。息を切らしているあたり、彼らも急いで駆けてきたのだろう。


 俺に祝いの言葉をかけてくれたのはジョージとかいう生徒会メンバーだ。


「おいおい、まじかよ。信じられないっしょ、まじで」


 いつもどおりの口調でシーサーが言う。

 言葉とは裏腹にシーサーの表情には悔しさなどの感情は一切感じられなかった。

 それほど勝負にこだわらないタイプなのだろうか?



「おめでとうございます。今日からは貴方たちが学園最強のチームですわ」


 そういって副将を務めたニナは俺たちの前から去っていった。

 会長は男子生徒に抱えられるようにして連れて行かれた。

 今まで戦っていたチームのメンバー、それも自分たちの三連覇を阻止した

チームを相手にこの発言をするとは、高飛車な話口調だが根はいいやつ

なんだろうな。






「バスター。帰ります」


「っは!」


 目の前の光景に目を奪われていたバスターは王女の声にはっとする。


「しかしあの者とお会いしなくてもよろしいのですか?」


「今日はあの方も疲れているでしょう。私が会いにいっては迷惑が

掛かります」


「何をおっしゃられているのです。今から連れてきましょう」


「なりません」


威厳ある声で王女はバスターを制した。


「こちらからお会いにいくのが礼儀というものです」


「な……なにをおっしゃられているのです。あなたは王女ですぞ!」


「身分など関係はありません。私が会いたいと思っているのですから私が

会いにいくのが当然です。」


確かにそれは一般論としては当てはまる、しかし王族に適応される

ものではないはずだ。とはいってもバスターがそれを言うのは

筋違いというもの。王女がそれでいいといっているのなら、それでいいのだ。


「わかりました。いつお会いに?」


「明日です。明日の予定はすべてキャンセルしなさい」


「了解しました。」


シラカミ ユウナギ。王女の彼への興味は尽きなかった。


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